函館の経済・行政etc

2025年9月14日 (日)

足踏み?函館観光

今年度の函館観光。決して悪い訳ではありません。映画「名探偵コナン」効果で絶好調だった前年度の反動もなく、ほぼ前年並みかそれ以上の数字を上げている観光関連施設が多いのではないでしょうか。

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当ホテルでも8月を終了した時点では前年を上回って推移していました。明らかに変調を感じはじめたのは8月中旬以降。8月後半ははっきりと前年割れとなりました。ただこれは昨年度同時期集客力があったイベントがあり、当ホテルもほぼ満室状態が続いていたこともあり想定の範囲内。当初から8月は前年割れを見込んでいました。

問題はこの傾向が当月続いていることです。9月はおそらく多くの施設で前年割れとなるのではないでしょうか。トライアスロンの大きな大会が重なったこの連休も、当ホテルは直前でかろうじて満室となりましたが、市内の宿泊施設は空室が目立っています。9月の連休に大きなコンベンションが重なれば、函館市内の宿泊施設は全市的に満室となるのが通常で、事実昨年はそうでした。更に、日の並びが悪い次週の連休の予約動向は平日と変わらない状態です。

好調だった昨年の9月との比較ではありますが、少なくとも当ホテルの入込は10%以上のマイナスとなりそうです。理由はいくつか考えられます。ここにきて昨年秋まで続いたコナン効果が剥落したこと。秋になって暑い時期には避けていた大阪万博への関心が高まっていること等々。ただ当ホテルの入込に変調を感じているのは、昨年度よりも増えている宿泊キャパシティの増加によるところが少なくないとみています。

昨年度、函館市の観光客入込数は過去最高だった2016年度を上回りました。また宿泊客数もわずかなら過去最高となりました。一方、函館市内の宿泊キャパは、コロナ禍中に多くのホテルが新設されたことで約3割ほど増えています。従って、宿泊客数が過去最高に並んだとしても、既存施設の宿泊者数は、100÷1.3で77%程度が平均値。正に当ホテルの宿泊客数と合致します。宿泊単価が上がっていることで、売上的には95%程度まで回復していますが、コストも上昇しています。

今尚、函館市内は宿泊施設の建設が進められ、複数の計画も聞いています。他方、函館のインバウンドの宿泊はゴールデンルートと呼ばれている地域や、道内でも道央圏と比較すると大きく見劣りしています。函館はオーバーツーリズムどころか、伸びの見込めない国内観光客に変わって、外国人観光客の宿泊が2倍、3倍と増えていかないと、宿泊施設の経営は厳しくなるばかりです。

外部からは、函館の宿泊業は潤って見えるかもしれませんが、供給過剰との戦いが始まっているのが実情です。歴史は繰り返されるものです。

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2025年8月29日 (金)

北海道新幹線「渡島トンネル」工区視察

先日、現在工事が進められている北海道新幹線の渡島トンネルの視察に同行してきました。新函館⇔札幌間のほとんどがトンネルとなる北海道新幹線。当初予定から8年以上延期され、開業は早くても2038年と言われています。その要因は難航するトンネル工事と認識していましたが、意外にもトンネルの掘削は既に全体の85%が完了済。諸事情で、一部トンネルの工事が非常に難航していることで工期が遅れているそうです。その一つが北海道新幹線内でも、国内陸上トンネルの中でも最長となる渡島トンネルです。

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私自身初めてのトンネル工事見学でした。素人感覚では、トンネル工事は左右→ ←こんな感じで掘り進めるものと思っていましたが、32㎞にも及ぶ長いトンネルでは、斜杭を掘って内部の複数箇所から工事を行わないと早く完成しません。渡島トンネルでは7つの工区で行われており、うち3工区既に掘削完了。今回視察したのは中でも難工区といわれる、掘削率50%の台場山工区です。

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大型車両が入れる斜杭を車で侵入、掘削地点近くで説明を受けました。この工区は地盤の関係で圧力が高いため、掘削前に崩れにくくする処理を施さなくてはなりません。更に、圧力に耐えるため、通常半円に近い馬蹄形の構造ではなく,トンネル下部にも鋼材を追加して円形の構造としなくてはならないため、1ヶ月あたりの進捗が、当初予定の40%程度となっているそうです。

少しでも早く工事を進めるため、従来8時間の2交代制のところ、3交代制24時間フル稼働で掘削を進めています。排気、排水の技術が進み、以前と比較してトンネル内の環境はかなり改善しているとのことですが、危険を伴う工事であることに変わりありません。この内情を知ると、外部の人間が、安易に早く完成させろとは言えないものだと感じさせられました。

約1ヶ月ぶりのブログ更新でした。

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2025年4月 4日 (金)

Black Thursday 2nd?

1929年10月24日木曜日、それまで好調を保っていたアメリカ株式市場は急落に見舞われました。俗に言う、ブラックサーズデイです。そして、この日をきっかけに株式市場は大暴落。世界は保護主義に走り、世界恐慌そして第二次世界大戦に突入します。NYダウはこの年の高値を、その後25年間抜くことはありませんでした。

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トランプ大統領の政策で、保護主義が台頭する中、2025年4月3日木曜日アメリカの株式市場は急落に見舞われました。保護主義の台頭と株式市場の急落の順番は逆となりますが、因果関係は普遍です。もしかしたら昨日のアメリカ市場の急落は後に第2のブラックサーズデイと呼ばれることになるのかもしれません(グラフはアメリカナスダック市場昨日までの日足)。

この程度の下落は暴落とまで言わないのではないかと思われるかもしれません。しかし、1929年のブラックサーズデイはその日の下落以上に翌週の月曜日と火曜日が壊滅的な暴落で、木曜日の下げはあくまできっかけに過ぎませんでした。果たして今回はどうなることか。

この関税政策は、日本企業に計り知れない影響を与えます。にもかかわらず、今朝の報道番組は大谷のサヨナラホームランがトップニュース。この国は平和ボケとしか言いようがありません。回り回って比較的好調な当地の観光産業に水を差すことにならないか。心配は尽きません。

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2025年3月28日 (金)

新年度考察

半月ぶりの投稿です。情報発信の中心をFacebookとInstagram経由に移しているため、長々とした文章を書くブログは月1~2回程度となるものと思います。

さて、3月決算の当社では今年度もあとわずかとなりました。お陰様でこの1年、観光客の回復が顕著で売上ベースではほぼコロナ前に戻りました。コロナ前と比較して競合施設が増加していることから、人員ベースでは完全回復に至っておりませんが、単価の上昇もあって目標をクリアすることが出来ました。最も単価の上昇は、諸々の値上がりに起因するものであって、利益の伸びは売上ほどではありません。それでも、コロナ禍で負った借り入れを滞りなく返済し続けていられるだけで有り難い話です。

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問題はこの調子が来年度以降も続くかどうかです。今年度、特にトップシーズンの活況は函館が舞台となった映画「名探偵コナン」効果が絶大だっただけに、その反動が懸念されているところです。ところが、当ホテルのこの先の予約動向を見てみると、明らかに昨年を上回っています。特に近年、桜の開花が早まっていることもあって、GW前の週末からGWに至るまで客室はほぼ満室。昨年あたりからGW1週前の入込が好調だったことから、その単価を上げていたにもかかわらずです。函館の観光シーズン入りは確実に1週間早まった感があります。

GW以降の予約も比較的好調で、この分だと4~6月は昨年の実績を上回ることはほぼ確実です。クルーズ船の寄港も過去最高となるようなので、ホテル以上に観光施設や観光客を対象とした飲食店、土産店の次年度は明るいものと思われます。また、今年”確実多忙日”は良くも悪くもイベントが重複しており・・・具体的には、函館マラソン+中央競馬函館記念、港祭花火大会前後+中体連野球道大会+ミニバス道大会、8月お盆休み+オールスター競輪、9月連休+アイアンマンジャパン、グルメサーカス+障がい者北海道スポーツ大会等々、我々に限らず気を引き締めて準備をしなくてはならない日程が詰まっています。

いずれにせよ有り難い話で、希望を持てる新年度となっています。問題は施設によってバラツキがあり、他地域ほど戻っていないインバウンドですが、これも伸びしろと考えて期待したいところです。後は思わぬ自然災害などが起こらぬことを願うだけ。コロナ禍に大変厳しい思いをしただけに、少しは良いことがなければ。悪いのも良いのも続いて3年。しっかりと経営を立て直したいと考えています。

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2025年2月11日 (火)

新幹線が街を変える

先々週、観光関係の大会があって約2年振りに長崎市に行ってきました。2年前はまだ建設途上であった「長崎スタジアムシティ」が完成しており、その視察も行ってきました。

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長崎スタジアムシティは2万人収容のサッカー専用スタジアムを核に、6000名収容可能な屋内アリーナと隣接するホテル、更にはオフィス棟やショッピングモールも併設された大規模施設です。サッカースタジアムはJ2に所属するV・ファーレン長崎のホームスタジアムとして、またアリーナはバスケットボールB1リーグに属する長崎ヴェルガのホームアリーナとして使用される他、コンサートや様々なスポーツイベントにも利用されています。

驚くべきところは、この開発にかかった約1000億円を佐世保に本社を置く民間企業ジャパネットホールディングス1社が全額を拠出した、民設民営の再開発であることです。プロスポーツチームすらない函館市にとっては何とも羨ましい限りですが、人口40万人ほどの地方都市にこれだけの規模の施設の採算が取れるのか、零細企業の経営者の視点からはやや不安となるところです。

ただ、この大規模開発は長崎駅に新幹線が乗入れたことと無縁であるわけがありません。今はまだ不便な西九州新幹線ではありますが、”大票田”である博多駅と繋がれば、福岡都市圏と1時間以内。長崎県内はおろか佐賀、福岡、北九州都市圏500万人以上の商圏を取り入れることが可能との目算なんでしょう。

長崎スタジアムシティの完成によって、1000名以上の新たな雇用の創出効果もあったと聞きました。人口減が確実な地方都市にとって、交流人口の増加も含め、これくらいの投資が無ければ対策にはならないのだろうと感じました。そのきっかけは間違いなく新幹線の乗り入れです。金沢がそうだったように、新幹線が乗入れたことで街は変貌しています。

函館の人口減少は止めることはできないでしょう。それを補うのは交流人口。それには交通の便はかかせません。現函館駅に新幹線が来るか否かで、この街の将来は大きく左右されるはずです。そのことを理解している人が意外と少ないのが残念でなりません。

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2025年1月23日 (木)

悲願!ANA羽田便夜間駐機へ

東京で行われる全国組織の会議に出席して17時頃に終了すると、札幌や九州方面から来た同志達は飛行機で帰路につけるのですが、函館人はホテルで一泊を余儀なくされてしまいます。北海道新幹線が開業して、19時台の新函館北斗行きに乗れば帰れるようになっても、帰宅は深夜12時過ぎ。2、3度試したあとは利用しなくなりました。

そう、函館空港では夜間駐機できなかったため、羽田発の最終便は17時台。20年以上に渡って函館空港での夜間駐機ができないか、各方面にお願いしてきました。昨年、札幌丘珠便の夜間駐機が実現し、札幌日帰り出張の選択肢が増えて助かりました。羽田便は無理かと諦めていたところ、今日のニュースで初めて知った次第です。

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今年6月から、全日空が函館⇔羽田便を1往復増便し、うち1便が函館空港で夜間駐機することが決まりました。羽田発函館行きの最終が18時25分となり、函館発の始発が8時発となります。これでビジネスのみならず、観光利用にも大きなメリットとなることは間違いありません。コロナ明け以降、函館空港を発着する飛行機の搭乗率は好調と伺っていました。確かに利用した際には、機内はほぼ満席で、急な出張の際は希望する便に乗れないこともありました。

函館のポテンシャルを生かすには、交通の便の向上が欠かせません。今年最初のGOODニュースです。

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2025年1月22日 (水)

今週末はGLAY

有り難いことに、函館の観光業界にとって1年で一番暇となるこの時期、函館アリーナで当地が生んだスーパースター「GLAY」の2日間ライブが開催されます。昨年11月に急遽発表、その日のうちにこの週末の客室の予約が急増、あっという間に満室となりました。

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ただ、ホテルあるあるで、このようなビッグイベントがあると、残念ながら直前キャンセルも多く、今一部客室には空室も出ています。これは当ホテルに限ったことではないようで、繁忙期ではない今、札幌のようにホテル難民が出るようなことはありません(画像は函館新聞に掲載された函館空港内のGLAY直筆サイン入りフォトパネル)。

GLAYライブに限らず、最閑散月である当月、週末ごとにイベントがあり、想定以上の入込みとなっています。成人式のある連休はともかく、先週はバレーボールのVリーグ戦、GLAYの翌週は高校フットサルの全道大会と、春節も重なってコロナ前の水準に戻っていると言って良いでしょう。

インバウンドの増加とともに、スポーツや音楽のイベントは、確実に交流人口の増加、ひいては地方経済の活性化に役立っています。人口減少が避けられない中、地方の力の入れどころはここに違いありません。

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2024年12月26日 (木)

来年は...

今年の函館は、観光業界にとって大変良い年でした。何と言っても、函館を舞台としたアニメ映画「名探偵コナン」のポジティブ効果が、その方面に疎い私にとって、こんなに大きくなるものとは思ってもいませんでした。

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特に観光シーズンの8月、9月のホテル売上は単月ベースで過去最高。宿泊人員こそ新幹線開業年には及ばなかったものの、単価上昇効果がありました。もっとも、単価を上げても客が来ると思って上げた訳では無く、委託している清掃費やリネン代、様々な備品の値上がりと人件費の上昇によりやむを得ない部分が大きく、利益ベースではピークにははるかに及びません。ただ、順調な入込みにより、コロナ禍で受けた借入れを追加融資を受ける事無く返済できていることが何よりとなっています。

一方、やや誤算だったのはインバウンドの入込みです。特に宿泊客ベースでは、首都圏を中心としたゴールデンルートや北海道内でも道央圏と比べ戻りは鈍く、また、コロナ前と比べ、特に函館駅周辺でリゾート系のホテルが大幅に増加したことで、既存ホテルの外国人宿泊客の戻りの鈍さが目立っています。当ホテルではコロナ前、30%以上だったインバウンド比率は未だ10%以下。50%を超えることもあった12~2月のオフシーズンも目立って増加する傾向はみられていません。

さて、問題は来年です。コナン効果の剥落でその反動が懸念されているところではありますが、個人的にはそれほど悲観はしていません。やるべき対策が明確だからです。当ホテル的には今年不調であったところを補えば、好調だった今年並にはできるのではないかと。すなわち、インバウンド対策です。

今年度は既に厳しいところですが、来年度、インバウンド比率を通期で15%以上、オフシーズンを30%以上とすることが目標です。幸い訪日中国人のビザが緩和されるなどの追い風も吹いています。もちろん、どんな天変地異があるかわかりませんし、空前のバブルか技術革命期で更に好調が続くのか意見が二分されている世界の株価動向も気になるところではありますが、それは毎年のこと。コロナ禍の3年ほどは悪くはならないと信じ、来年を迎えたいと思っています。

ホテルからの情報発信を複数のSNSとしていることもあって、ブログの更新間隔が空いて久しくなっています。それでも、まだもう少し続けようと思っていますので、来年もよろしくお願いします。皆様、良いお年を。

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2024年9月26日 (木)

改めて重要スポーツコンベンション

9月中旬、話題となったアイアンマン(トライアスロン)の全国大会の陰に隠れて?、函館でサッカーの全国大会が開催されていたことを知る人は少ないでしょう。工業高等専門学校(高専)の全国大会です。残念ながら地元函館高専は出場していなかったこともあり、メディアに取り上げられることはありませんでした。

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しかしこの大会はJFA(日本サッカー協会)公認で、全国から16チームが集結しての大きな大会です。1、2回戦を函館フットボールパークで行い、準決、決勝は千代台陸上競技場で行われた本格的な全国大会でした。9月の連休中、かつ北斗市などで行われたアイアンマンの大会と重なったこともあり、この間の市内ホテルはGW並の満室状態。”負け帰り”が無かったサッカー1校とアイアンマン出場チームも受入れた当ホテルは、お陰様で連休の前後も合わせてフル稼働でした。

フットボールパークが出来たお陰で、函館で全国規模のサッカー大会も開催できることが証明された訳です。このような大会が開催されると、選手の連泊だけではなく、応援に家族も駆けつけます。データでも明らかですが、規模が大きいスポーツの大会が開催された月は、目に見えて1人当りの平均宿泊数が伸びます。そして宿泊に限らず、飲食、観光等大きな経済効果をもたらすことは明白です。

フットボールパークに限らず、函館アリーナに加え、千代台のテニスコートも増加したことで、ひところと比べ各種スポーツの一定規模の大会の受け皿が充実してきました。宿泊税を取るなら、市はスポーツ合宿を含めたスポーツコンベンションの誘致により力を入れてほしいと思っています。

来月、全国高校サッカーの北海道予選1~3回戦が函館と北斗市で行われます。道内では温暖で比較的雪が少なく、夏も極端に暑くならない気候を生かし、プロスポーツが無い当市では、せめてアマチュアスポーツのメッカとなるくらい、積極的な施策をとってもらいたいものです。

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2024年9月18日 (水)

本当にオーバーツーリズム!?

9月最初の連休が明けましたが、今日はオランダの大型クルーズ船「ウェステルダム」が寄港し、函館朝市はそこそこの賑わい。クルーズ船の乗客はホテルには泊まりませんが、宿泊も順調で、平日の今日も当ホテルはほぼ満室。「名探偵コナン」効果が持続しているせいか、函館観光は好調と言って差し支えありません。

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ところで、今朝も一部報道番組で取り上げられていましたが、函館もオーバーツーリズム状態とのこと。それって本当でしょうか。下の画像は今日正午前の函館駅前市電の停留所です。平日ながら比較的観光客が多い本日ですが、”いつも”の光景です。ニュースなどでは人が横断歩道まで溢れんばかりの映像を流し、いかにもオーバーツーリズム状態であることを強調していましたが、これはGWや夏休みの”特日”であれば10年以上前から見られていた光景です。そんな特別な日以外はこんなもの。京都や東京の名所などとは明らかに異なります。決して市民が迷惑するほど、観光客が溢れかえっているわけではありません。

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確かに函館山ロープウェイの行列はコロナ前より長くなっているようです。しかしこれもコロナ前より乗客が増えたからではありません。

5月に友人が来て久しぶりに函館山ロープウェイに乗りました。平日ということもあって、乗車にはそれほど長い時間は要しませんでした。ただ山頂の展望台はかなりの混み具合。一部の人達が好位置に陣取って動かない為です。その多くの人達はスマホで動画を撮影しているようです。日没前後の夜景に変わる函館市内を映しているのです。この”映える”動画を早送りなどにして、自身のSNSに載せるのでしょう。

スマホやSNSの進化、そしてそれを利用する人達の増加によって、世界三大夜景のひとつに数えられる景色が見られる函館山山頂の滞留時間が長くなったために他なりません。私が見た限り、その8割方が外国人観光客のようでした。これは動画禁止などの対策をとれば大方解消されるでしょう。オーバーツーリズム対策とは異なります。

足元好調な函館観光ですが、今年は”コナン特需”によるものだと意識しています。データ的にも道央や大都市圏の主要観光地に比べ、インバウンドの戻りが弱い当地。このオフシーズン、そして特需が剥がる来年も続くとは思っていません。コロナ禍から立ち直っていない中、過剰にオーバーツーリズムなどと煽ってほしくないのが、我々函館観光業界に携わるものの本音です。

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