昨日、小学校6年生にとっては最後となる道南地区の室内サッカー大会が行われ、我が子のチームは敢え無く予選落ち。まだ、ローカル大会は残すものの我家の少年サッカーは事実上のTHE・ENDとなりました。市内強豪と言われるクラブチームで、4年生だった最初の主要大会でいきなり道大会出場。その後も強かった上の学年に、何度も全道レベルの大会に連れてってもらい、平凡な能力の息子にとって出来すぎの6年間だったと思います。
GKというポジションを与えられなければ、レギュラーどころか試合に出ることができたかどうかもわからなかったと思いますが、特殊なポジションが故、貴重な経験をさせてもらいました。一般練習後、ナイターでキーパー練習を3年間続けた成果もあり、本人が気付いているかどうか、客観的にみて始めたころと比べ物にならない程レベルは上がっています。本人にもっと向上心があれば、もっと上のレベルに到達すると思うのですが、これはあくまで親の考えです。
残念だったのは、最終学年の今年度、チームが上位争いに加わることなく尻すぼみの結果に終わってしまったことです。主力メンバーの移籍でチーム力が落ちたことが一因ですが、根本はそれを乗り越えられなかった心の問題だと思います。大黒柱を失ったことはもちろん大きいのですが、下の学年の成長もあり、決して市内強豪チームに比べ見劣りはしていませんでした。事実、市内上位チームとは互角に戦うことも出来ていたのですが、ロスタイムに近いところで失点して勝ちきれなかったり、昨年までは勝って当たり前だったチームに苦戦したり、敗れたりするうちに、勝手に自分たちは平凡なチームになってしまったと思い込んでしまったことが主因であると痛感しています。
強かったチームと、今年の勝てないチームの差は、勝って当たり前と思って試合に臨んでいるか否かの差でした。あそこで1点が決まっていれば、あるいは守りきれたら全く違ったチームの姿になったのに、と思うようなタラレバはいくつもありましたが、良いタラレバは強いメンタリティーをもったチームにしか訪れません。どんなに接戦でも、ここ一番で1点を取れるチームとそうでないチームには圧倒的な実力差=心の差があると思います。
これはスポーツに限ったことではありません。人生高々80年。このうちほんの一握りの人が、世の中を動かしたり、1代で世界に名だたる企業をつくり上げたりしますが、それは環境の差などではなく、出来ると思ってやっているかどうかの差だと思います。自信過剰ぎみな私を含め、どこかでこれはさすがに無理だろうと自分でブレーキをかけてしまっているので今の自分があるのです。誰でも世界のトップに立てる能力があるのに。この年になって、私は漸く気付きました。ほとんどの人はこんなこと思ってないと思いますが。
息子がこれからもサッカーを続けていくかどうかは分かりませんが、バーチャルなゲームに没頭する子供達が多い中、ある意味特殊な世界で貴重な経験をし、将来的に勝者と敗者に潜む心の差に、いつか気付くときがあれば敗れたことも無駄になりません。人生これからなのだから。
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