北海道新幹線「渡島トンネル」工区視察
先日、現在工事が進められている北海道新幹線の渡島トンネルの視察に同行してきました。新函館⇔札幌間のほとんどがトンネルとなる北海道新幹線。当初予定から8年以上延期され、開業は早くても2038年と言われています。その要因は難航するトンネル工事と認識していましたが、意外にもトンネルの掘削は既に全体の85%が完了済。諸事情で、一部トンネルの工事が非常に難航していることで工期が遅れているそうです。その一つが北海道新幹線内でも、国内陸上トンネルの中でも最長となる渡島トンネルです。

私自身初めてのトンネル工事見学でした。素人感覚では、トンネル工事は左右→ ←こんな感じで掘り進めるものと思っていましたが、32㎞にも及ぶ長いトンネルでは、斜杭を掘って内部の複数箇所から工事を行わないと早く完成しません。渡島トンネルでは7つの工区で行われており、うち3工区既に掘削完了。今回視察したのは中でも難工区といわれる、掘削率50%の台場山工区です。

大型車両が入れる斜杭を車で侵入、掘削地点近くで説明を受けました。この工区は地盤の関係で圧力が高いため、掘削前に崩れにくくする処理を施さなくてはなりません。更に、圧力に耐えるため、通常半円に近い馬蹄形の構造ではなく,トンネル下部にも鋼材を追加して円形の構造としなくてはならないため、1ヶ月あたりの進捗が、当初予定の40%程度となっているそうです。
少しでも早く工事を進めるため、従来8時間の2交代制のところ、3交代制24時間フル稼働で掘削を進めています。排気、排水の技術が進み、以前と比較してトンネル内の環境はかなり改善しているとのことですが、危険を伴う工事であることに変わりありません。この内情を知ると、外部の人間が、安易に早く完成させろとは言えないものだと感じさせられました。
約1ヶ月ぶりのブログ更新でした。
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