真冬のアクティビティ
道内他都市と比較して降雪量が少ない函館。特に、数年に一度は今年のように極端に少雪となる年もあるため、雪を利用したイベントが育たず、ウィンタースポーツも盛んではありません。道民目線からは過ごしやすいとよく言われるものの、観光都市としての弱点でもあります。
しかし、少し足を伸ばせばスキー場もあり、冬のアクティビティを売りとしている地域もあります。市内から車でわずか30分の場所にある七飯町大沼地区。函館より標高が高く降雪量も多い、国定公園にも指定されている風光明媚な地域です。
この時期としては気温が高く、穏やかな天候だった1週間前の日曜日、冬はゴルフの練習場にも行かず暇な休日を送っていた我が夫婦は、これではいかんと、”意を決して”冬の娯楽に挑戦することにしました。年齢的にスキーやスケートは無理だったので、目指したのは大沼地区にある蓴菜沼。氷上のワカサギ釣りです。
思えば息子達が小さかったころは年に一度は行っていた記憶があるので、十数年ぶりの挑戦です。到着すると既に多くの人達が楽しんでおり、我々も道具フルセットに遊漁料合わせて1人1400円を支払い、屋外の釣り場へ向かいました。しかし、穏やかと思っていた天候も、さすがにこの時期は風が冷たく、すぐに釣れそうにもなかったことからビニールハウス内の釣り場に移動しました。そう、ここは外より釣果は落ちるものの、ストーブもあって温かく、食事をとることも可能です。
粘ること3時間。前日はハウス内でも入れ食いとなる時間があったそうなのですが、この日は回遊がみられず。多くの釣果を報告し、当地の冬もこんな楽しいことがあると記すつもりが、2人の釣果はわずか1匹。これではつまみにもならないとリリースして帰りました。それでも家でゴロゴロしているよりは充実した気分。以前訪れていた時はいつも数十匹は釣れていたので、こんなことは珍しい方だと思います。
大沼地区ではワカサギ釣り以外にも、多くの冬のアクティビティが楽しめます。道南の冬の集客に、自治体を超えた連携と情報発信が課題と感じています。
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