新年度考察
半月ぶりの投稿です。情報発信の中心をFacebookとInstagram経由に移しているため、長々とした文章を書くブログは月1~2回程度となるものと思います。
さて、3月決算の当社では今年度もあとわずかとなりました。お陰様でこの1年、観光客の回復が顕著で売上ベースではほぼコロナ前に戻りました。コロナ前と比較して競合施設が増加していることから、人員ベースでは完全回復に至っておりませんが、単価の上昇もあって目標をクリアすることが出来ました。最も単価の上昇は、諸々の値上がりに起因するものであって、利益の伸びは売上ほどではありません。それでも、コロナ禍で負った借り入れを滞りなく返済し続けていられるだけで有り難い話です。
問題はこの調子が来年度以降も続くかどうかです。今年度、特にトップシーズンの活況は函館が舞台となった映画「名探偵コナン」効果が絶大だっただけに、その反動が懸念されているところです。ところが、当ホテルのこの先の予約動向を見てみると、明らかに昨年を上回っています。特に近年、桜の開花が早まっていることもあって、GW前の週末からGWに至るまで客室はほぼ満室。昨年あたりからGW1週前の入込が好調だったことから、その単価を上げていたにもかかわらずです。函館の観光シーズン入りは確実に1週間早まった感があります。
GW以降の予約も比較的好調で、この分だと4~6月は昨年の実績を上回ることはほぼ確実です。クルーズ船の寄港も過去最高となるようなので、ホテル以上に観光施設や観光客を対象とした飲食店、土産店の次年度は明るいものと思われます。また、今年”確実多忙日”は良くも悪くもイベントが重複しており・・・具体的には、函館マラソン+中央競馬函館記念、港祭花火大会前後+中体連野球道大会+ミニバス道大会、8月お盆休み+オールスター競輪、9月連休+アイアンマンジャパン、グルメサーカス+障がい者北海道スポーツ大会等々、我々に限らず気を引き締めて準備をしなくてはならない日程が詰まっています。
いずれにせよ有り難い話で、希望を持てる新年度となっています。問題は施設によってバラツキがあり、他地域ほど戻っていないインバウンドですが、これも伸びしろと考えて期待したいところです。後は思わぬ自然災害などが起こらぬことを願うだけ。コロナ禍に大変厳しい思いをしただけに、少しは良いことがなければ。悪いのも良いのも続いて3年。しっかりと経営を立て直したいと考えています。
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