道南は自然の宝庫

2018年8月13日 (月)

息抜き

この夏、年齢的に一番暑い時期にフルマラソンのトレーニングをするのが辛くなってきたこともあり、8年連続参戦していた北海道マラソンのエントリーを見送りました。そのため、息子の野球の送迎が無い休日は、少し時間が空くようになり、折角なので渓流釣りを楽しむことにしています。

渓流釣りといっても、1日かけての大掛かりなものではなく、夕方の2時間程、車を3~40分走らせた近場で、軽装での餌釣りです。そう、函館近郊は自然の宝庫。市内を流れる川の上流部や、近郊の無名の河川でもイワナやヤマメ、ニジマスやアメマスといった渓流魚が、ポイントさえ知っていれば、ほぼ間違いなくGETすることができます。

先週訪れたのは湯の川温泉に河口がある松倉川の中流部。中学生のころ、イワナを釣ったことがあり、その更に上流では間違いなく釣れるだろうと思ってましたが、自宅から車で20分程度の場所ながら、ヒグマの生息域ということもあって無理に訪れようとは思っていませんでした。たまたま、マラソンのトレーニングで河川添いの山道を走ってみたところ、思いの他、車の行き来があり、道路沿いから入釣できるような場所なら大丈夫だろうと思い行ってみました。

2018fish3思惑は当たり、ちょっとした淵に竿を垂らすとすぐに当たりがあり、1回目はばらしてしまいましたが、すぐに尺クラスのイワナが上がってきました。前日、まとまった雨が降り、流量が多く、ほとんど移動できなかったため、その後30分で同クラス1匹を追加しただけでしたが、おそらくもっと釣れるはずです。

2018fish1少し物足りなかったので、今週は以前何度も足を運んだ近郊の小河川に行ってきました。ターゲットはヤマメです。ここは誰も訪れようとしないのか、舗装された道路添いから容易に入渓できる場所にもかかわらず、いつ行ってもヤマメ、イワナが入れ食い状態です。大物は期待できませんが、それでもこんなところに大きいのがいるのかと思うような場所で、おそらく尺越えの魚にハリスを切られました。これがヤマメなら、記録的だったので残念です。このたびはヤマメ中心にイワナ混じりに20匹ほど。2時間足らずで十分に楽しめました。

2018fish2釣った魚は我家の食卓に並びます。小型の渓流魚はフライに、25センチを超えるものは焼き魚にすることにしていますが、釣れたての渓流魚のおいしさは、釣れる場所でしか味わえない魅力です。渓流魚は傷むのが早く、店頭に並ぶことはありません。体力的な衰えを感じる昨今、後期中年の余暇の使い方も変えていこうと思うところです。

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2011年8月23日 (火)

息抜き

北海道らしからぬ蒸暑い夏は昨年ほど長続きせず、朝晩は涼しさを感じるようになった先週末、函館では年に1度のJリーグ、コンサドーレ札幌の試合が行われました。しかし、次男は野球の練習試合があり、日ハムとは違い毎年応援に行っても勝つのを見たことがないイレブンに、長男も今年は別に観に行かなくても良いというので、私にとって思わぬ自由時間が出来ました。一人でサッカー観戦も良かったのですが、調子が良いとはいえ4連勝は無いだろうと、今年は行くことを諦めていた川釣りへ急遽予定を変更。

Dvc00236 近郊へ車を走らせること1時間弱。以前も入釣したことがある小河川は、河口から1kmも入ると渓流の様相を呈してきます(写真)。ヒグマの多い渡島半島ですが、近くで道路工事を行っているようで、林道に工事車輌が行き来しており心配御無用。さっそく竿を出しましたが、前に訪れたときと異なり、川の水量が少ないせいか、中々あたりがありません。何とかイワナ交じりで小型のヤマメ数匹釣れましたが、前回取り逃がした尺サイズに出会うことなく、それどころか前は出会うことが無かった外道のウグイも掛かり、期待通りの釣果が上がりません。そこで、もっと上流へと林道を走らせたところ、川をまたいで結構大規模な道路工事が行われており、林道も行き止まり。どおりで魚も少ないはずです。

Dvc00237 それでは、ということでまだ行ったことがない隣を流れる小河川へ。以前も書きましたが、函館近郊ではほとんどすべての河川でヤマメが釣れます。小道を進んで入釣できそうな場所に向かいましたが、どうもこの川、下流に民家が立ち並ぶせいか護岸工事が行われていて、水は綺麗なもののほぼ直線。ほんとに魚がいるのかと、何度か竿を振ったところ、小さなあたりがあって新子ヤマメがかかってきました。何だ居るじゃんと、続けましたがポイントが少なく中々続きません。クマとの遭遇に不安を感じながらもさらに、上流に車を進めると、クマなど出そうにもない資材置き場があり、そこからは誰でも容易に入れる広い河川敷がありました。釣れそうな渓相でしたが、普通、こんな場所釣りつくされて魚は不在。しかし、ここは道南。竿を出すと走るヤマメの陰が見えるほど。小1時間で、今までの不調を追い払い、トータル十数匹、15cm前後と小ぶりながらもイワナ交じりでヤマメを釣り、夜のおかずに間に合いました。

鮮度抜群の川魚のフライを堪能したのは言うまでもありません。焼き魚サイズには出会えませんでしたが、ヤマメのフライは小型の方が美味。反対論もあるでしょうが、新子ヤマメ(10cm以下)を数釣りして、フライにして食べれたら幸せです。

コンサドーレはまさか?の4連勝、函館では5年ぶりの勝利となり、観れなかったことを少し後悔。でも、久々の息抜き、満足な大人の休日を過ごしました。

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2011年3月25日 (金)

春は必ずやってくる

Dvc00190 陽が少しずつ長くなり、気温も日に日に高くなりつつあるせいか、我が家の玄関で飼育していたクワガタ達が次々と長い冬眠から目を覚ましています。残念ながら、メス3匹ほど寿命か厳しい冬を乗り切れず昇天してしまいましたが、7匹のコクワガタと2匹のアカアシクワガタは季節はずれにも元気に動き回っています。実はこのクワガタ達の多くは3年ほど前に次男が捕まえてきたクワガタの子孫たち。我が家の玄関はクワガタにとって3度目の春。幼虫を含め、年々水槽と養育費が増えています。この先いったいどういうことになるのやら。それでも毎年、春先に元気に動き回るクワガタを見つけると少し嬉しい気分になります。

本来ならこれから観光シーズン、気分も高まる春ですが、あの地震と津波以来、予約が伸びはじめるこの時期、当ホテルでは今まで経験したことがないようなキャンセルの嵐に見舞われています。震災後、約10日間で件数で百八十数件、人数で400名弱のキャンセルがありました。例年であれば、逆にこれくらいの予約がほしいところですが、予約の方はパタリと止まっています。小さな当ホテルとしては莫大な数で、津波で受けた直接的な被害より、はるかに深刻な影響を受けています。これは、当ホテルに限ったことではなく、市内の大型ホテルでは数千名単位のキャンセルが出ていると聞きます。

今まで厳しい厳しいとは言っても、良くなりすぎた世の中での浮き沈み。まっとうなことをやっていれば飯は食えました。日本がこれだけ危機的な状況に陥るのは、戦後初めてのことです。おそらく、本当に厳しいのはこれからでしょう。今は冬の入口。最初に降ったドカ雪は長く厳しい冬になることを予見させたにすぎません。売上げの減少、物資の不足、物価の高騰。そして、今まで当たり前だったことがそうではなかったことに気付かされることになるでしょう。描いていた将来の展望が覆される寒波の到来を今から覚悟しなくてはなりません。

それでも春は必ずやってきます。どんなに雪が積もろうと、どれだけ寒く厳しい冬であろうと。この冬を乗り越えることができたら、今は気付かない小さな光が、僅かなぬくもりが、とても明るく暖かく感じることが出来るようになると思います。その時を信じて、日本中が覚悟を決めて、全身全霊で復興に取組む時です。

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2010年6月29日 (火)

函館近郊の川釣り

函館市近郊には、専門誌に掲載されているような渓流釣りの有名河川はそれほど多くはありません。しかし、津軽海峡に流れ込む大小河川のほぼすべてにイワナやアメマスが生息し、大半でヤマメが釣れることを道南の太公望達は知っています。本州以南と異なるところは、こういった渓流魚と呼ばれる魚が、下流域にも生息し、ところによっては住宅街を流れるような河川でも釣れてしまうのが、この地域の自然豊かなところです。そのほとんどが天然物、入漁料など必要ないところも、北海道の特徴です。

P1010983 先日、今年初めて川釣りに行ってきました。釣りといっても子供の川遊びを兼ねた家族サービスの一環です(親父の趣味に家族を巻き込んだだけ)。道南では雑誌などで紹介されるような数少ない大河川より、無名の小河川のポイントの方が天然釣堀状態となっていることがしばしばです。今回向かったのは、市内から車で30分強、河口から2kmほどですが周囲は山の中、しかし北海道新幹線のトンネル工事の影響で、近くの道路の交通量が多くクマ出没の心配はありません。そのせいか以前より釣り人も多いとみえて、魚影が薄くなったように感じました。

P1010985 それでも、近くで子供が川に石を投げて遊ぶ、渓流釣りとしては劣悪な環境の中、2時間弱で新子サイズから12,3cmのヤマメ10匹とイワナ2匹をGET。川幅わずか3m程度、晴天が続いていることもあり、水深も50cmくらいの好ポイントとは言えない限られた範囲での釣果です。

帰宅後、魚はフライにしておいしく頂きました。特に小型のヤマメのフライは最高です。鮮度が命なので販売されることのない、この地に住んでいるから食せる至高の食材だと思います。

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2010年6月17日 (木)

ヒグマ

Dvc00112 北海道にはヒグマが生息しています。そして函館市を含む渡島半島は、ヒグマが生息する地域の中で、世界で一番人口密度が高い地域とも言われています。この時期にもなると、管内各地でヒグマの目撃情報が報道され、時として悲惨な事故に繋がることもあります。函館市にも確実にヒグマはいて、昨年などは普段通ることがあるような住宅街の近くでの目撃情報もありました。(写真は道南四季の杜公園内にある看板。こんなに人が集まる場所もヒグマの生息域です。)

とはいえ、余程特殊な仕事をしている人ではない限り、野生のヒグマを目撃することはほとんどありません。北海道在住暦30年の私も、生まれてこの方、クマを見たのは動物園のみです。年に何度か渓流釣りをすることがあるのですが、一度だけ背後に物音が聞こえて鳥肌が立ったことがある(たぶん鳥で鳥肌)だけで、足跡すら見たこともありません。最もポイントさえ知っていれば、山奥に入らなくともイワナやヤマメはいくらでも釣れるので・・・。

危険を伴わなければ一度見てみたい気もしますが、遭遇はキタキツネやエゾタヌキ程度にして、これからのシーズン、自然豊かな道南で今年も何度か川魚と戯れたいと思っています。

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2010年4月 4日 (日)

クワガタ出てくる

Dvc00050 水槽に小さな幼虫を発見して1年半、蛹化してから約半年、昨日、我が家で大事?に育てられていたミヤマクワガタの1匹が成虫となって飼育瓶の土から立派な2本の角を出しているのを発見しました。蛹から脱皮したのはかなり前ですが、クワガタは成虫になってもしばらくは土の中にいて、自ら出てくるまでには時間がかかると聞いていました。まだ、季節ではありませんが、飼育瓶を置いてある玄関の気温がちょうど良くなったのか、大型だった親よりは少し小ぶりな姿を現しました。

以前も書きましたが、私は決してブリーダーではありません。虫好きの次男は、採ることは大好きですが、採った後はたまに眺めるだけ。管理はもっぱら親父の仕事です。幼虫を発見したあとは、ネットで育成方法を調べ、ホームセンターで土や容器を購入し、小蝿が発生したら取替え、幼虫が大きくなったら入替え、たまたま玄関の温度が適しているのか虫たちは順調に育っています。問題はクワガタの幼虫は、ひとつの飼育瓶に1匹しか入れてはいけないため、我が家の下駄箱の上は、嫁が恥ずかしいというくらい色々な形の瓶や水槽が並んでいます。子供の友達には大好評ですが・・・。

しかし、いったいこの虫たちにお金をいくら費やしてきたことか。こいつらがみんな成虫になったら、回収するため本気で売ろうかと考えている今日このごろです。

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2009年10月16日 (金)

狂い咲き?・・・秋なのにラベンダー

10月16日(金) 最高気温 17.8℃ 最低気温 5.8℃

北海道を代表する花ラベンダー。品種にもよりますが、その開花時期は函館では6月下旬から7月中旬にかけて、名産地の富良野では7月後半で初夏の風物詩となっています。

P1000065 ところが、我が家の小さな庭にあるラベンダーが、10月も中旬というのに今年2度目の開花をしました。この時期にしては、比較的暖かく穏やかな天候が続いたせいでしょうか。それにしてもこの季節に開花するのは初めてのことで驚いています。

調べてみるとラベンダーの狂い咲きというのはしばしば起こりうることのようです。外には雪虫が飛び始め、冬の訪れを告げようとする中、薄紫色の花と香りは、長い雪の季節を前に少し心を和ませてくれています。

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2009年10月 9日 (金)

ミヤマクワガタ

10月9日(金) 最高気温 14.7℃ 最低気温 9.7℃

手付かずの自然が多く残る渡島半島には、子供達が大好きなクワガタ虫が数多く生息しています。個体数が多いミヤマクワガタなどは、本州などとは違いそれほど深山(ミヤマ)に行かなくても採集できます。函館近郊でも夏場の条件の良い夜なら、灯りに集まるポイントさえ知っていれば売るほど捕まえることができます。

そんな訳で、我家でも次男が昆虫採集に目覚めた数年前から毎年クワガタを捕まえては、水槽に入れて飼うのが当たり前になっています。例年、稀に越冬するタイプを除いては、寒くなると死んでしまい片付けることになるのですが、昨年は大型のミヤマクワガタのオス2匹と大量のメスをハーレム状態に同居させたところ、晩秋、いつものように土を捨てようとしたら小さな幼虫を多数発見するに至りました。

捕まえる時は親子で採りますが、管理するのはもっぱら父親。ネットで育成方法を調べ、専用の容器と土を購入し、教育のためにも育てることにしました。同じ容器に複数の幼虫を入れると共食いしてしまうこともあるらしく、容器は1匹につきひとつ。大きくなると、成長に合わせて大きいものに変えなくてはならず、想像以上の出費となってしまいました(涙)。

P1010389 クワガタって1年で成虫になるものと思っていたら、調べてみると2年以上かかることがわかりました。昨年、小さな幼虫を発見して丸1年、大きくなった幼虫達は今次々と蛹化しています。幼虫から蛹になる時、脱皮するのも初めて知りました。人口的に育てると、余り大きくならないとネットで読みましたが、我家で最初に蛹になったミヤマクワガタは結構立派なオスのようです。(写真)

先日、今年捕まえたミヤマクワガタとアカアシクワガタのメスを入れた水槽に、小さな幼虫がいるのを長男が発見しました。ブリーダーになるつもりは無いのですが・・・。

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2009年10月 1日 (木)

オオカマキリ

10月1日(木) 最高気温 21.4℃ 最低気温 9.9℃

Kamakiri 先日、我家の小さな庭にオオカマキリがいるのを小1の次男が発見しました。探しても中々見つけることが難しい昆虫に、虫好きの次男は当然GET。問題は、カマキリは生き餌しか食べないことで、父親は近隣の野原で少なくなったバッタや蝶を捕獲するため季節はずれの昆虫採集を余儀なくされました。傍から見ればマニアです。

ところでこのオオカマキリ、一般の図鑑には生息分布が「本州・四国・九州」となっています。最近では函館近郊に生息することが認識されているようですが、これ以外にも本州以南にしか生息していないと図鑑に書かれていながら、函館近郊に昔から生息している昆虫は数多くいます。オオクワガタ、トビナナフシ、また爬虫類ではヒキガエル等々。昔から生息していたのか、人為的に定着したものかは不明ですが、少なくともオオカマキリは私が幼少のころから普通に生息していましたし、個体数の少ないオオクワガタやトビナナフシが人為的繁殖と考えるには無理があります。(ヒキガエルは人為的繁殖と考えられています)

津軽海峡には「プラキストンライン」とよばれる鳥類や哺乳類の分布境界線があり、実際ヒグマやニホンザルなど、海峡を境に各々見られない動物は多数存在します。一方、ブナに代表されるように多くの植物の境界とされているのが、渡島半島の付け根にあたる黒松内低地で、植生に影響される昆虫もこのあたりがひとつの境界線になっていると考えられます。

北海道の中では温暖で、南に津軽海峡、北に植生の境界と考えられる黒松内低地に挟まれる道南・渡島半島は、手付かずの自然も多く残されています。昆虫に限らずこの地域が生息域の北限・南限となっている生物が多く、生物の宝庫と言っても良いでしょう。

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2009年9月 1日 (火)

恵山 ~函館市にある活火山~

9月1日(火) 最高気温 24.9℃ 最低気温 14.7℃

Esan1 函館市には恵山(えさん)という活火山があります。市といっても、もちろん市街地ではなく、市の中心部から東へ40km程、渡島半島の南東端に突き出した618mの山です。もともと、旧椴法華村(とどほっけむら)と旧恵山町の境界の山でしたが、両町村が2004年に函館市に編入されたため、”函館市内”の活火山となりました。

Esan4 恵山は今も山肌から噴気を上げる歴とした活火山です。山の中腹より上は地熱の影響で植生が無く、茶色い山肌はいかにも火山であることを物語っています。一方で、比較的容易に登れる山でもあり、5合目付近の駐車場に車を止めて残り300m程の高さを整備された登山道を2km、1時間も歩けば山頂に辿り付けるので、天候の良い夏場であれば小学生でも登頂可能です。

山頂からは津軽海峡から下北半島を見渡せ、北海道側は天候の良いときは内浦湾から遠く羊蹄山まで望むことができる絶景が待っています。メジャーな観光スポットではありませんが、自然の宝庫道南函館の隠れた名所のひとつです。

先日、「世界の果てまでイッテQ」のイモトのキリマンジャロ登山に刺激され、恵山登山を試みた我が家族でしたが、根性無しの妻子は山頂まで残り1kmのところで「疲れた」と言って引き返しました。

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