函館のラーメンといえば塩ラーメン。開港当時、中国の南京地方から伝えられたと言われており、その歴史は百数十年。なので、客観的にみても函館の塩ラ-メンのレベルは高く、基本的にハズレはありません。
あくまでも個人的見解として、その中でも頭ひとつ抜け出していると思うお店を3つほど紹介したいと思います。たまたま、函館のホテル3大集積地に分かれているので、今後函館にお越しの際には参考にして頂ければと思います。甲乙つけがたいのでランキング形式には致しません。
まず、当ホテルからも徒歩圏内、函館駅周辺では食のランキングサイトでも上位評価されることが多い老舗「滋養軒」。当ホテル近くにあった人気ラーメン店星龍軒が閉店してしまってから人気が集中し、観光シーズンは長蛇の列が出来ることも。しかし、コロナ禍の今なら割といつでも入店できるので逆に穴場かも。詳しくは以前拙ブログ記事でも紹介しています。

繁華街の五稜郭地区、五稜郭タワー近くにあるのが「あじたか」。私のラーメンの原点と言えるお店で50年以上の歴史があるこちらも老舗です。滋養軒の透明なスープとは異なりやや白濁しているのが特徴的。このラーメンを食べて育ったため、他の土地でジャンルの異なるラーメンでなければ驚くほどの旨さを感じなかったのかもしれません。こちらも10年以上前ですが拙ブログで記しています。

湯の川温泉地区でのお薦めは、函館のラーメン店では比較的新しい「maido」。2年くらい前、その評判を聞いて伺ってから何度か通っているお店です。店内で何種類もの具材を煮込んでいるスープを見て納得しました。透明度のあるあっさり系のスープながら、深みがあってついつい飲み尽くしてしまいます。

この3店舗に共通するのは、いずれも小規模店で化学調味料の気配が感じられないこと。塩ラーメンの決め手となるスープがしっかりと作り込まれており、こういう店はチェーン展開は難しいのでしょう。シンプルな塩ラーメンだからこそ唯一無二の味になるのだと思います。
冒頭にも述べましたが、函館の塩ラーメンのレベルは高く、また店の数も多いのでまだまだおいしい塩ラーメンはあるものと思います。私が良く食べる当ホテル周辺のラーメン店も、大都市の立地の良いところにあれば行列ができるだろうと思う店も少なくありません。また、評判の高いチェーン店も存在し、それがまた函館のラーメンの質を高めているのだと思います。コロナが収まって、機会がありましたら、是非函館のおいしい塩ラーメンを食べに来て下さい。
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