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2024年12月26日 (木)

来年は...

今年の函館は、観光業界にとって大変良い年でした。何と言っても、函館を舞台としたアニメ映画「名探偵コナン」のポジティブ効果が、その方面に疎い私にとって、こんなに大きくなるものとは思ってもいませんでした。

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特に観光シーズンの8月、9月のホテル売上は単月ベースで過去最高。宿泊人員こそ新幹線開業年には及ばなかったものの、単価上昇効果がありました。もっとも、単価を上げても客が来ると思って上げた訳では無く、委託している清掃費やリネン代、様々な備品の値上がりと人件費の上昇によりやむを得ない部分が大きく、利益ベースではピークにははるかに及びません。ただ、順調な入込みにより、コロナ禍で受けた借入れを追加融資を受ける事無く返済できていることが何よりとなっています。

一方、やや誤算だったのはインバウンドの入込みです。特に宿泊客ベースでは、首都圏を中心としたゴールデンルートや北海道内でも道央圏と比べ戻りは鈍く、また、コロナ前と比べ、特に函館駅周辺でリゾート系のホテルが大幅に増加したことで、既存ホテルの外国人宿泊客の戻りの鈍さが目立っています。当ホテルではコロナ前、30%以上だったインバウンド比率は未だ10%以下。50%を超えることもあった12~2月のオフシーズンも目立って増加する傾向はみられていません。

さて、問題は来年です。コナン効果の剥落でその反動が懸念されているところではありますが、個人的にはそれほど悲観はしていません。やるべき対策が明確だからです。当ホテル的には今年不調であったところを補えば、好調だった今年並にはできるのではないかと。すなわち、インバウンド対策です。

今年度は既に厳しいところですが、来年度、インバウンド比率を通期で15%以上、オフシーズンを30%以上とすることが目標です。幸い訪日中国人のビザが緩和されるなどの追い風も吹いています。もちろん、どんな天変地異があるかわかりませんし、空前のバブルか技術革命期で更に好調が続くのか意見が二分されている世界の株価動向も気になるところではありますが、それは毎年のこと。コロナ禍の3年ほどは悪くはならないと信じ、来年を迎えたいと思っています。

ホテルからの情報発信を複数のSNSとしていることもあって、ブログの更新間隔が空いて久しくなっています。それでも、まだもう少し続けようと思っていますので、来年もよろしくお願いします。皆様、良いお年を。

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