世界最強ボクサー
一昨日、現在世界最強のボクサーの1人と言われている男の試合を一目見ようと、東京ドームに行ってきました。現地に就職している長男と二人分のチケットは、スポーツ観戦としてかなり高額な買い物となりましたが、その価値を十分に堪能してきました。
4万数千人の大観衆の中、布袋寅泰のギターとともに井上尚弥のチーム一行が入場した頃からボルテージは最高潮。これだけ人気と実力を兼ね備えたボクサーは、日本のボクシング史上唯一無二の存在です。相手は良くも悪くも最高のキャラクター、一度は日本のリング出禁となったメキシコの強打者ルイス・ネリ。こんな試合、観れるものなら見逃すことはできないと、抽選による先行販売開始と同時に申込んだ次第です。
試合が開始されると、両者のレベルの高さが遠目からでもすぐに感じることができました。パンチのスピードが、それまで行われていた3試合の世界戦の選手達よりワンランク上。しかも一発一発に体重が乗っている危険なパンチであることが素人目にもわかります。同じ世界タイトルマッチでも最高峰の戦いです。井上選手がどうやってこの試合を制するのだろうかと、心が高ぶってきたそのときでした。
まさかの井上選手がダウン。一瞬静まりかえった会場に、後ろの席から「マジかよ!」との声が響きました。万が一井上選手が負けるとしたら、早い回にラッキーパンチをもらってしまうときだけと思ってはいましたが、まさか現実になるとは。一瞬、マイクタイソンが同じ東京ドームで敗れた試合ではなく、当時無敵を誇っていた山中慎介選手が、このルイス・ネリに敗れた試合が脳裏に過ぎりました。しかし、幸いダメージは大きそうになく、その後の対応こそ世界最強ボクサーのそれでした。
試合としては、初回から圧倒するより逆転劇の方が価値を高めます。次のラウンドに、ダウンを奪い返すと会場全体興奮状態。KO決着がつく6ラウンドまで、4万超の観客とともに井上尚弥ワールドを堪能。息子とともに大絶叫で迎えた勝利の瞬間は、小学生の頃からボクシングマニアとなった私にとって、思い出に刻まれるひとときとなりました。
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