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2023年11月

2023年11月29日 (水)

石垣島へ行ってきた

先週末、雪積もる函館空港を出発し、台北より南にある常夏の島、石垣島へ行ってきました。気温と植生の違いを体現しながら島内観光、更には日帰りで西表島にも渡り、プチアドベンチャーツーリズムも体験。種子取祭という伝統行事のため島内観光ができず、上陸できなかった竹富島こそ心残りながら、南国の食と観光を満喫してきました。

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宿泊したのは島内最大のリゾートホテル「フサキビーチリゾート」。客室数約400,収容人員も1500名近くという大きさと、海外の高級リゾートホテルに匹敵する設備は想像以上で、もしこれが海外であれば支払った総額の3倍は下らないだろうとの感想を持ちました。同業の支配人がここに赴任したことから、必ず訪れるとの約束を果たす目的の旅でもありました。

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ところで、石垣島は人口5万人余り。宿泊したホテル以外にも複数のリゾートホテルがあり、市街地には全国チェーンから地元資本までビジネス、滞在型と多くのホテルが立ち並んでいます。人口あたりのホテル数では函館を遙かにしのぐことでしょう。一方、本土とは違い、近隣諸島との船航路を除けば、島への交通手段は空路のみ。そのため空港は人口のわりに函館空港と同等規模。思えば数年前、国土交通省の担当課長が当地訪れ、国管理の空港でインバウンド需要に対し、受入体制が整っていないのは函館と石垣島とのことでヒアリングを受けました。そしてこの2空港は国際線部門を拡張しました。

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その直後にコロナ禍です。石垣空港の国際線は台湾、香港とも運休中。需要があっても函館同様、グランドハンドリング(着陸後の受入体制)の人員が足りないのでしょう。国内客こそ戻っていても、この島の宿泊施設供給量はインバウンドが無ければ採算は苦しいはず。泊まったホテルの人やメンテナンスに対する費用に対し、どれくらいの稼働があれば利益が出るのか、小規模ホテル経営者の私には想像もつきませんが、決して楽ではないはずです。

コロナ禍で削減したグランドハンドリングの人員は簡単には戻ってこず、それどころかわずかな有能な職員は主要空港に持って行かれているとのこと。なので、インバウンドで賑わっているのはゴールデンルートと呼ばれる一部地域や主要空港周辺に限られます。千歳レベルの空港でも、人手不足でこれ以上の国際線増便は難しくなっています。当地函館を含め地方の観光都市は、空港の受入体制こそ喫緊の課題です。

アジア系観光客をほとんど見かけなかった南国リゾート石垣島は、気候こそ違えど函館と同じ問題を抱えていることを感じた旅でもありました。

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2023年11月23日 (木)

函館⇔香港 定期便就航

本日の北海道新聞朝刊に、ポジティブサプライズな記事が掲載されていました。来月より、函館空港に香港との定期便が就航するというニュースです。2月末までの季節運航ながら、12月18日から1月末までは週4往復、2月は1~2往復の運航になるとのことです。

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現在のタイガーエアに加え、台湾のスターラックス航空が年明けから台北便を就航させるとの話は耳にしておりましたが、香港便就航は初耳だったのでうれしい驚きです。香港航空により、機材も300席の大型機になるようなので、香港のみならず東南アジア各地からの乗継ぎも期待されます。

メディアでは東京⇔大阪を中心とした”ゴールデンルート”でのインバウンド増加、加えてホテル代高騰が話題となっており、私の下にもさぞ繁盛しているのでしょうとの問いかけが多くなっていますが、当地は対象外。インバウンドの宿泊はコロナ前を遙かに下回っています。クルーズ船の寄港で、オンシーズンの外国人観光客の数こそ増えてはいますが、宿泊には繋がりません。今月になって、クルーズ船が終了すると、宿泊施設以外の観光施設や飲食店でも、報道とのギャップを実感しているのではないでしょうか。

インバウンド頼りである冬期間の入込みに少し光明が見えてきました。当地もインバウンドの宿泊が戻ってこそ、本当の意味で脱コロナとなるところです。

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2023年11月18日 (土)

この一冊 ~怪物に出会った日~

日本人アスリートの中で、おそらく世界的には大谷翔平より知名度が高いであろうプロボクサー井上尚弥。プロ25戦全勝22KO。うち世界戦20連勝中で18KO。試合でダウンを奪えなかったのは1試合のみ。その対戦相手もスパーリングで倒しているという、信じられない記録の持ち主。体重制限が無かった場合の世界中のプロボクサーNO.1と評価されるPFP(パウンドフォーパウンド)で、トップを争う日本人ボクサーに出会えるとは、50年近くにわたって世界のボクシングシーンを見続けてきた私は思ってもいませんでした。

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このボクサーの本当の実力を現したくて、著者がとった手法が、井上尚弥に敗れた選手を取材すること。この長編のノンフィクションの中で、井上サイドからの表現はごくわずか。それ以上に、”モンスター”に敗れた選手の生き様に焦点を当て、いかに対戦に至ったか、そしてどのように敗れていったかを刻銘に刻むことで、井上選手の凄さが強調されています。

一人一人の敗者にドラマがあり、小説的な真実の面白さにもはまって、短時間に読破してしまいました。ボクシングファンではなくとも堪能できる一冊だと思います。マニアの視点から述べたい感想もありますが、詳細には触れません。ご一読の程。お薦めです。

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2023年11月11日 (土)

Winter Again

少し遠くで昼食を取ろうとハンドルを握ると、今日の函館駅周辺は11月中旬にしては多くの人出が。それもそのはず。本日から2日間、函館アリーナではGLAYのライブが開催されます。彼らの聖地函館とあって、全国から多くのファンが駆けつけているのです。観光オフシーズン入りとなるこの時期、我々観光業界にとって大変有り難いイベントです。

ところで、昼食後の帰り道、今年初の雪がちらつき始めたと思ったら、急に辺りが暗くなり吹雪状態に。予報ではちらつく程度ということだったので、「聞いてないよ~」。雪が積もったら、ノーマルタイヤじゃ帰れないと一瞬不安になりました。幸い吹雪状態は続かず、道南ではまだ積もることは無さそうですが、ついこの間まであんなに暑かったのに、やはり来るものは来るようです。

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ところでGLAYの歌を聴きに全国から集まったファンにとっては、「生まれた街のあの白さを」一瞬でも感じることが出来て良かったのかもしれません。きっと歌うんだろうな、あの曲。

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2023年11月 3日 (金)

今は秋!?

先週、函館近郊の山々が冠雪し、長く暑かった夏から短い秋を経て、一気に冬に突入かとと思いきや、このところ季節は逆戻り。体感的に11月とは思えない心地よ気温が続いています。植物もこの変化に勘違いしているのか、我が家の小庭のツツジが狂い咲きを始めました。

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ともあれ、函館近郊は紅葉のまっただ中。天候はやや不安定になるものの、当面平年より高めの気温が続く予報で、この連休に当地を訪れる観光客の皆さんは、絶好の紅葉狩りを堪能することができるでしょう(下の画像は週初の函館近郊ゴルフ場)。

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長期予報ではこの冬は暖冬傾向となる模様。ただし、暖冬だからといって雪が少ないとは限らないというニュースも目にしました。温暖化による気候の変化を、我々はこれからも体現していくことになるのでしょうか。

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