意外と来てない?インバウンド
コロナによる制約が緩和され、今年は大型船の入港が可能となった若松埠頭に多くのクルーズ船が寄港しました。海外の船も多かったことで、入港した際には多くの外国人の姿を目にしました。コロナ前と異なり、欧米系の人達も目立ったせいか、函館も外国人観光客で賑わっているという印象を持った人も多いようです。
確かに、クルーズ船の入港で著名な観光施設や一部飲食店は潤ったようです。ところがです。宿泊する外国人はコロナ前に遠く及びません。クルーズ船で来る観光客はホテルには泊まりません。メディアでは、首都圏を中心にインバウンドが戻り、”観光公害”が心配されるような報道がなされていますが、それは本州のゴールデンルート一部に限ったことです。
道内でもインバウンドの恩恵を受けているのは洞爺湖温泉から層雲峡までの道央圏。データを見ても、道南や道東の観光地のそれは極めて限られています。確かに、函館にもLCCが復活し、その搭乗率も好調と聞きますが、輸送力の絶対数はコロナ前に及びません。聞くところによると、海外の航空会社も函館便を復活させたいらしいのですが、受入体制の人員が確保できずに先送りされているとのこと。コロナ前と異なり、国際線の就航は主要空港に限られているようです。
また、バス(運転手)の不足もあって、道内では千歳に降りたインバウンドが道内の遠方に行きづらい状況も生まれているようです。中国の問題もあって、インバウンドの絶対数が戻りきれていない中、その多くが道内外のゴールデンルートに集中していることで、地方都市は周回遅れの状況です。
これからのオフシーズン、インバウンドに期待したいところですが、かつてなら中華系インバウンドで賑わった国慶節の現在もその姿は皆無に近い状況です。冬期間はクルーズ船の入港もありません。宿泊施設以外の観光施設も、実は少ないインバウンドに危機感を抱くのはこれからかもしれません。
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