気温と海水温
多忙により、半月ぶりの更新です。
先日、出張先の札幌からエスコンフィールドのある北広島市へ移動する機会がありました。暑いくらいだった札幌市中心部から南へわずか20㎞。北広島市はうっすらと霧がかかり、肌寒いくらい。スマホで調べてみると5℃以上の気温差がありました。苫小牧や千歳はこの時期、海風の影響でこのような天候となることを知っていましたが、札幌に隣接する内陸の北広島が、苫小牧に近い気象となることは意外でした。札幌在住の方に聞くとよくあることらしいです。
函館も5月中旬から6月にかけてのこの時期、気温が上昇すると海水温との温度差で海霧が発生し肌寒い天候となることは珍しくありません。この一両日も朝晩は霧が発生していましたが、風向きの関係か、あるいは海水温のせいか、日中は晴天となり7月上旬並みの気温となりました。一方、苫小牧周辺は全国の猛暑とは対象的に低温傾向が続いているようです。
先般、黒潮大蛇行について少々触れましたが、北日本の海水温を調べてみると東北の太平洋側に記録的な暖水塊があり、日本海側から津軽海峡にかけても平年より高い海水域が広がっています。一方で寒流の千島海流は日高地方沿岸から内浦湾に入り込み、この地域は低い海水温が目立ちます。苫小牧周辺の低温はこの影響でしょう。
例年であればヤマセという東風で、低温となりやすい東北の太平洋側は、海水温の影響もあるのか記録的猛暑となっています。当地函館もその一部影響か、この時期としては暖かく、過ごしやすい天候となっています。海に面した函館では、5,6月に真夏日となることは無く、平年より気温が高ければ、極めてすごしやすい気候となります。来月はGLAY3日間ライブに始まり、入場制限の無い函館中央競馬、更には函館マラソンと本格的な観光シーズン入りです。
好天とともに、コロナ明けの活況が続くことを期待している次第です。
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