根雪が消えた!?
函館地方気象台が観測している函館市の積雪深が本日1㎝まで減少しました。函館空港や近郊の大沼の観測点では既にゼロとなっており、明日もも高めの気温が続くようなので、間もなく函館の観測点の積雪も無くなることでしょう。
12月に入って1日に10㎝以上の降雪があった日が実に6度。12月19日には一時積雪深が40㎝を超え、この時期としては当地でも珍しいほどの大雪となりました。市内は全面雪に覆われ、幹線道路ですら道幅が狭くなるほどだったので、これは間違いなく根雪となるものと誰もが思ったに違いありません。事実、根雪初日の平年日は過ぎており、12月の中旬以降にこれだけの積雪があれば根雪となるのが普通です。
ところが、北陸地方での大雪が報じられているころ、どういう訳か道南には暖気が入り、その後も平年を上回る気温が続いています。気が付けば町中の雪はすっかりと融け、除雪による雪山を除いては路面状態も一月前に戻っています(写真は本日の当ホテル前)。
今年は大雪と覚悟した直後の気候変動。偏西風の蛇行により、この冬西日本の気温は平年より低くなり、北陸地方の雪が多くなるという長期予報は今のところあたっているようです。北日本は平年並みとのようですが、ちょっとした風向きで雪雲が流れ続けることが多い昨今。いったいどうなることやら。明後日以降はまた寒波がやってくる模様。一度消えた積雪も、記録上は根雪継続として残ることになるのかもしれません。
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