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2022年3月 1日 (火)

この一冊・・・重なるロシアとウクライナ

お気に入りのミステリー作家、米沢穂信氏が直木賞を受賞しました。早速、ハードカバーを購入し読み始めたところ、さすがは受賞作、すぐに引き込まれ短期間のうちに読破してしまいました。

2022yonezawa

時代は戦国。一般的には無名ながら実在した武将、荒木村重の盛衰をミステリータッチに描いた時代小説とでもいいましょうか。元々織田信長方の城主のひとりであった村重は、信長に叛旗を翻し敵対するのですが、同盟を結んでいたはずの毛利軍の援軍を得られることなく窮地へと陥っていくストーリーです(もっとも、この課程の中に様々なミステリーが組み込まれているのが本書の読みどころです)。

織田信長は狡猾かつ残忍な手口で勢力を拡大していくのですが、知将として描かれている村重はこのやり方ではいずれ身を滅ぼすと考え、信長とは真逆の、捕虜や裏切り者の人質を切らない温情を見せます。しかし、これが逆に弱腰と家臣らの不信を招き、城内の士気の低下に繋がって敗走の道を辿ることになります。村重は過去の自分の経験から、どんなに立派な城を構えても、どれだけ多くの軍勢がいたとしても士気が低下すると意図も簡単に落城する様を目の当たりにしてきました。それを最も怖れていましたが、自らも防ぐことはできませんでした。

一方、天下人となった信長も、信頼する家臣明智光秀に裏切られ、自ら命を絶つこととなります。

こんな小説を読んだばかりとあって、今起きているロシアによるウクライナ侵攻が、日本の戦国時代と重なって見えて仕方ありません。プーチンが信長で、追い込まれているウクライナの将が荒木村重。ただ、報道で知る限り異なっているのは、士気が高いのはウクライナ軍の方で、プーチンの思う壺と見られていたこの戦いは目論見通りには進んでいないようです。ロシアの国民感情を無視した戦争には、意外な結末が訪れるのではと思う次第です。

こんな見方が出来るのも、足下平和な現代日本に住んでいるからこそ。キエフ市民がそうだったように、ある日突然日常が失われることがあるや知れません。世界平和を願うところです。

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