旅の恩恵
私事ですが、結婚して25年。銀婚式を記念して、またワクチン2回接種後1ヶ月を経過したこともあって、嫁と2人で旅行をしてきました。思えば宿泊を伴う出張を含めて、旅らしいことは実に1年半振り。経由した羽田空港を訪れたのも実にそのとき以来のことでした。この年齢の感覚として”わずか”の期間で、羽田空港のチェックインシステムが大きく変わっていたのには驚かされました。地方に長くとどまっていると、世の中に置いてかれることを実感した次第です。
旅先に選んだのは南紀白浜。一度も訪れたことも通ったこともない唯一の県であったのと、業界の経営者仲間が営むホテル(と、言っても当ホテルの軽く十数倍の売上がある大きなリゾートホテルですが)を見てみたかったのがその理由です。初日に宿泊しようと思ったそのホテルは、土曜日だったとはいえ満室で泊まれず、最終泊となる月曜日に1泊だけさせてもらいました。
その社長に聞くと、和歌山県独自の宿泊支援で週末はかなり賑わいが戻っているとのこと。南紀白浜には「アドベンチャーワールド」というパンダを多数飼育しているキラーコンテンツがあり、小さな子供を連れた家族連れが目立っていました。気候も函館からは一月半も戻った暖かさでまだまだ観光シーズン。私たちが泊まった平日にも、このホテルには複数の小中高校の修学旅行生が訪れており、観光客が底辺から少し戻っただけの当地とは大違いでうらやましい限りでした。
私たちはこの南紀白浜を拠点に、紀伊半島南部の熊野古道巡りを中心に観光を楽しんだのですが、この未踏の地域は関西圏はもちろん、中京圏からも車で旅行をするには適度な距離で、極めて多くの他県ナンバーを目撃しました。交通の便に恵まれてはいないリゾート地という出発前のイメージでしたが、実は北海道とは比較にならない後背人口を抱えており、多くの大型宿泊施設がありながら、いわゆる廃れた温泉街のイメージは全くありません。高速道路も着々と延びているようで、元幹事長の政治力も感じずにはいられませんでした。百聞は一見にしかずです。
3泊4日の小旅行ではありましたが、泊まったそれぞれの宿泊施設でこの家業ならではの新たな気づきがあり、経営のヒントをいくつも仕入れることができました。この業界で働くものにとって、自らが旅をして宿泊するのが一番勉強になります。コロナのせいで、この1年半その機会を失っていたのが一番の損失だったのかもしれません。
皆さん今こそ旅行をしましょう。旅は人生に必要不可欠です。嫁の機嫌も良くなりました(笑。
多くの人に読んで頂くため、参考になったらクリックして下さい。
↓↓↓
« 「新しい旅のスタイル」ようやく全道適用へ | トップページ | 「新しい旅のスタイル」期間延長 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 北海道版全国旅行支援「HOKKAIDO LOVE !割」・・・(2022.10.05)
- 旅の恩恵(2021.11.06)
- 知らないと損!?GoToトラベル有効利用方法(2020.10.08)
- 酒田ナウ(2013.03.08)
- 函館の七夕祭(2)(2010.07.08)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 石垣島へ行ってきた(2023.11.29)
- この一冊 ~怪物に出会った日~(2023.11.18)
- ええな!阪神(2023.09.15)
- インフレは加速する(2023.08.25)
- リアルモンスター(2023.07.26)