« 2021年8月 | トップページ | 2021年10月 »

2021年9月

2021年9月29日 (水)

モデルナ接種2回目

一昨日、函館ホテル旅館協同組合の職域接種で、モデルナ製ワクチンの2回目の接種を行ってきました。

2021waku4

2回目の接種は、副反応が強く出ると接種済みの知人達から聞いていた通り、1回目とは明らかに異なる反応がありました。様子がおかしいと思い始めたのは接種から5~6時間ほど経過したその日の夕刻。接種した左腕は直後から1回目より痛むなと感じていたのですが、その痛みが体全体に広まっていくように全身筋肉痛状態に。結局、一晩中まともに寝付くことが出来ず、翌朝出社を断念。しばらく横になっていました。

しかし、午後になると急快復。幸い私は発熱することはなく、夜には普通に晩酌!可能になりました。そして本日は、あれほど痛かった左腕の接種部位も不思議なくらい無症状に。これは1回目より早く直りました。一緒に接種した嫁は、微熱ながら熱も出て、昨日いっぱい副作用にやられていましたが、今朝には回復したようです。

恐れていた副作用を乗り越え、これでようやく2回接種の仲間入り。函館ホテル旅館組合加盟施設のスタッフ及び関係者は、今週末をもってコロナワクチン2度の接種を終える予定です。

多くの人に読んで頂くため、参考になったらクリックして下さい。

↓↓↓

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村 

2021年9月25日 (土)

コロナより怖い供給過剰

専門家の予想とは裏腹に、新型コロナの感染者は全国的に急速に減少し、ようやく発信力がある方達から緊急事態宣言などの人流抑制策に対する懐疑的な意見が聞かれるようになりました。冷静に様々なデータを分析していれば、素人目にもこのウイルスは多少の対策とは関係なく、ウイルスの事情で増減を繰り返していることがわかるはずです。

季節の影響を受けるであろうこのウイルスは、これから冬にかけて再流行することも十分考えられますが、ワクチン接種が急速に進んだ我が国では、次の山は低くなり重症化率も低下、仮にウイルスの事情で感染力がさらに強くなったとしてもそれと反比例して毒性は弱くなるものと考えられます。日本医師会に対する批判の声も相まって、この先、緊急事態宣言などは発せられないだろうと思う次第です。コロナによる経済活動の停滞はこの冬をボトムに、来春くらいからは急速に回復に向かうものと予測しています。

一方、我々の業界は一筋縄にはいかないものと覚悟しています。当地に限ったことではありませんが、インバウンドで賑わっていたころに計画された宿泊施設が、このコロナ禍の大底に次々と完成し、大都市や観光地を中心に宿泊施設の供給過剰が顕著になっています。この函館駅周辺においても、コロナ前の3年前と比較して規模の大きなホテルが7棟も増加、さらに間もなく完成する施設や建設中のものもあるというところです。

2021htl

仮に宿泊需要が急速に回復したとしても、供給数が倍増したとすると、既存施設はコロナ以前の半数、新設優位なこの業界では更に下回ることでしょう。加えて、国内需要は様々な施策で回復したとしても、インバウンドが回復するには更に時間を要するものと覚悟しなくてはなりません。国内経済が回復すると、今行われている金融面での支援策は打ち切られることでしょう。そのような中、借りたお金は返さなくてはなりません。仮に収支トントンとなったところで、手元資金は減少の一途です。

自然災害やパンデミックによる落込みは必ず回復に向かいます。しかし、受給バランスが崩壊すると簡単に事は治まりません。供給に見合った需要の回復が期待できない以上、正常な状態に戻るには供給数の減少、すなわち淘汰以外にはあり得ません。

宿泊業界、これからが本当の経営手腕が試されるところです。

多くの人に読んで頂くため、参考になったらクリックして下さい。

↓↓↓

 にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村

2021年9月18日 (土)

チャイナリスク

コロナ禍が生んだ世界的な金融緩和策は、実体経済を無視して株式市場への資金流入を招きました。コロナショックの急落から1年半、日経平均株価は約30年振りの高値を記録しています。年初来高値に面合わせ程度の日経平均はともかく、一部市場全体を表すTOPIXは、数ヶ月のもみ合いを経て明確に高値を更新しており、相場の教科書的には一段高を期待できる動きとなっています。

2021topix

昨年来、このジャブジャブの金余りの下、バブルが発生するとすればむしろこれからと感じ、私のわずかな個人資金の多くを株式市場に投じていましたが、ここから刈り取りとなるはずの昨今、想定したより早く不穏な空気が漂いはじめました。

総裁選オンリーのテレビニュースではほとんど報じられていませんが、ここ数日、一般紙でも扱われはじめたのが、中国の大手不動産会社「恒大集団」の経営危機問題です。中国の不動産バブルについてはかなり以前から懸念されていましたが、ソフトランディングを目指した国策の下、危機は表面化しておりませんでした。ところがここにきて、習近平による肥大化した民間企業をターゲットとした引き締め施策により、借入れに依存していた同社のリスクが顕在化。破綻は既に確定的で、国や地方政府による公的資金注入などによる金融システム危機回避が焦点になっているようです。

中国の一企業の倒産に過ぎないという楽観的な見方もあるものの、これが世界的な資金逆流のシグナルになる可能性も否めないと思っています。日本の1990年代と同じく、中国の生産年齢人口は減少に転じています。そのような中、高止まりしている不動産価格はいずれ是正されることは必至であり、これがきっかけで暴落と言わずとも下落傾向が鮮明となれば、今や世界の景気の下支え役となっている中国経済が大きく落ち込むリスクを孕んでいます。

仮にそうなったとしたら、様々な面で中国に依存している日本経済、そして株式市場に与える影響は軽微であるとは思えません。それが来月になるか来年になるか、あるいは杞憂にすぎないかはわかりません。コロナの次のリスクはチャイナリスクかと懸念している次第です。

多くの人に読んで頂くため参考になったらクリックして下さい。

↓↓↓

 にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村

2021年9月13日 (月)

営業継続中

北海道での緊急事態宣言が延長され、多くの会議会合が中止となって暇な日々が続き、これといった出来事も無かったことを言い訳にブログの更新を怠っていました。

R312sss

当ホテルでは、今年過去2回の緊急事態宣言下では臨時休を選択しましたが、このたびは営業を継続しています。理由は、少ないながらも日々宿泊予約が入っているのと、平年であれば繁忙期。少しは入込が増えるとの期待をもってのことです。また、多くの従業員を抱えていれば休業を選択して雇用調整助成金をもらった方がトータルで支出を抑える計算も立つというものですが、当ホテルは元々少数精鋭?、また清掃やナイトフロントは委託している関係から、こちらは休業しても一定の金額を支払わなくてはならないため、それほどメリットが大きくありません。緊急事態宣言により、飲食店は何らかの補償を得られるところもあるようですが、宿泊業はその恩恵を得ることはできずマイナスでしかありません。

借入れだけは十分に出来ているので、今のところ資金繰りに問題はありませんが、無事このコロナ禍が収束した後は稼ぐどころか返済に追われるのではないかと不安が先にたつところです。

そんな中、ここ数日は変化の兆しも見られています。ひとつは、1年数ヶ月ぶりに外国人の個人客から宿泊についての問い合わせメールが入りました。コロナが落ち着いたら日本への家族旅行を考えているとの内容でした。また、9月後半に仮押さえしていた小規模の団体客の予約が、緊急事態宣言延長でキャンセルではなく日程の変更となり、同時期に追加の予約も入りました。おそらくワクチン接種を終えた年齢層を対象とした募集もので、それなりの反応があったものと思われます。

今後ワクチン接種がさらに進めば、同様の旅行需要は確実に増加するものと思います。また、修学旅行についても中止ではなく延期がほとんどだと聞いております。パンデミックの発生から1年半が経過し、ようやく何かが変わってきているように感じます。後は国や自治体が、自粛一辺倒の対策からの舵を変えられるかどうか。新政権に期待したいところです。

多くの人に読んで頂くため参考になったらクリックして下さい。

↓↓↓

 にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村

2021年9月 3日 (金)

猛暑・冷夏同居の夏

月が変わり名実ともに秋を感じるようになりました。函館のこの夏を振り返ると、8月上旬までの猛暑の影響で、暑かったイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。しかし、8月の平均気温はほぼ平年並み。と、いうのも皮肉にも札幌でのオリンピックのマラソン競技が行われた翌日から、北海道はオホーツク海高気圧に覆われ、典型的な冷夏の気圧配置となりました。

2021natu2

グラフは7月10日から8月末までの函館市の最高気温とその平年値を示したものです。7月中旬以降記録的な暑さが続き、7月の平均気温は観測史上3番目の暑さ。約1ヶ月にわたり、最高気温は平年を上回り続けましたが、8月7日に函館の観測史上最高となる33.9℃を記録したのをピークに急降下。本来、厳しい残暑となるはずの8月中旬の約10日間は平年を大きく下回り、冷夏の様相となりました。

この結果、平均気温において8月は7月より低くなるという逆転現象がおきました。これは約150年の歴史がある函館の観測史上今年を含め5回しかない珍しい現象でした。

こんな夏も珍しいと思い、グラフにしてみたところです。予報によると、函館は当面平年並みの気温が続きそうです。

多くの人に読んで頂くため、参考になったらクリックして下さい。

↓↓↓

 にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村

« 2021年8月 | トップページ | 2021年10月 »