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2021年5月25日 (火)

都道府県実数比較の無意味

ここ数日、北海道の新型コロナ感染者数が東京などを抑え全国一となっていることがニュースとなっています。昨日の北海道新聞朝刊で札幌市以外も4割になり、全道に広がっているとの記事がYAHOOニュースで紹介され、全国的には北海道がコロナ危険地帯となっている印象を与えているのではないでしょうか。

現実的には、感染拡大が顕著なのはあくまで札幌都市圏。江別や北広島など札幌の”区的”な地域や、通勤圏の小樽などでの拡大が目立ちます。主要都市の中で増加が目立つ旭川も札幌からは日帰り圏内。他の道内主要都市と比較して、札幌との往来の数が違います。一部、札幌と離れた地方でのクラスターも発生してはいますが、これは第1波や第3波でもあったこと。香川県の44倍もある北海道を一つの単位で見てほしくないのが本音です。

さて、都道府県の実数比較がいかに無意味かという例を、コロナ以外で示してみます。下の表は、昨年の都道府県別交通事故死ワーストランキングです。

2020j1

53年ぶりに東京都がワースト1位になったことが話題となりました。ただし、ワースト上位5位までは毎年常連の顔ぶれです。これを人口10万人あたりで比較すると次のようになります。

2020j2

上位に来るのは実数比較では中位以下の県が並びます。逆に、実数でワースト常連は逆に良い方に変わり、東京は何とナンバーワンの優良都道府県です。どちらが正しい比較でしょうか。警察の方に聞くと、香川県は交通マナーが悪い方で有名だそうです。他方、道路1000㎞あたりの死者数でランキングすると東京都はワースト1位に逆戻り(香川県はワースト3位)。切り口によってこれだけ景色が変わるのです。少なくとも言えるのは、都道府県単位の実数比較は、印象操作には好都合でもほとんど意味をなさないということです。

ところで、札幌都市圏の人口10万人あたりの日々の感染者数は間違いなく全国トップクラス。それどころかインドを上回っているという人もいます。もちろん、これも同じ基準で検査が行われているという前提に立てばの話ですが。悲惨な状況ばかり報道されているインドの状況ですが、感染者に対する致死率は、日本と比較しても大差が無いということです。

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