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2020年12月

2020年12月29日 (火)

どうなる来年

大変な1年が間もなく終わろうとしています。ホテル経営に関わって約20年、いや社会人となって三十有余年、証券会社時代はバブルの崩壊に始まり、1990年代後半の金融危機、この業界に入ってはSARSの流行、リーマンショックに東日本大震災と幾度も厳しい局面を迎えましたが、今回の新型コロナの影響はその比ではありません。今から思えば、業界にとって有珠山噴火や胆振東部地震による観光客の落込みなど比較対象にならない出来事のように感じます。正に100年に一度クラスの危機を私たちは体現しているのかもしれません。

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新型コロナウイルスの感染が世界中に拡大した時、この影響が収束するまで少なくとも2年は擁するものと覚悟しました。混乱が顕在化してからまだ1年足らず。従って、ワクチン接種が始まって経済もV字回復に向かうであろうと予測しているように見える株式市場とは裏腹に、まだ当面、世の中の混迷は続くものと予想しています。

日本国内に目を向けると、混迷の度合いが深まるか否かは東京オリンピック開催の可否にかかっていると思います。仮に開催できるとしても、完全な形では行われないであろうとは誰もが感じているところでしょう。いずれにせよ、年前半にマインド的に落ち込む場面があるのではないでしょうか。

一方、人の流動の大底は今年だと思っています。ただ、V字に回復することはなく戻りは期待はずれの緩やかなものになりそうです。今年は様々な制度で手元資金に逼迫する企業はそれほど多くはないものの、特に我々観光業界に属する企業は支出超過が続きます。緩やかな戻りでは支出を補うことができず、資金繰りに窮する会社が今年以上に増えるものと思います。経済指標が対前年で上向く中、今年のような過度な救済策は取られず、体力の乏しいところは撤退を余儀なくされるのではないでしょうか。

世界的な財政支出の誇張による金余りで予想外にもバブルの様相を呈している株式市場も、どこかで曲がり角を迎えることになるでしょう。それが皮肉にも新型コロナ収束のタイミングかもしれないし、このような局面によくある全く別の悪材料かもしれません。それに伴う金融不安の発生が、再度の正念場になるのかもしれません。

兎に角、試練はもう1年続くものと心しています。何が起ころうと自らが淘汰されぬよう新たな年に挑んでいくしかありません。こんなことを書きながら何ですが、皆様、良いお年をお迎え下さい。

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2020年12月26日 (土)

やはりラニーニャの冬は・・・

先月の長期予報では、この冬の北海道は暖冬傾向とのことでしたが、12月中旬以降、厳しい寒波が周期的にやってきて、函館市内はあたり一面すっかり雪景色となっています。昨日発表された長期予報では一転平年よりかなり寒い1月となるとのこと。2月は暖かくなるとの見込みですが当てにはなりません。何より現在ラニーニャ現象が発生しているのです。

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思い出されるのは同じくラニーニャ現象が発生していた3年前の冬。当地は記録的な大雪に見舞われ、何度も車が走行不能になったことが思い出されます。今年の降雪の傾向がその時と似ており、現在岩見沢が記録的大雪の一方、逆に札幌はこの時期としてはかなり積雪が少なく対照的となっています。3年前も函館や岩見沢が大雪のわりに札幌はそれほどでもなく、珍しく札幌と函館の降雪量が逆転した冬でした。これは、風向きの影響で西寄りの風が吹くと札幌は手稲山がガードとなって雪雲が押さえられ、北寄りの風が多いと函館は横津山系がガードして少雪となります(豪雪地帯の岩見沢は比較的両方の影響を受けます)。例年、後者が多いため函館は道内では雪が少ないと言われるのですが、ラニーニャの年は西よりの風が多くなるのでしょうか。

エルニーニョだった昨年の冬。根雪の始まりこそ例年並みだったものの、何度も完全に積雪が無くなり、暮らす分にはとても楽な冬でした。どうやらこの冬はそんな訳にはいきそうにありません。雪は我慢しましょう。その分コロナが収まってくれれば何よりです。

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2020年12月22日 (火)

臨時休業のお知らせ

当ホテルでは、来年1月4日(月)から2月19日(金)までの約1ヶ月半、臨時休業することと致しました。元々、インバウンド不在で最閑散期となる1月中旬以降、老朽化したボイラーの交換や配水管の入替え等、館内メンテナンスのため2~3週間程度の休業を予定しておりました。ところが、新型コロナ感染者の再拡大でGOTOトラベルが一時停止されたことで、予約キャンセルが急増し、また先々の予約も極端に減少していることから、予定より期間を拡大して休業することを決断しました。

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尚、一定数の予約がある1月9日(土)、10日(日)は通常通り営業致します。また、休業期間においても既に入っている予約に関しては、お泊まり頂けるよう対応致しますのでご安心下さい。休業期間中も施設の閉鎖は致しません。お電話及びメールでのご予約やお問い合わせを受け付けておりますので、お気軽にご連絡下さい。宿泊部門は休業しますが、ホテル駐車場及び当ホテルテナントの「ラッキーピエロ函館駅前店」、「かもめラーメン」はホテルとは関係なく営業を継続します。

新型コロナの感染者数は気温の低下に反比例すると言われています。GOTOトラベルの停止期間延長の有無にかかわらず、移動に対するマインドの低下は避けられず、厳冬期を迎えるこれからの期間、営業を継続するよりも休業を選択した方がトータル的な支出を抑えられるものと判断しました。幸い様々な制度を利用でき資金繰りは全く問題ありませんが、今後、末永くホテル営業を継続していくため、足下はがっちりとガードを固める考えです。

気温が上昇し始める2月下旬より万全の体制で営業を再開する所存です。ご利用を予定していたお客様にはご迷惑をお掛けしますが、ご理解の程お願い申し上げます。

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2020年12月18日 (金)

変遷加速、慣例・習慣

世の中の慣例や習慣というものは、時代時代によって移り変わっていくものです。ところで、このコロナ禍、様々な分野においてそのスピードが加速しているように見受けられます。


象徴となっているのがリモート何とかに代表されるデジタル・テクノロジーの世界ですが、アナログな我々の業界でいうと店舗型旅行センターの終焉といったところでしょうか。北海道では数年前まで主要駅には当たり前のようにあった「ツインクルプラザ」という駅併設の旅行センターが、あと数ヶ月で完全に無くなります。旅行の個人化とインターネットの普及によって、店舗で旅行商品を購入する人が年々減少し、将来的な閉鎖が決まっていたのですが、新型コロナによる旅行需要の減少でその撤退が前倒しとなりました。


東日本でも「びゅうプラザ」と呼ばれる駅併設の旅行センターの閉店が相次いでおり、「駅に行けば旅行の予約ができる」という少し前までの当たり前の世界が消えゆくことになります。大手旅行代理店においても街中の旅行センターの撤退が相次いでおり、今後旅行の組み立ては携帯端末でおこなうことが慣習となることでしょう。もう、なっているか。


身の周りのことでいうと、最近目立って届いているのが次のようなお知らせです。


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年賀状による挨拶を今後は行わないという連絡が来たのは1社や2社ではありません。思えば私の息子たちは、メールやラインなどで年始の挨拶を行っているようで、年々はがきのやりとりが減少し、今やこれがスタンダードになのかもしれません。各社これもコロナ禍、冷静に節約できるものを考えての決断なのかとも思う次第です。日本独特の年賀状文化も消えゆくことになるのでしょうか。


当社では当面賀状による挨拶を行う予定で、本日はお歳暮の発送も行ったところです。デジタル庁が出来る時代、そろそろアナログな発想を転換しないとついていけなくなるのかと迷う今日この頃です。


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2020年12月15日 (火)

保証の無い緊急事態宣言

つい先日、GOTOトラベル停止は混乱を招くだけだと記したばかりですが、早くも現実となってしまいました。GOTO停止発表以降、当ホテルでは早速年末年始の予約キャンセルが入り出し、新規の予約はゼロといった状況です。

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GOTOに関係なく今月は開店休業状態。年末年始の入込みだけがせめてもの救いだったのですが、これもほぼ消滅することでしょう。元々入込の期待出来ない1月中旬以降、館内メンテナンスを兼ねて一時的に休業する予定でいたのですが、今後のキャンセルの出方と、自粛ムード次第でその期間の見直しをしなければなりません。

前に記した通り、悪者扱いされているGOTOに関係なく、この冬コロナは拡大し、収まる時は収まるものだと思う次第ですが、こうなった以上仕方がありません。収入が期待できない以上、如何に支出を抑えるか。休業要請が無くとも一時的に休業することが最善の策と考える次第です。せめて特例が延長された雇用調整助成金を活用し、この冬は乗り切るしかありません。

幸い当社は当面の資金繰りは問題なく、宿泊特化型という性質からキャンセル対応に手間がかかる程度ですが、GOTOの恩恵が大きかったリゾート型施設は大混乱といったところでしょう。年末年始の入込みを当て込んで、既に相当な準備がなされているはずです。もちろん宿泊業界に限ったことではありません。今年の4~5月以上の閑散が保証無しに再現されることは確実です。今度は廃業、倒産、失業者が目に見えて増えることになるかもしれません。その時、この判断が過ちであると気づくことになるのでしょう。GOTO停止論者は認めないとは思いますが。

春からの反撃に備え、冬眠戦略をとることにします。

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2020年12月11日 (金)

GOTO停止は混乱を招くだけ

新型コロナ感染者数が全国的に拡大し、GOTOトラベルが悪者のように一部メディアが煽っていますが本当にそうでしょうか。元々、風邪の一種である新型コロナは気温の低下とともに再拡大するであろうと言われていました。それが現実になったのと、時を追うごとに民間事業者も加わってPCR検査数が増えていることで感染者数が顕在化しているのが最大の要因と思われます。

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GOTOによって人の移動が増えたことで感染者が増加したのも一因かもしれませんが、感染者が増加しているのは大都市中心であり、地方に拡大していると言っても、観光地が目立って増加しているデータはどこにもありません。一時期、観光客の回復が目立った当市は、全国指折りの観光地でありながら、北海道内において人口比で見ても極めて少ない感染者数です。ヨーロッパでは日本より遙かに厳しいロックダウン政策を行っていながら、日本とは桁が違う数で新規感染者や死者が増加している国も少なくありません。

たとえGOTOが無くとも人の移動はあった訳で、燻っていたウイルスが冬とともに拡大したと言って間違いないでしょう。GOTOのみを悪者扱いにするような印象操作には憤りを覚えるところです。

とはいえ、感染拡大など無視して積極的に旅行をして下さいと言う気は毛頭ありません。GOTOを停止するまでもなく、感染拡大報道と道による自粛要請で、当ホテルのみならず市内の観光、宿泊施設はとっくにGOTOや道民割施行前の閑散状態に戻っています。本来、稼ぎ時であるはずの市内飲食業界などは我々以上に厳しい状況でしょう。今は人を呼ぶより体力を温存することが最大の経営戦略だと思うところです。

GOTOが事実上機能していない中で、制度そのものを停止してしまうと、我々業界も既に予約している方たちも、そして取り消し作業を行う事務方も大混乱になることを想定している方はいらっしゃるのでしょうか。制度を維持したまま、移動を控えるように言うのは矛盾しているようで合理的な策であるのです。

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2020年12月 5日 (土)

「函館の冬割」で春合宿!

つい先日、「函館の冬割」を利用したプランの予約受付開始にはまだ時間がかかると記したばかりですが、熟考するまでもなく予約の受付を開始してしまいました。


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付加価値をつけて個人向けプランとも思いましたが、GOTOトラベルが2月以降も延長されることがほぼ確定的。言われているように1月から再度「函館グルメクーポン」が発行されるとしたら、特典をつけて5000円以上のプランを作らなくとも、オフシーズン価格のままGOTO割引を適用し、これに地域共通クーポン+函館グルメクーポンが付けば、実質無料に近い価格で客室を提供できることになります。単価を上げることを考えている施設もあるようですが、ここは利益よりできるだけ多くの人に来て頂くことを優先したいと考えます。


そこで当ホテルでは、毎年春休みを利用して合宿で当地を訪れる高校生を中心とした各種スポーツ団体向けに格安で泊まっていただけるように考えました。函館は北海道内では雪解けが早く、3月下旬になると野球やサッカーなど練習試合が組めるようになります。そのため、道内の多くの学校がこの時期当地を訪れ、当ホテルもご利用頂いております。今年の春も室内競技も含め複数の学校の予約を頂いておりましたが、残念ながら新型コロナの影響ですべてキャンセルとなりました。


私事になりますが、息子の野球部も予定していた関東遠征が中止となり、帰函後に予定されていた道内各地の高校との練習試合もすべて流れてしまいました。部活は本番の試合だけではなく、仲間とともに行動する合宿や練習も一生の思い出として残る貴重な体験です。今年の高3の生徒たちは複数の大会とともにその大切な機会を失ってしまいました。来年、最終学年となる生徒の皆さんにはそんな思いをさせたくありません。


来春、新型コロナが収束していることを祈るとともに、多くのスポーツプレーヤーがこの街を訪れてほしいと思います。


プラン詳細につきましては、当ホテルHPをご覧になって下さい。


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2020年12月 4日 (金)

閑散第2波現実に・・・

ここ数年、12~2月の函館観光業界はインバウンドに依存しており、加えて冬季のイベントが軒並み中止や縮小されることから、GOTOトラベル効果があったとしても再度落ち込むであろうことは想定しておりました。そこに新型コロナ感染が再拡大し、GOTO札幌自粛がとどめを刺す形となっています。

11月中旬までGOTO効果で回復気味だった当地観光業界も、札幌を中心としたコロナ感染拡大が報道されるようになると旗色が変わり、当ホテルでは言われる程のキャンセルこそ発生しませんでしたが、予約のペースが急速に落ちはじめました。当地のGOTO効果は道内客が中心。その大半が札幌圏ということで、ここが絶たれるとGOTO前に逆戻りと言っても過言ではありません。観光のみならずビジネス需要も途絶え、年末を除くと当月の入込はコロナショックが始まった3月に近いものがあります。

札幌では同業の再休業が増加し、一部大型施設は2月いっぱいまでの休業を決定しました。来年の札幌雪祭り効果はないものと早々に判断したのでしょう。函館でも現在冬の一大イベントであるクリスマスファンタジーが開催されていますが、人気のスープバーやステージイベントが密回避のため実施されず、ツリーと18時過ぎの花火だけが光を放っています。これも、まあ良いのですが・・・。

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そんな訳で、当月の観光客入込みは大幅に落ち込むことになるでしょう。足下は支出を極力抑えることが肝心。暖かくなりコロナの再拡大が収まるであろう3月からが勝負と考えています。本当に回復するのには更に1年を要する覚悟を持って今後の経営に当たる所存です。

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2020年12月 2日 (水)

函館冬割予約受付開始・・・と、言うけれど

税金の恩恵を受ける立場で文句を言う気は毛頭ありませんが、現場は少々混乱をきたしております。

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2月1日以降、宿泊料金の半額が助成されるという「函館の冬割」。道民割とそっくりな要綱を見て申請し、つい先日予算割り当ての通知が来て、これから制度についての説明会もしくは個別のレクチャーでもあるのかと思っていたら、本日の新聞に予約受付開始と出て驚いてしまいました。予算金額を宿の裁量で自由に使用しても良いならそのようにさせて頂くのですが、一人5000円以上という縛りがあったり、延長の可能性が取り沙汰されているGOTOトラベル併用が可能になったりすると、様々な疑問が生じます。

月次報告が必要とのことですが、そのひな形も提示されておらず、1月4日から再配布可能なグルメクーポンについても割り当てられるのかどうかも知らされておりません。事前に詳細を教えてもらえば、各施設、効率的な告知、販売方法もとれるものですが。

冬場のオフシーズン、大半の施設は素泊まりなら一人あたり5000円未満が相場です。特に宿泊特価型ホテルは付加価値を付けて冬割利用可能なプランを新設しなくてはなりません。そんな訳で、函館冬割の予約受付は当面まだ先になりそうです。ネット予約サイトの担当者も頭を抱えていました。

我々業界にとって有り難い話ではあるのですが。

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