落込み第2波?
ある程度予想されていたことではあるのですが、気温の低下とともに新型コロナの感染が再拡大しています。検査数が増えての感染者数増加とは異なり、事実上の第2波と言って良いでしょう。ワイドショーなどではGOTOトラベルが悪者扱いされていますが、あくまで季節性のもの。事実、感染対策を徹底している宿泊施設、全国的にもホテルなどでのクラスターはほとんど発生していません。
しかし、連日コロナ感染者増加の報道がなされると、国民のマインドが萎縮して外出を控える方向に向かうでしょう。北海道での新型コロナ感染者数の増加が報道され始めた先週来、当ホテルでは予約のペースが目に見えて落ちはじめ、逆にキャンセルによって予約で満室だった今週末の連休にも空室が目立ち始めました。12月は年末以外は閑散続きで、想定はしていましたが我々宿泊業界のみならず、経済活動の落込み第2波が目前に迫っています。私が所属する様々な団体の忘年会や新年会の中止も早々に決まっており、宴会場を備えた同業や飲食業界は稼ぎ時の年末年始に大きな痛手です。
GOTOとともに自治体においても様々な誘客対策を考えており、確かにありがたいことではあるのですが、インバウンド不在のこのオフシーズン、元々低価格なところに特典やさらなる割引を付けても効果は知れています。ここは現実を見据えて、守りに入らざるを得ないと思うところです。バラマキ的な支援策より、雇用調整助成金特例の延長などセイフティネットの拡充を期待したいのが本音です。
日本国内においても千人に一人が新型コロナに感染した計算になり、怪しくても検査を受けなかった人や発症しないまま治癒した人を含めれば実際はこの倍はいるものと思います。もう、どこで誰が感染してもおかしくなく、感染症としては既にインフルエンザと同等と言っても良いでしょう。一方、その致死率は春先に言われていた2%程度から下がり続けており、高齢者や何らかの疾患を抱えている人を除けば0.1%にも満たないものと思います。これもインフルエンザと同等と言っても良いのではないでしょうか。この冬の波動が収まり、ワクチンの流通が話題にのぼり始めれば、コロナもようやく落ち着くのではないかと思っています。
もっとも、すぐに業界が上向くなどと思っていません。悪材料はコロナだけではないからです。天変地異や国際紛争、金融危機等、予期せぬことが重なるのは何度も経験してきました。あと1年はがっちり固めるつもりです。
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