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2020年9月 2日 (水)

反転序章

最近、観光業界以外の人たちから「少し観光客が戻ってきたようだね」と言われますが、それは皆無に近かった5~6月と比較してのこと。GOTOキャンペーンや自治体レベルでの対策があっても、8月の当ホテルの宿泊客数は対前年約70%減。お盆の週こそ3割減程度となりましたが、それを除くと8割以上のマイナスです。

今月になって、修学旅行が動き出し、一転明るい兆しも見え始めていますが、それが過ぎると本格的なオフシーズン。外国人客が全く見込めない中、仮に新型コロナの再流行が無かったとしても、今春レベルの閑散になることは避けられないものと思っています。地域クーポンの提供や自治体補てんによる宿泊料金の減額といった小手先の対策など通用しないでしょう。目先、我々にできることは如何に支出を減らすか。本当に厳しいのはこれからだと覚悟しています。

一方、反転攻勢の芽も出ていない訳ではありません。先般、市の函館マラソン担当の責任者が、協賛金を拠出している当社にタブロイド紙を持って挨拶に来てくれました。聞くと、残念ながら今年の大会は中止になってしまったものの、既に来年開催に向けて準備を進めているとのこと。”密”を減らすため、ハーフとフルのスタート時間を30分以上開けたり、エイドでの給水方法なども具体的な検討段階に入っており、新型コロナの感染防止に知恵を絞っているようです。ただ、秋冬の市民マラソン大会が軒並み中止となり、来春の大会も微妙な情勢となっていることを心配している様子だったので、私は敢えてこう申しました。「もし、函館マラソンが先陣を切ってコロナ後最初の大規模マラソン大会となれば、凄いインパクトになるよ」と。

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仮に今後、気温の低下とともに新型コロナの感染が再拡大してきた場合、募集時期が重なる来春の大規模市民マラソン大会の開催は厳しくなるものと思われます。しかし、函館マラソンは数少ない夏開催。その募集も来春です。更に、密といってもマラソンに参加するのは普段から鍛えて免疫力の高い健康市民。熱やひどい咳があってマラソン大会に出ようと思う人などいないでしょう。同じ人数のイベントでも屋内で行われるものよりは、感染リスクは極めて低いのは明らかです。

もちろん、開催することによってクラスターが発生するリスクはゼロではなく、万一のときは相当非難されることでしょう。多くのイベント主催者はそれを恐れるがために、中々元の生活に戻れずにいます。このリスクをとれるようになる時から、コロナ後の本当の反転攻勢が始まります。全力で協力したいと思っています。

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