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2020年9月

2020年9月30日 (水)

混乱必至?GOTOトラベル地域共通クーポン

明日、10月1日よりGoToトラベルキャンペーンの完成形となる地域共通クーポンの配布が開始されます。

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しかし、その前日である本日午前10時現在、当ホテルで配布予定の紙クーポンがGoToトラベル事務局より届いておりません。GoTo事務局コールセンターや申請等を委託している事業者に電話しても全く繋がらないため、業界の役員を通じて確認してもらったところ、クーポンは発送されており、間もなく届くであろうとのこと。一方、委託している事業者からGoTo事務局への書類に不備があったとのことで、既にGoTo事業に参画している当ホテルが、公表されている参画施設から漏れていると聞かされ驚きました(修正承認の手続きをとっています)。

情報を集めてみると、このような同業も少なくないようで、明日から始まる地域共通クーポンの配布やその利用は大混乱に陥る可能性が高いと見ています。直前になって知らされたクーポン発券に係る確認作業もスマホ機能を使った複雑なもので、慣れない現場担当者はマニュアル通り実行するのも難しいと思われます。また、クーポンを利用できる飲食店や土産店は想定していたよりも少なく、むしろ全国チェーンの量販店やコンビニなどが目立ちます。想像ですが、申請漏れも多数発生しているのではないでしょうか。当初から参画している宿泊施設ですらこのありさまなので、利用可能なはずの店舗に必要なキッドが届いていないケースも多いものと思われます。

本日中に、当ホテルにも地域共通クーポンが届くと信じていますが、万一届かなかった場合、明日以降、わずかに残った函館市グルメクーポンで代用させていただこうと思っています。こちらの方が金額的にも、利用可能な店舗もはるかに多くなるので苦情は出ないと考えますが。

このように地域共通クーポンの配布・利用に関して、社会問題になるのではないかと危惧しているところです。

追伸:本日14時前、漸くクーポンが届きました(-_-;)。明日から当ホテルでは、無事配布可能です。

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2020年9月24日 (木)

待たれるMICEの復活

この4連休、新聞報道等にあるように観光客の入込は順調で、当ホテルも休前日はほぼ満室。7月連休時に失速した3日目も直前予約でほぼ埋まり、例年の9月連休並みの売上を確保できました。これは正にGOTOトラベル効果と言って良いでしょう。この施策が無かったらここまでの回復は難しかったものと思います。

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一方、当月の平日は修学旅行が復活し、一部ビジネス需要の回復は見られるものの、まだまだ例年の半数以下。観光客が増えたように見受けられるのも、春から夏にかけての極端な閑散と比較してのもの。賑わったこの連休こそ、コロナ禍前の観光都市函館のオンシーズンのいつもの姿です(写真は本日午後の函館駅前。ひと頃よりは人の姿が増えてはいるが・・・)。

例年、当ホテルの9月の稼働率は80%以上を維持していました。と、言うのも9月は様々なイベントや全道レベルのスポーツ大会、更には全国規模の会議、学会等が開催されており、規模の大きいものが入ると平日でも市内主要宿泊施設は概ね満室となります。しかし今年はこれらがほとんど中止となり、シングルルームを多く抱える市内ビジネス系ホテルは低稼働を余儀なくされています。GOTOで連休や週末の観光需要は支えにはなっているものの、一部高価格帯のリゾート系ホテルを除いて、採算ベースには程遠いのが現実です。GOTOの対象に東京都が加わることで期待の声も聞きますが、予約解禁後、当ホテルへの東京都内在住者からの宿泊予約はごくわずか。都民としてもGOTO解禁になっても、いきなり北海道・沖縄とはならず、近場の温泉リゾート地が主流になるであろうことは想定しておりました。

観光需要とともに待たれるのが、業界でMICEとよばれる会議(Meeting)、研修・褒章旅行(Incentive)、学会・大会(Convention)、イベント・展示会等(Exhibition)の復活です。これらが回復してこない限り、ただでも供給過剰ぎみの函館の、いや全国の宿泊施設は利益を出して営業することは難しいでしょう。もし、新型コロナの感染がこの先落ち着いたなら、国も行政もこれらの復活、誘致に繋がる施策を打ってほしいものです。

これらが戻るのは、インバウンドとともに再来年くらいだろうと”期待”しています。

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2020年9月18日 (金)

暑くなってる?

近年、残暑が厳しくなっている傾向があるように思え、暇なときにデータを調べてみようと思っていましたが、基本暇なので調べてみました。1991年から2000年、2001年から2010年、そして2011年から2020年の7月上旬から9月下旬まで、旬ごとの平均気温を比較してみました。(上旬は1日~10日、中旬11日から20日、下旬21日~31日、2011年以降の9月中旬・下旬は9年間の平均)

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残暑が厳しくなっていると思って調べたのですが、結果は直近10年、明らかに夏の気温全体が高くなっていることが鮮明となりました。2000年までの10年と、2010年までの10年ではばらつきもあり明確な差異は見られませんが、2011年からの10年はどの旬も0.5℃から1℃近く上昇しています。わずか1℃といっても、平均気温の1℃は明らかな違いです。最も気温が高い8月上旬で比較すると、直近の函館市の気温は10年以上前の青森市の気温と同レベルということになります。

函館でもエアコンを設置する家庭が増えるなど、都市化の影響が気温の上昇を助長している部分は否めませんが、気温の高低にはサイクルがあり単純に温暖化と決めつける気はありません。一説には今後太陽活動が一段と弱くなり、ミニ氷河期がやってくるとの見解もあるようです。また、現在ラニーニャが発生しており、傾向からは今年の冬は一転寒くなるとか。北国に住む私の個人的な思いとしては、寒くなるよりはもう少し暑くなってくれた方が良いと感じている次第。

今度は、年間を通じた季節ごとの気温の変化をもっと長いスパンで調べてみたいと思います。

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2020年9月12日 (土)

データのミスリード

日本旅館協会北海道支部では、毎月加盟施設の宿泊実績を調査し、地域ごとに集計したものを公表しています。災害などにより、観光環境が激変したときなどは、このデータを元に新聞各紙は宿泊客動向を分析し記事にすることが多く、特に新型コロナの影響が顕著な本年は、毎月のように発表と同時に観測記事が書かれています。

しかし、このデータは鵜呑みにできない部分があります。理由としては、全道の宿泊施設の中で、この組織に加盟しているのは決して多くないこと。そして、その施設はその名の通り観光地の温泉旅館に偏っているところにあります。

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本日の北海道新聞に、8月の道内各地の宿泊実績が記されており、釧路を始め道東や道北の宿泊客の回復が早く、函館や札幌および近郊の回復が遅れているとのデータが載っています。知らない人が読むと、その通りだろうと思ってしまうでしょうが、おそらく釧路の都市型ホテルの内情を知る人は「本当かい?」と思っているのではないでしょうか。

実は、釧路の実績対象となっている施設はわずか2施設。一方、函館は湯の川の大型施設を中心に12施設の統計データです。函館も十分なサンプル数とは言えないものの、釧路の場合は地域の実情を表しているとは言えません。組織の理事として、当ホテルでもデータを提供しておりますが、理事職に就く前までは、このサンプル数では実情を表さないという理由から、データの提供をしておりませんでした。

ちなみに当ホテルの8月の宿泊実績は対前年およそ70%減。私の個人的な情報によると、函館を含む道内都市部の8月の宿泊実績は対前年60~80%減。これは札幌も旭川も帯広も釧路も大差は無いと思われます。個々の施設の特殊要因でイレギュラーな数字もありますが、日本ホテル協会札幌支部15施設の動向(対前年70%減)が現状を表しているものと思います。釧路の数字には?マークが付くところです。回復はまだら模様どころかほど遠いのが現状です。

傾向としてひとつ言えるのは、このたびのGoToトラベルキャンペーンでは、都市型ホテルより温泉旅館の方が特に北海道の場合、メリットを享受しているように見受けられます。都市近郊の比較的高価格帯の温泉旅館が、お得感と安心感という観点から車移動の道内客の需要にマッチしているのでしょう。一方、函館や札幌のように比較的道外客比率が高く、例年8月の稼働率が極端に高いところは、データ通り苦戦しているのも事実です。

今後、GoToの対象に東京都が加わることに対しては少々の期待はありますが、問題は観光シーズンオフとなる11月以降です。インバウンドの無い冬は確実です。仮に新型コロナウイルスの本格的な第2波、3波が無かったとしても、我々業界の極端な客数減の第2波は確実にやってきます。試練はこれからが本番かもしれません。

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2020年9月 9日 (水)

地域共通クーポン

元来、GOTOトラベルキャンペーンの一環として当初より実施されるはずだった「地域共通クーポン」制度が10月1日より開始されることが正式発表されました。

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地域クーポンとは旅先の都道府県で使用できる商品券のようなもので、宿泊費の15%相当が提供されます。キャンペーンで既に先行実施されている35%の宿泊費の割引と合わせ、実質50%の補助ということになります。クーポンの有効期間は宿泊旅行の場合、チェックイン日からチェックアウト日までで、宿泊した都道府県の隣県を含む、GOTOトラベル事業に登録した観光施設や土産店、飲食店などで利用することができます。

発表された内容によれば、100円以下の端数は四捨五入ということで、仮に当ホテルで一人5000円のプランで宿泊された場合、支払金額は35%OFFの3250円、それに1000円(5000円の15%の750円を四捨五入)の地域クーポンが配布されるので、実質50%以上の割引となります。クーポンには紙タイプとスマホで使用できる電子タイプがあるようで、当ホテルで提供された地域クーポンは北海道内および青森県でも利用できます。

尚、当ホテルに9月中にご宿泊される皆様には、一人2000円相当の函館市グルメクーポンを提供させて頂いております。数量限定ではありますが、今のところ9月ご宿泊の皆様に提供できる在庫を保有しております。地域共通クーポンよりお得になるケースが多いので、共通クーポンの発行を待たずご宿泊頂けると幸いです。

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2020年9月 2日 (水)

反転序章

最近、観光業界以外の人たちから「少し観光客が戻ってきたようだね」と言われますが、それは皆無に近かった5~6月と比較してのこと。GOTOキャンペーンや自治体レベルでの対策があっても、8月の当ホテルの宿泊客数は対前年約70%減。お盆の週こそ3割減程度となりましたが、それを除くと8割以上のマイナスです。

今月になって、修学旅行が動き出し、一転明るい兆しも見え始めていますが、それが過ぎると本格的なオフシーズン。外国人客が全く見込めない中、仮に新型コロナの再流行が無かったとしても、今春レベルの閑散になることは避けられないものと思っています。地域クーポンの提供や自治体補てんによる宿泊料金の減額といった小手先の対策など通用しないでしょう。目先、我々にできることは如何に支出を減らすか。本当に厳しいのはこれからだと覚悟しています。

一方、反転攻勢の芽も出ていない訳ではありません。先般、市の函館マラソン担当の責任者が、協賛金を拠出している当社にタブロイド紙を持って挨拶に来てくれました。聞くと、残念ながら今年の大会は中止になってしまったものの、既に来年開催に向けて準備を進めているとのこと。”密”を減らすため、ハーフとフルのスタート時間を30分以上開けたり、エイドでの給水方法なども具体的な検討段階に入っており、新型コロナの感染防止に知恵を絞っているようです。ただ、秋冬の市民マラソン大会が軒並み中止となり、来春の大会も微妙な情勢となっていることを心配している様子だったので、私は敢えてこう申しました。「もし、函館マラソンが先陣を切ってコロナ後最初の大規模マラソン大会となれば、凄いインパクトになるよ」と。

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仮に今後、気温の低下とともに新型コロナの感染が再拡大してきた場合、募集時期が重なる来春の大規模市民マラソン大会の開催は厳しくなるものと思われます。しかし、函館マラソンは数少ない夏開催。その募集も来春です。更に、密といってもマラソンに参加するのは普段から鍛えて免疫力の高い健康市民。熱やひどい咳があってマラソン大会に出ようと思う人などいないでしょう。同じ人数のイベントでも屋内で行われるものよりは、感染リスクは極めて低いのは明らかです。

もちろん、開催することによってクラスターが発生するリスクはゼロではなく、万一のときは相当非難されることでしょう。多くのイベント主催者はそれを恐れるがために、中々元の生活に戻れずにいます。このリスクをとれるようになる時から、コロナ後の本当の反転攻勢が始まります。全力で協力したいと思っています。

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