函館市観光入込客推計
先日、昨年度の函館市観光客入込推計が公表され、新聞各紙では前年度と比較して2%増加したことが見出しとなって強調されていました。ただ、この数字、当地宿泊業界の体感からすると極めて大きな温度差があります。
送られてきた資料を見て納得しました。新聞紙上では詳しく報道されておりませんが、延べ宿泊人数は対前年13.3%減。月別にみると、増加しているのは4月と9月のみで、他10ヶ月はすべて前年同月比マイナスです。4月は10連休だったGW効果、9月は前年が胆振東部地震で極端に宿泊客が少なかった反動です。
宿泊客が減っているのに加え、当地の宿泊キャパ供給数は前年度に比べ大幅に増加しています。個々の施設でみると大苦戦の1年間でした。それに追い打ちをかけたこのたびの”新型コロナショック”です。既にダメージを蓄積しているところに、強烈なKOパンチを食らいました。ラウンドの合間(休業期間)に、わずかな給水(給付)をもらっても、この先のイベントは中止のオンパレード。テンカウントを聞くのは時間の問題という施設も多いのではないかと察するところです。
今、観光業界に必要なのは自粛ムードを変えるリスク覚悟の施策。
報道だけでは伝わらない、現場の声です。
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