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2020年2月 5日 (水)

函館市の暴走

昨日、函館市が定額200円の宿泊税導入の方針を固めたことが新聞各紙で報じられました。決定事項のように書かれていますが、これは全くもって決まったことではありません。

一昨日のことです。函館市総務部より、宿泊税について相談があるとのことで、我々函館ホテル旅館協同組合と函館湯の川温泉旅館組合の幹部が召集され会合の場を設けました。そこで提示されたのがこの案です。案というより、この内容で行くとの報告でした。

当然、会は紛糾。「ふざけるな!」ということで怒号が飛び交い、大揉めとなりました。と、いうのも昨年、観光振興財源検討委員会なるものが複数回開催されました。これは宿泊税導入のための見え見えの出来レース会合だったのですが、会のメンバーではなくオブザーバーとして参加した我々業界団体は、渋々この税の導入を受入ました。実質、宿泊業者が負担することになるこの税金に、導入そのものを反対する同業も数多くいましたが、当市の観光財源の拡充と全国的な自治体の導入の流れから、公平かつ過度な負担とならず、道との二重課税を避けることを条件に認めた訳です。

その際には、宿泊税の制度設計とその使途について、我々業界団体と検討を重ねて決定するとの同意が前提となっていました。にもかかわらず、我々には一切の相談も無いまま、しかも市議への報告の場である総務常任委員会の前日夕方になって、さも既に決定しましたというような連絡をしてくるのですから、納得できるわけはありません。更に我々の怒りに油を注いだのは、その日のうちにマスコミにリークし、決定事項のように報道させたことです。市議にも確認をとると、宿泊税導入に向けた途中経過の説明もないまま、この案を提示されたのも、我々同様、委員会の前日、すなわち一昨日だったというから驚きです。もしこれが民間同士の取引でこんなことをされたら、二度とおまえとは商売しないと絶縁するところです。

2020zei

幸い委員会では、導入の経緯や業界団体への理解があったのかなど、異議が複数出たようなので、このままの内容で定例市議会に条例案として提出されることはないはずです。万が一、このままの案で今月の市議会に提出されることになったら、業界団体として反旗を翻し、市議会議員にはもちろん国などに陳情し、宿泊税導入そのものに断固反対の立場をとろうかと考えているところです。

函館市は、道の宿泊税導入の方針に対し、何の説明もないと憤っているようですが、憤っているのは市から何の説明もなされなかった私たち宿泊業界です。函館市総務部は函館の宿泊業界を本気で怒らせてしまったようです。

このたびの新型肺炎による観光需要の低迷を受けて、奈良市では来年度より導入を目指していた宿泊税の先送りを決定しました。当地においても外国人観光客が激減する中、今年6月寄港予定だったクルーズ船クイーンエリザベス号のキャンセルが既に決定するなど、その影響は簡単に収まりそうにありません。競争激化で厳しい経営を強いられる状況に置いて、さらなる負担増となる宿泊税導入を急ぐ必要はありません。増して定額200円など、受入れられる訳はありません。

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