恐慌クラス!?
新型コロナウイルスの世の中に与える影響は、日を追って深刻さを増しています。先週、これはリーマンショッククラスの景気後退をもたらすのではないかと書きましたが、今は場合によっては100年に一度の世界恐慌レベルの混乱に繋がるのでははないかと懸念しているところです。
昨日、首相は全国の小中高校の春休みまでの臨時休校を要請し、北海道では緊急事態宣言を発表、週末の外出自粛を求めました。これら政策の是非はともかく、国内経済に与える副作用は図りしれません。既に多大な影響を受けている観光業界においても、低迷を加速させることは間違いなく、当ホテルにおいてもこの一両日、ただでも少ない3月の予約が次々とキャンセルされ、少なくとも3月半ばまでは開店休業状態を余儀なくされること確実です。
問題はその先が見えないこと。仮にこの施策が奏功して感染拡大が抑えられたとしても、この間の停滞が企業業績をはじめとした実体経済に与える影響が顕在化するのはその後です。そしてこれは国内に限ったことではないのです。リーマンショック時とは異なり、金融不安が無いのが救いだと言っているコメンテーターがおりましたが、世界的な景気後退は、借入に依存した世の中を容易に金融不安に導くことが可能です。
感染がこれ以上広がらない前提に立っても、検査の数が増加すれば、すでに拡大している感染者が増え続けること想像に難くありません。そのことによって、自粛期間が拡大されたとしたら当業界、頼みの観光シーズンを失い、破たんの連鎖がおきても不思議ではありません。
既にマイナスインパクトはリーマンショック時や東日本大震災の後を上回っています。未だ回復の手立てが見えない得体のしれないウイルスとの戦い。経営者として、警戒レベルを更にワンランク上げた次第です。
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