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2019年10月

2019年10月29日 (火)

ラッキーピエロ函館駅前店、当ホテルに移転オープン

本日、ラッキーピエロ函館駅前店が当ホテル2Fに移転オープン致しました。

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当ホテルのレストランがラッキーピエロとなる訳で、当然、ラッキーピエロの朝食がついた宿泊プランも用意しております。2種類のハンバーガーもしくはオリジナルカレーの中から一つセレクトしていただき、これにサラダ、ポテト、ドリンクがついたもので、ラッキーピエロのご好意により、大変お得な価格設定となっております。

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店の営業は午前8時から午後11時までですが、当ホテルが発行する朝食券は昼夜問わずご利用できるため、朝早い方は当ホテル目の前の函館朝市で海鮮ものを、昼または夜に”ラッピ”を利用していただく方法もございます。メニューも豊富なので、小さなお子様がいるご家族連れも館内で安心してご利用できます。また、生ビールの提供もありますので、ビジネス利用の方も仕事終わりに軽く一杯といった利用も可能です。

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当ホテルは函館で、いや日本で唯一ラッキーピエロがテナントとして入るホテルになりました。朝市にラッピに、函館らしさを満喫しに、どうぞホテルニューオーテにお越し下さい。

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2019年10月22日 (火)

四万十川ウルトラマラソン

タイムを追い求めるのは厳しくなってきたので、ゆっくり走って長い距離に挑戦しようという私の考えは、実に甘いものであることに気付かされました。ハーフマラソンとフルマラソンは全くの別物であるように、フルマラソンとウルトラマラソンも別競技。そしてウルトラの方がはるかに体力も精神力も必要だということを。

高知県の大会ながら、地図を眺めてみると、参戦する60kmのスタート地点までは、四万十市中心部よりも愛媛県宇和島市の方が近いことがわかりました。開催自治体にお金を落とさないことを申し訳なく思いながらも、松山空港から入り、2両編成!の特急に乗って隣県の都市に宿を取り、レンタカーで会場に向かうことにしました。四国を訪れるのは実に二十数年振りです。

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四万十川ウルトラマラソンは100kmがメインで、60kmの定員は100kmの3分の1の600名程。100kmは序盤に標高600mの山越えがあり、初心者には余りにハードなことから比較的平坦で距離的にも何とかなりそうな後者を選びました。四万十川沿いの小さな集落の国道がスタートです。設定タイムは5:40/km。普段のJOGペースです。しかし、自分ではゆっくり走っているつもりでも、スタート直後、全体の流れにのまれているせいか最初の1kmは5:20/km。速すぎると思いながらも楽走なので、このまま続けることにしました。多分緩やかな下りが想定よりラップを上げているのでしょう。

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2km地点で、60kmよりも4時間半早くスタートしている100kmのランナーと合流します。彼らは既にフルマラソンの距離を600mの山を越えて走っていると思うと頭が下がります。快適な気候の中、緑豊かな風光明美なコースを、途中写真を撮りながら順調に進みました。序盤は実に快適でしたが、この日の最高気温はこの時期の四国でも高い27℃というのが少し気になります。最初の難関は14km過ぎ。突然長い急坂が現れました。コースマップではほとんど緩やかな下りに見えたのですが、100kmのコースが基準で600mの山越えが、後半の本当はきついアップダウンを平坦に見せているだけでした。ウルトラマラソンには普通のマラソンコースでは考えられない極端なアップダウンが当たり前のように存在します。

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多くの100kmランナーが歩く中、私は函館山登山道と同じくらいだと思いながら休むことなく走り続けました。500mほど登ると今度は同じ傾斜の下り坂。登りよりもこの下りで足にダメージを感じました。この後、名物の沈下橋を渡り、マラソン人生初めてレース途中でトイレに寄りながらも、極端にペースを落とすことなく走り続けました。異変を感じたのは二つ目のきついアップダウンを終えた25km過ぎ。想像以上のタフなコースに足を消耗したのか、速く走ってもゆっくり走っても私の足は25kmで止まるのかわかりませんが、ラップが30秒程落ちました。そして明らかに変わったのが34km過ぎ。一瞬ふくらはぎが攣りかけて、直後の35kmのエイドでは補食を兼ねてしばし休憩を取りました。休んでも歩いても制限時間内にゴールすれば良いのです。

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その後約3kmごとにあるエイドでは数分間のインターバル?をとりながら走っていましたが、フルの距離の直前、ついに2度目の北海道マラソン以来、両足が前も後ろも痙攣して動けなくなりました。思えばこのウルトラを前に、30km走を3本。月間走行距離250km程度。経験的にフルマラソンは完走できる程度の練習でした。ゆっくり走れば60kmくらい持つものと考えていましたが、アップダウンんの激しいコースに、足は既に限界に達していたようです。しばらく立ち止まったあと、痙攣が治まったものの歩くのが精いっぱい。リタイヤが頭に浮びました。

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1kmのラップが10分を超えたこの40kmから45kmくらいが一番厳しいところでしたが、エイドで十分休憩をとると少し走れるようになりました。その後は、コースの登りは歩き下りは走ることにしてその比率は6:4くらい。私を追い抜く100kmランナーは既に私の倍も走っていると思うと、尊敬を超えて”こいつら変態だ”と思うしかありません。しかも女性比率が結構な数。きっと出産に耐えうる女性の方が忍耐力があるのだろうななどと妄想しながらラスト10km。午前10時にスタートして約7時間半。ほぼ日没と同時にゴールした時は、初めてフルマラソンを完走した時以上の感動がありました。消費カロリー約4000kcal。人生で一番エネルギーを消費した1日だったと思います。

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ゴール後は、地元高校生のあたたかい対応に感謝しつつも、少し油断すると足だけでなく腕や腹筋、つまり全身が痙攣しそうな状況に。60kmでこんな状態なのだから100kmなんか走ったら命が危ない。そう、きっと100kmランナーはウルトラに耐えうる練習をしているんでしょう。あらためてフルとウルトラは別物であると実感しました。私にはそこまで頑張る自信はありません。これからはフルのファンランがいいところかな。

ところでこの四万十川ウルトラマラソン。スタッフにしろ沿道の応援にしろ、心のこもった温かさが伝わるすばらしい大会でした。おそらく今まで参加したすべてのマラソン大会で一番だと思います。これって高知の人の県民性でしょうか。いや、滞在した愛媛でも同様な印象を持ったので、四国の島民性?かもしれません。高校生からじいちゃんばあちゃんまで、みんなフレンドリーな感じで、終わってみれば大満足な大会&遠征でした。

次は来月岐阜の揖斐川マラソン(フル)。まだ、懲りずに走り続けます。

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2019年10月18日 (金)

マラソンあれこれ

東京オリンピックのマラソン競技の札幌開催が急転直下決定しました。関係者の皆様は大変でしょうが、北海道民にとっては少しばかりグッドニュース。我々観光業界にとっても、来年の夏は国内外の観光客が首都圏に流れるものと悲観していたものが、少しは道内に還流することが期待できるようになりました。また、本番の約1ヶ月前に行われる函館マラソンには、ハーフの部に調整として国内外のオリンピック出場予定選手が参戦するかもしれません。そうなれば、知名度上昇中の当マラソンの注目度が一段と高まることは間違いありません。・・・願望ですが。ちなみに、函館マラソンのコースはフル・ハーフともに国際陸連公認コースです。

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市民マラソンランナーの立場からは、この決断は大正解だと思います。真夏の早朝、皇居外周をジョギングしたことがありますが、携帯していた500mlのペットボトルの水は最初の1周(5km)で底をつき、あと1周は何とかなると思っていたものが、半周いかないうちにヤバい状態に。大袈裟に言えば生命の危機を感じながら、コースを外れて自販機にたどり着き、追加の500mlを一気飲み。さらに一本購入して、フラフラになりながらホテルに帰ったのを記憶しています。暑さもそうですが真夏の東京は湿度が半端ありません。MGCが台無しだとか、暑さ対策のやり直しが必要とか言ってるコメンテーターがいましたが、MGCの環境と札幌の真夏は同じくらい、真夏の札幌も十分な暑さ対策が必要です。逆にMGCが行われた環境と、真夏の東京は全く別物で、MGC上位入賞者が必ずしも適しているかどうかは分かりません。

さて、市民マラソンランナーの私はこの週末、マラソンには最適の気候の北海道を抜け出して四国は高知県で行われる四万十川ウルトラマラソンに参戦してきます。ウルトラと言ってもメインの100kmではなく、初心者コースの60km。ウルトラ挑戦は2度目ですが、前回はアップダウンのきつい富士五湖コースを51kmでリタイヤ。今回は平坦コースで、マラソンのトレーニングがてらの前回とは異なり、ここを目標としているのでしっかりと完走したいと思っています。そして、いつかは100kmと、自分の限界に挑戦してみたいと思う次第です。

走り始めて14年。年齢とともに目指すはタイムより距離に変わりつつあります。結果は如何に?

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2019年10月16日 (水)

函館市宿泊税導入に関するパブリックコメント

本日、函館市より観光振興財源に関する宿泊事業者との意見交換会という名目で案内が送られてきました。残念ながら私は両日とも既に予定が入っており出席できません。今のままでは他都市の事例を模倣して、出来レースで宿泊税導入に至ってしまいそうな勢いなので、パブリックコメントを提出することにしました。私の意見が抹殺されないよう、提出した原文のまま公表致します。

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このたびの函館市による宿泊税導入の検討は、あまりにも唐突な感じで正直途惑っている。宿泊税に関しては、北海道も先に検討に入っており、こちらは事前に、宿泊税を導入する場合の問題点や、導入後の施策について、個々の施設に対しヒアリングがあったが、函館市の場合はまず増税ありきの感が否めない。

宿泊業者にとって最も懸念していることは、支払うのは受益者(宿泊客)ではなく、結局は事業者になるということである。北海道新幹線開業年度をピークに観光客の入込は漸減傾向にあり、増して今年度は開業効果が薄れ、インバウンドを始め宿泊客の減少が加速している。加えて周知の通り、函館市内では複数の大型宿泊施設が建設中で、極端な供給数の増加が低価格競争に繋がることが目に見えている。その中での課税は、結局施設の利益を圧迫することになる。消費増税間もない段階での更なる課税は、特に地元資本の中小事業者にとって死活問題である。何の配慮も無いのなら断固反対の立場を取らざるを得ない。

また、前述した通り北海道も宿泊税導入を検討しており、両者調整の無いまま函館市が先行して宿泊税を徴収した場合、将来的に市と道の二重課税になり兼ねない。事業者にとって更なる増税のリスクを残した段階での拙速な決定だけは何としても避けてもらいたい。

宿泊税は近年、京都や大阪、金沢など大都市や観光都市での課税が増えてきているが、増税分を修旅や合宿への助成や違法民泊対策、トイレの増設や清掃回数増加など、より具体的に宿泊増加や観光環境対策に繋がる施策を示した上で実施している。一方、函館市の場合は何ら具体的な使途を示さないままで、新聞報道等からは増税分が観光対策以外に使用される疑念を抱かざるを得ない。

宿泊税の導入を検討するのであれば、以上に対する明確な答えを提示した上で、時期を急がず、より慎重にその可否を判断してもらいたい。

さて、私の意見は反映されることになるのでしょうか?

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2019年10月13日 (日)

インバウンド激減!?

北海道新幹線開業から4年目を迎えた今年度、観光客の入込みに明らかな変調が見られることは以前も記しました。もちろん、昨年度に比べ大型のホテルが2棟営業を開始していることや、合法違法を含め民泊やドミトリーなどの簡易宿所登録をしている施設が増加していることもありますが、こと宿泊に関してはその絶対数が減っていることは間違いないと思われます。そしてその根拠というのが、インバウンド、外国人観光客の宿泊が目に見えて減っていることです。

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上のグラフは、上半期(4~9月)に当ホテルに宿泊した外国人の比率を年度ごとに比較したものです。これは当ホテルに限ったことでも函館に限ったことでもありませんが、国策もあって5年程前から急激に外国人観光客が増加してきました。これがここ数年、北海道新幹線開業とともに函館の観光業界を支えてきた2大要因でもあります。当ホテルでは新幹線開業年度に上期ではその比率が25%を超え、通年では4割に迫りました。その後上期では頭打ちに見えますが、これは新幹線開業で高稼働の中、国内客も増加したためで通期では増加基調が続いていました。

それが今年度になって激減と言える落ち込み。実数ベースではこの上期、対前年で4割以上の減少となっています。この9月も、昨年は胆振東部地震の影響から宿泊客が落込んだせいで、全体では前年と比べ30%以上宿泊客数を伸ばしていますが、外国人観光客に限ると逆に7割減という”異常事態”です。

よく、韓国との関係悪化から韓国人観光客が落ち込んでいるのではないかと聞かれますが、元々函館は韓国人観光客の比率が小さく、こちらはほとんど影響がありません。調べてみると、最も落ち込んでいるのは当地にとって”大票田”だった台湾や中国、香港といった中華系の観光客の落ち込みが際立っています。エバー航空のストライキも一つの要因でしょうが、ストの前後も傾向が続いているため、それが主因ではなさそうです。10月、例年国慶節で中華系観光客を期待できる期間も、今年は皆無に近い状態ではっきりとした要因がつかめないのが現状です。

一時的なことなら良いのですが、函館の観光業界を支えてきた、いや依存してきた外国人観光客が頭打ち、そして減少に転ずるとなると、より依存度が高いオフシーズン、そしてその増加を見越して一気に宿泊施設が増加する来年以降、ここ数年とは状況が一変することも覚悟しなければなりません。

元々、インバウンドというのは何かが起きれば激減するのを何度も経験してきました。特別な悪材料が無くても、むしろここ数年、函館がそして北海道が中華圏の人達にとってブームとなっていたのかもしれません。特定の国の観光客が突然増えたり減ったりするのは良く聞くことです。道内の同業に聞くと、インバウンドの団体客に依存していた施設ほど今年の落ち込みが大きいとのことです。

日本を訪れる外国人に変調が無ければ対策はとれると思うので、各機関が発表するインバウンド関連の数字を注視していきたいと思います。

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2019年10月10日 (木)

混乱続くキャッシュレスポイント還元事業

消費増税と同時に始まったキャッシュレスポイント還元事業は、当初より分かりにくかったり、対象店舗の還元内容が間違っているなど様々な問題が報道されておりました。この事業が始まって10日程経ちましたが、その混乱が治まった訳ではなく、当社もその例外ではありませんでした。なので、前回のブログで発信した以上に、当ホテルが還元対象となっていることをもっと大々的にPRしたかったのですが、今のところ少し自粛している次第です。

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と、言うのもこの事業が発表された直後に、対象施設となり得る当ホテルでは、3つの決済事業者に対しすぐに登録申請を行いました。すると、消費税増税直前の9月下旬に、経産省から3つのIDで同じキッドが同数届きました。当然、3つの事業者からの認可が下りたものだと思っていましたが、そのうち2つはIDが異なれど同じカード会社のカードが還元の対象となるというものでした。悪評高い対象店舗検索アプリで当ホテルを調べてみると、地図の当ホテル上にはすごい数のピンが刺さっており、いずれのピンも同じカード会社のもの。

これは混乱を招くと思い、さっそく経産省が開設したコールセンターに問い合わせてみました。ところが電話先の担当者は、カード事業の詳細を理解しておらず、全く埒があきません。少し突っ込むと決済事業者(カード会社)に問い合わせてくださいとの一点張り。仕方がないので、店舗検索アプリだけは何とかしてくれと頼んで電話を切りました。

具体的には次の通りです。当ホテルではほぼすべてのクレジットカードと交通系カードが使用できますが、決済事業者は大きく2つに分かれています。一つは三菱UFJニコス系列で、こちらはVISAを始めとした国内外でシェアの高いほとんどのカードと、SUICAなど交通系カードが対象となります。一番使用頻度が高いので7月下旬、一番最初に申請しました。もうひとつはJCB系列で、こちらはJCBの他、アメックス、ダイナースクラブが対象になります。経産省から届いたキッドに使用できる旨が記されたのはJCB系列で、これが二つ送られてきました。3つのうちもう一ヶ所は特殊な決済手段で、これは問題ありません。

不安になり、三菱UFJニコスの担当者に連絡してみると、経産省との間では審査の最終段階になっているとのこと。しかし、消費増税に間に合う段階で申請しているし、実際に登録したIDでキッドが届いていると尋ねたら、担当者も困惑するばかり。この方に責任は無いことは分かります。結局もう少し待ってみてくれということで渋々納得している次第。

おそらく、三菱UFJ系列のカードも還元対象となっているとは思いますが、万が一ということもあるのでお客様には絶対とは言い切れません。おそらく似たような状況にある施設が日本全国至る所にあるのだと思います。経産省の対応が待たれます。

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