MGC
東京オリンピックマラソン競技日本代表男女各2枠を決めるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)は、事前の予想に違わず大変白熱した好勝負でした。
男子は、優勝候補の一角設楽選手が公言通り序盤から飛ばし独走状態。ところが暑さに後半失速し、35km過ぎに2位集団に抜かれる姿は、競馬で大逃げを打った逃げ馬が、最後の直線で捕まる姿と重なりました。最後の3名のデットヒートも手に汗握る展開。日本記録保持者の大迫選手を抑え、代表枠を獲得したのは伏兵的な評価だった中村選手と服部選手でした。
もしこれが冬場の好条件の下で行われていたら全く別の結果になっていたでしょう。当初の予想では持ちタイム上位の3選手が最有力と見られていましたが、これがマラソンの面白い所。条件次第で必ずしも速い選手が勝つとは言えません。優勝した中村選手は夏のレースに強い選手。4位には下馬評には全く上がっていなかったものの、夏の北海道マラソンで出場権を獲得した大塚選手が入りました。オリンピックや世界選手権が行われる夏のマラソンでは、速さよりも暑さに対する耐久性が求められるのです。
女子はさらに顕著でした。出場権を獲得した2名はいずれも北海道マラソンの優勝経験者。二人とも優勝候補の一角ではありましたが、夏マラソンに対する適正が他を圧倒していました。
さて、この結果を受けて私が声を大にして言いたいのは、是非とも函館マラソンをオリンピックや世界選手権の選考レースの一つに加えてほしいということです。国内で夏に行われる一定規模の国際陸連公認マラソン大会は北海道マラソンと函館マラソンだけです。暑さに対する耐性、勝負に対する駆け引きの優劣を判断するには、前半と終盤の起伏が大きい函館マラソンのコースは最適だと思うのですが。
夢が少し近づいたような気がしたのは、私だけでしょうか。
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