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2019年6月10日 (月)

加齢との戦い ~やくもミルクロードレース~

40歳で走り始めた素人ランナーは、その後大会に参加するたびに記録を伸ばし、すっかりマラソンという競技に嵌ってしまいました。ハーフもフルも40代後半まで自己ベストを更新し続けましたが、このあたりで記録は頭打ち。51歳になって間もなく走った筑波マラソンで自己ベストに近いタイムで走ったのを最後に、ひと冬越すとハーフもフルも突如、記録が下降線を辿り始めました。

確かに、日々の練習でも心拍数が上がるトレーニングが辛くなり、10kmやハーフのタイムはもう伸びそうにないと感じていましたが、フルであればスタミナをつけて30kmから先の足を維持できればタイムはまだ更新できると思っていたのが甘くはありません。30kmの壁が25kmくらいに訪れるようになり、概ね3時間20分台で走れていたのが、何回走っても3時間40分台と突如20分も遅くなりました。これが加齢による衰えというものなのでしょう。

大会で走った後のダメージも年々激しくなり、引退の時期も近いと思う昨今。やめる前にまだキロ4分台で走れるうちに、ハーフを全力で走ってみようと、今年の函館マラソンはハーフの部にエントリーしました。トレーニングもインターバルやペース走といった心肺強化系のものを増やし、結果、10kmのトレーニングコースは昨年の平均より1分近く速く走れるようになり、1kmの全力も数年ぶりに3分40秒台を記録、最大摂取酸素量(VO2MAX)もこの1年半で最大を示すまでになりました。

2019yakumo

で、その成果を試すべく、昨日、ほぼ毎年参加している「やくもミルクロードレース」の10kmに出場しました。かつて、43分前後で走れていたのが、昨年、2年ぶり(一昨年はハーフにエントリー)に走ると45分台。再度45分以内を目論んでの挑戦です。ランニング専用ウォッチから記憶してある昨年の最初の1kmの入りは4分30秒台。突っ込みすぎないように配慮してたとはいえ、かつては4分少々で入っていました。結局、その後上げれずの凡走だったので、今年は最初からある程度飛ばしていこうと。

その1kmは4分16秒、最初の3kmは昨年より30秒のアドバンテージ。ただ、このやくもミルクロード、3kmから5kmが難所できつい上り坂となります。かつては4:40/km前後でカバーしていたのが、昨年は辛うじて5分を切るペース。そして今年は全く足がついていかず5分10秒台。ここで貯金を使い果たすと、後で知った後半5kmはほとんど昨年と変わらず、結局、昨年よりわずかながら遅いタイムでのゴールでした。

難コースとはいえ10kmを4:30/km以内で走れなくなり、これでは函館マラソンハーフの目標としている1時間35分以内も暗雲です。40代の頃の目標だったハーフサブ90(1時間30分以内)は既に夢の世界。やはり加齢には勝てないのか?

今年は函館マラソンでハーフを目一派走った後は、秋に抽選の結果待ちとなる四万十川ウルトラマラソン(60km)と岐阜県の揖斐川マラソンにエントリーしています。来年、函館のフルを目いっぱい走るのを最後に、タイムを求めるのはやめて、旅行がてらのファンラン、もしくは距離を求めてウルトラの世界に向かおうかと思っています。

まだ加齢と戦おうとしている自分がいます。

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