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2019年6月

2019年6月26日 (水)

エバー航空ストライキ

新聞等でそれほど大きく報道されておりませんが、台湾の航空会社エバー航空で一部客室乗務員によるストライキが行われており、その影響が当地観光業界にも広がりつつあります。

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エバー航空は函館と台北の間を定期便が毎日運航しており、台湾は函館のインバウンドの最大のシェアを擁しています。数日前から当ホテルにもストライキの影響で旅行ができなくなり、宿泊予約をキャンセルしなければならないかもしれないという英文のメールが増え始めました。当ホテルに宿泊する台湾人観光客はすべて個人客で、LCCであるタイガーエアを利用する方が多いと思われるため、今のところ影響は軽微ですが、団体客を受け入れている施設は少なからぬ影響が出ているものと思われます。

新年度に入り、台湾からの観光客が激減しており、このたびのストライキの報と合わせ函館最大のインバウンド先、台湾情勢が気になるところです。このところ、昨年度の観光入込数の確定値が報じられ、一見当地観光動向は好調のように受け止められがちですが、現場は明らかな変調を感じています。

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2019年6月18日 (火)

101回目の夏

おそらく、息子と私では時間の流れる感覚が2倍以上違うものと思います。なので、高校生の長い1年間はその半分以下。わずか数ヶ月前に昨年の3年生と夏の甲子園の予選を戦っていたのに、もう始まるのかといったイメージです。全国で一番最初に始まる101回目の夏の選手権大会函館支部予選は、早くもこの週末から開催されます。

2019bb

息子が所属する野球部は春の大会初戦でまさかのコールド負け。10番目の野手を争っている2桁番号の息子の出番もなく、あっと言う間に終わってしまいました。しかし、肘を痛めていたエースを温存しての結果だけに、選手はこれが実力だとは思っていません。優勝候補が偏った昨秋、今春とは異なり、初戦は練習試合で大きく勝ち越している相手、その先も力量互角ながら勝機は十分あると見ています。

息子の出番は微妙ですが、何とか昨年に続いて”北の甲子園”円山球場へ連れていってもらいたいものです。思えばプロスポーツより面白い、息子たちのスポーツ観戦を楽しめるのもあと1年。長男の少年サッカーに始まり約10年、残り4回の大会と子供の成長を、親も悔いなく楽しみたいと思っています。

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2019年6月10日 (月)

加齢との戦い ~やくもミルクロードレース~

40歳で走り始めた素人ランナーは、その後大会に参加するたびに記録を伸ばし、すっかりマラソンという競技に嵌ってしまいました。ハーフもフルも40代後半まで自己ベストを更新し続けましたが、このあたりで記録は頭打ち。51歳になって間もなく走った筑波マラソンで自己ベストに近いタイムで走ったのを最後に、ひと冬越すとハーフもフルも突如、記録が下降線を辿り始めました。

確かに、日々の練習でも心拍数が上がるトレーニングが辛くなり、10kmやハーフのタイムはもう伸びそうにないと感じていましたが、フルであればスタミナをつけて30kmから先の足を維持できればタイムはまだ更新できると思っていたのが甘くはありません。30kmの壁が25kmくらいに訪れるようになり、概ね3時間20分台で走れていたのが、何回走っても3時間40分台と突如20分も遅くなりました。これが加齢による衰えというものなのでしょう。

大会で走った後のダメージも年々激しくなり、引退の時期も近いと思う昨今。やめる前にまだキロ4分台で走れるうちに、ハーフを全力で走ってみようと、今年の函館マラソンはハーフの部にエントリーしました。トレーニングもインターバルやペース走といった心肺強化系のものを増やし、結果、10kmのトレーニングコースは昨年の平均より1分近く速く走れるようになり、1kmの全力も数年ぶりに3分40秒台を記録、最大摂取酸素量(VO2MAX)もこの1年半で最大を示すまでになりました。

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で、その成果を試すべく、昨日、ほぼ毎年参加している「やくもミルクロードレース」の10kmに出場しました。かつて、43分前後で走れていたのが、昨年、2年ぶり(一昨年はハーフにエントリー)に走ると45分台。再度45分以内を目論んでの挑戦です。ランニング専用ウォッチから記憶してある昨年の最初の1kmの入りは4分30秒台。突っ込みすぎないように配慮してたとはいえ、かつては4分少々で入っていました。結局、その後上げれずの凡走だったので、今年は最初からある程度飛ばしていこうと。

その1kmは4分16秒、最初の3kmは昨年より30秒のアドバンテージ。ただ、このやくもミルクロード、3kmから5kmが難所できつい上り坂となります。かつては4:40/km前後でカバーしていたのが、昨年は辛うじて5分を切るペース。そして今年は全く足がついていかず5分10秒台。ここで貯金を使い果たすと、後で知った後半5kmはほとんど昨年と変わらず、結局、昨年よりわずかながら遅いタイムでのゴールでした。

難コースとはいえ10kmを4:30/km以内で走れなくなり、これでは函館マラソンハーフの目標としている1時間35分以内も暗雲です。40代の頃の目標だったハーフサブ90(1時間30分以内)は既に夢の世界。やはり加齢には勝てないのか?

今年は函館マラソンでハーフを目一派走った後は、秋に抽選の結果待ちとなる四万十川ウルトラマラソン(60km)と岐阜県の揖斐川マラソンにエントリーしています。来年、函館のフルを目いっぱい走るのを最後に、タイムを求めるのはやめて、旅行がてらのファンラン、もしくは距離を求めてウルトラの世界に向かおうかと思っています。

まだ加齢と戦おうとしている自分がいます。

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2019年6月 1日 (土)

インバウンド転機?

10連休のGWで、観光施設は大賑わいでさぞ良かったであろうと思われがちですが、実はそんなことはありません。特に函館の宿泊施設。桜開花と重なる当地は、10連休でなくても例年期間中はほぼ満室。例年以上に観光客が押し寄せたとしても、期間中だけ増室することなどできません。なので、10連休といっても前年比で多少良い程度。ほぼ前年並みといっても過言ではありません。

一方、その前後はというと、昨年のようにイベントやコンベンションが無かったことや、GWに旅行が集中しすぎたせいかむしろ軟調。いや、軟調という言葉でわ補えないほど厳しい感じで、北海道新幹線開業以降、地震影響があった一時期を除いて最大の落ち込み。明らかな変調を感じています。10連休の恩恵どころか、4、5月合わせると対前年大幅減。特に5月は対前年で3割近い入込減となりました。

施設によって変動幅は異なるとは思いますが、これは当ホテルに限らず市内宿泊施設同様の傾向があるようです。若松埠頭が整備されたことで、今年は例年以上にクルーズ船が入港しており、観光施設は悪くないと聞きますが、クルーズ船の観光客は宿泊しません。この変化を感じているのは、今のところ我々の業界だけかもしれません。

気になるのは年度が変わって外国人の予約が大きく落ち込んでいることです。5月、インバウンドに限ると前年比で4割以上のマイナスとなりました。極端に大きいので詳細を調べてみると、少し驚く結果でした。国別でみると、全体的に減少傾向はあるものの、今月激減していたのは台湾からの観光客で実に8割減。台湾は週に10往復の直行便が飛んでいる函館最大のシェアを誇るインバウンドです。

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ちなみに当ホテルは小規模施設で団体客を受け入れていません。従って当ホテルに宿泊する外国人はすべてFITと呼んでいる個人で動く外国人。函館のシェアとは異なり、当ホテルで最も多く泊まる国はタイで、これに中国、台湾が続きます。タイの宿泊客は極端に落ちていませんが、台湾と台湾ほどではないものの中国からの宿泊客の落ち込みも目立っています。

これは当ホテルだけのことなのか、市内全体なのか、道内規模でおこっているのか、あるいは日本へのインバウンドの変調なのか、今のところはわかりません。ただ、昨今の米中貿易摩擦に端を発した世界的な景気動向や円高に動いている為替などから、インバウンドのトレンドに転機が訪れたとしても不思議ではありません。

国内ではあまりニュースになりませんが、韓国では対日、対中国との関係悪化からインバウンドが増加基調から一転、大幅に減少し観光業界は悲鳴上げているようですし、台湾も中国からの観光客流入が反転し、新設されたホテルが売りに出され、それを中国資本が購入するという皮肉な現象が起きているとも聞きます。国策だからインバウンドは増え続けるという妄想は、バブル期の土地神話と同じようなものかもしれません。確実に言えるのは、今のホテル建設ラッシュはバブルに近いということ。そして、ホテルが完成する前に、インバウンドに転機が訪れたら・・・。それでもこの生業で食べていかなくてはならないのですが。

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