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2019年3月 9日 (土)

駅前ビルの地下

先月、長らくテナントが埋まっていなかった函館駅前の複合施設「キラリス」の地下1階に、複数の飲食店によるフードコートが誕生しました。6月には現在空きスペースになっている2階部分に、北陸銀行函館支店が移設することが決まっているので、オープンから約3年が経過して、ようやく商業施設の全スペースが埋まることになります。

2019kira2オープン後、2度ほど昼食を取りに地下にあるフードコートに足を運びました。3店舗ほどからなるフードコートは100席ほどとれる広いスペース。基本セルフで、自販機やワイヤレスチャイムを駆使して省力化を図っている、近年大規模施設のフードコートでよく見られるスタイルをとっています。食べた限りでは、値段に対し質、量ともまずまずで、私を含めリピーターが増えても不思議ではありません。おそらく大都市圏にこのような店があれば相当混むのではないかと思われますが、行った2度とも昼時にもかかわらず席の稼働は2割ほど。オープン間もなく、まだ認知度が低いとはいえ、少々寂しい入込でした。

キラリスといえば旧和光デパートの跡地に鳴り物入り?で建設された商業スペースと高層マンションからなる、駅前一等地の再開発ビルです。早々に完売となった分譲マンション部分とは対照的に、4階までの商業施設は市に借り上げられた3,4階部分と1階テナントスペース以外はしばらくの間全く動意なし。開業から2年経過して、やっと地下の一部に回転ずしチェーンがテナントとして入居しました。このたび2階部分が埋まるのも、先般閉店した棒二デパートの1階部分にテナントとして入居していた北陸銀行が、建物解体のため出ざるを得なかったためです。

それにしても、地方都市とはいえ駅前の超一等地。市民の足が遠のいたとはいえ、年間、人口の20倍以上の観光客が訪れ、同規模の他都市ほどは衰退しておらず、一頃に比べるとやや活気を取り戻している駅前の商業施設が何故こうも不人気なのでしょうか。

市内で飲食店をチェーン展開しているある経営者の方がこのようなことを申しておりました。人口100万以上の商圏がある街ならともかく、函館のように30万程度の都市圏では1階路面店でなければ飲食業は成り立たないと。確かに、札幌や首都圏であれば、多くのビジネスマンで昼間人口が多く、普通の商業ビルの地下や上層階でも多くの店が繁盛しています。一方、地方都市はその絶対数が少ない上、函館のような観光地での食事は海産物やご当地グルメが目当て。さらに季節波動があって売り上げが安定しないという側面もあります。

2019kira1しかし、私の目からはそれだけではない印象を受けました。このキラリスの商業スペース、もしかしたら建設当初より景観上の取り決めがあったのかもしれませんが、目立った看板や広告スペースが極端に少なく、一見普通のオフィスビルで、飲食を誘う空気は感じられません。さらに、観光客の導線の多くは函館駅正面より、朝市や有名観光地、そして当ホテルがある駅西側。もっと刺激的なPRがなければなかなか観光客を誘導できないのではないでしょうか。

現在、駅正面にも大型ホテルが建設中で、将来、駅前の交差点を渡ってキラリス方面に足を運ぶ観光客も増えることでしょう。もちろん、それを見越しての出店かと思いますが、このテナントが集客のためにどんな手段を打ってくるのか、そしてその成否を経営者視点で学んでみたいと思っています。

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