雪積もる街並み
早いもので今年も残すところあと三日。悲しいかな、歳を重ねるごとに1年の経過が早く感じられるようになっています。このブログも綴り始めて間もなく10年。当初、毎日更新するつもりが、年を追って更新頻度が減少しております。情報発信の軸足をインスタグラムに移したこともありますが、特に今月は師走の多忙の中、講演や執筆などビジネスと直接関係の無い依頼を受けてしまったこともあって、更新もままならない状況にありました。
さて、この冬は大雪だった昨年に比べて暖冬ぎみに推移して楽だなと思っていたのも束の間、今週に入っての寒波で一面銀世界となってしまいました。もしかしたら気候変動のせいで、道内では比較的雪が少ない函館が、豪雪地帯に変わってしまうのではないかと思ったりもしています。気象の観測地点が増加し、詳細な気象データが取られるようになったのはこの2~30年ほど。異常気象などと言われますが、あくまで詳細にはこの数十年の中でのことでしかありません。観測地点が増加すれば、過去最高とか最低が出るのもあたりまえ。気象も数年、数十年、数百年単位でサイクルがあるものと思います。温暖化とは別に気候が変わりつつあるのではないかというのが持論です。
ところで最近、あるテレビ番組を見て気付いたことがあります。当地のように、人口30万人規模の都市圏で、冬の間雪に覆われる街というのは世界的にも極めて珍しいということです。百万都市での降雪量の多さは札幌が断トツなのは知っていましたが、人口10万人以上の都市で年間降雪量世界一は青森市、ベスト10にはこのほか秋田市や富山市も入っています。当然、当地函館市も上位に入る都市でしょう。
我々雪国に住む人間には当たり前の冬の景色も、異国の人達にとっては極めて非日常の光景な訳です。なので、交通網が発達し、かつ生活水準が向上して国外への移動が容易になった昨今、このブログを書き始めた10年前には完全オフシーズンだった真冬に、多くの外国人観光客がこの街を訪れるようになったのです。
来年からここ函館の宿泊業界では、この外国人観光客を巡る大争奪合戦が始まります。函館”最古”に近い小規模施設である当ホテルが生き残るために何をすれば良いか。当ホテルのビッグデータ?をもとに、次の一手は既に私の構想にあります。人口とともに確実に減少する国内観光客はもちろん、いずれ頭打ちとなるインバウンドの中で伸びるものはなにか?。他の施設ではやれないことに取り組むつもりです。今まで生き残ってきたのを奇跡と言う人もいますが、弱小零細施設の戦いに興味ある方は、引き続き拙ブログにお付き合い下さい。頻度は減ると思いますが今後も綴り続けます。
今年はこれが最後です。皆様良いお年を。
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