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2018年9月10日 (月)

需給バランス

このたびの地震で、幸い函館では人命や建物に関する大きな被害はなく、電気が復旧した今、ほぼ通常の生活にもどりつつあります。最も不便を被ったのは長時間にわたる停電で、これだけ広範囲かつ長い間、電気の供給が止まる事態は、被災という意味では比べものにならないでしょうが東日本大震災時の東北地方以来ではないでしょうか。

2018panもっとも長期間といっても2日足らず。早い所では当日中に電気は復旧していました。不便も耐えられる範疇でしたが、少々驚かされたのは街中のコンビニやスーパーからあらゆる食品が消えてしまったことです。停電が長引く気配がしたときに、懐中電灯や電池、ポータブルガスコンロが無くなるのはわかるし、食料品でもお弁当や冷凍食品、肉の類はもとよりパンや野菜、卵や乳製品に至るまで消えてしまったのは意外でした。

嫁は「パンは朝早くから買い占められるのよ。」などと言っておりましたが、そうではなく小麦の流通が止まってしまっているためとのこと。販売サイドだけではなく、これだけ広範囲に製造ラインから物流に至るまですべてが麻痺し、供給が圧倒的に細ってしまった結果です。

一方、我々宿泊業は需要の急減に頭を悩ませることになります。本来ならこの数日、大きめの学会と週末のイベントで満室状態が続く予定でした。地震と停電でイベントが中止になるなどして、全市的に宿泊キャンセルが相次ぎ、この週末はオフシーズン以下の閑散状態でした。しかし、これは災害故に仕方がないこと。我々にとってもっと警戒しなくてはならないのは風評被害です。

このたびの地震で震源近くの被災地だけではなく、全道的な停電になったことで当地函館の夜景が消える瞬間など、少々過剰な感じで地震の影響が国内はもとより海外にも発信されました。道外に住む人にとって、場所に関係なく北海道が大変なことになったという印象はぬぐえないでしょう。まして海外の目から見ると被災地は北海道。有難いことに、海外の知人や、当ホテルに宿泊された国内外の多くのお客様からSNSなどを通じて、多くのお見舞いや心配のお言葉をいただきましたが、外からは我々が思う以上に大変に見えているのだと受け止めた次第です。

電気が戻った今、震源地に近く今なお爪痕深く残る地域や、不幸にも液状化現象に見舞われた札幌の一部地域を除いて、道内のほとんどの地域は地震前と変わらぬ姿をしています。しかし、比較的好調だった先々の宿泊予約のキャンセルも増加傾向にあるのが現実です。当地観光業にとって、風評被害は軽微だった直接的被害以上の脅威です。熊本は回復に半年を擁したと聞きます。対策を講じる必要を感じます。

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