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2018年7月25日 (水)

プチプロスポーツリーグの可能性

かつて日本のプロスポーツといえば、プロ野球と一握りの個人競技に限られていました。時代は変わり、今や多くの団体競技でプロリーグが当たり前となり、プロ契約している個人競技の選手も多数存在します。地方都市レベルでも何らかの競技のプロチームがあることも珍しくなくなる一方で、北海道ではそのほとんどが道都札幌に集中。北海道の地方都市においてはプロスポーツは興行に来るものとの認識でしかありません。今やスポーツは観光と並ぶ10兆円産業。スポーツ庁は文科省管轄ではなく経産省。(訂正します)スポーツビジネスには文科省ではなく経産省から予算がつく時代です。スポーツがビジネスとして充分に成り立つということをこの街は早く理解し、官民上げて手を打つべきであろうと思っています。

201833ところで、バスケットボールのスリーバイスリーという競技にプロのリーグがあることをご存知でしょうか。海外ではなく、この日本にです。ひとつのバスケットボールゴールに、3人対3人で攻守を繰り返す競技で、かつて3ON3と呼ばれ、街中にもコートがあったことを記憶している方もいるかと思いますが、いつの間にかほとんど目にしなくなりました。競技人口の減少を危惧した国際バスケットボール連盟(FIBA)が力を入れ、2014年に世界に先駆け日本において6チームによる3×3.EXEというプロリーグが発足しました。そして現在、そのチーム数、日本各地に36。先週、この大会が仙台で行われるということで、ある方に誘われて視察に行ってきました。

この競技は福島に本社を置くスポーツショップ”ゼビオ”が全面バックアップ。このたびの大会も、当社所有のゼビオアリーナで開催されました。競技は10分の1ピリオド制で、10分以内であっても先にどちらかが21点を取ったらそこで終了。基本1ゴール1点で、バスケの3ポイントにあたるシュートは2点入ります。3日間でリーグ戦から決勝トーナメントを行う訳ですが、多くのチームがスピーディーに試合をこなしていきます。このたびは立派なアリーナでの開催でしたが、屋外での開催も可能。道民にはなじみがありませんが、北海道以外の日本各地で開催されているようです。

主催者(ゼビオ社員)によると、現在のチーム数36を来年には倍増させたいとのこと。チームは関東を中心に日本各地にあるものの、最北が仙台。北海道、北東北には無いそうで、関心を示した私に興味を持ったのは先方かもしれません。他のプロスポーツに比べ参入の壁は低く、説明では、創設を含め年間にかかる経費は500~1000万円ほど。リーグが選手提供を含め、運営をバックアップ。選手の出場給や優勝賞金もリーグ側がもつとのこと。観戦料は徴収せず、大会を開催する場合、その資材もすべてリーグが用意します。登録している選手には、現役のBリーガーも複数存在しています。

こんな手厚いバックアップをするリーグのメインスポンサー、ゼビオは儲かるの?と聞いたところ、いまのところ儲けは度外視。自らスポンサーを集め、おそらくFIBAなどからの補助もあるのでしょうが、基本赤字覚悟。将来的な競技の活性化による関連商品の売り上げに対する先行投資だとの主旨の話をしていました。私にとってほとんど初耳の話ばかりでしたが、一部チームは同じ都市にあるbリーグチームより人気があるとか。尚、この競技、東京オリンピックでの正式種目採用が決まっており、近い将来、人気に火が付くであろうことは想像できました。

チーム創設の壁が低いとはいえ、ビジネスとして簡単に利益が出せないだろうことは素人にも分かります。一方、プロスポーツチームの無い街に、オラが街のチームを創り、プロスポーツの文化を創るという意味では夢のある話でもあります。実際、チーム創設に動いたある町は、途中で5人制のbリーグチーム創設に舵を切ったと聞いています。これからどうなるか分かりませんが、様々な人達と様々な可能性をこの小さなプロリーグについて検討していきたいと思っています。

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