有終の美
新人戦は僅差で全道大会出場を逃したものの、春季大会で準優勝し、第二シードで迎えたおそらく長男にとって最後の大会となるであろう高体連高校バレー。今年度の函館地区男子高校バレーの勢力図は、1校の力が頭ひとつ抜け出し、それに続く3校が実力均衡で他校を引き離している状況です。バレーボールは他競技と比べ番狂わせが起こりにくい種目で、地区に2校割り当てられる全道大会出場枠は、事実上力の抜けた1校と、次点3校のうち一つになるであろう戦いでした。
小学生のとき、地域で強豪のひとつに数えられたサッカークラブのゴールキーパーだった長男は、中学進学でサッカー部どころか運動部にも所属しませんでした。練習の厳しさと、ポジション故のプレッシャーから、中学では文科系のクラブに入ることを初めから決めていたようです。しかし、元々スポーツが嫌いでも苦手でも無かった長男は、文化部では物足りなかったらしく、高校進学と同時に選んだのが、全く経験したことのないバレーボールでした。
函館市内に男子バレー部がある中学校が少ないことから、高校から始める子がほとんど。同じ中学校出身者を含む同期6名も、高校からバレーを始めることもこの競技を選んだ理由のひとつのようです。一方、指導者は熱心で、市内でも常に上位争いをしており、1年次の高体連では地元開催だった全道大会にも出場しています。
そんな長男も最終学年では中心選手となり、試合に出場するようになり、サッカー、野球に続き、息子のスポーツ観戦にバレーボールが加わりました。
予選を順調に勝ち上がり、4チームによる決勝リーグとなった昨日、”全道”を目指す熱い戦いが繰り広げられました。第二シードとはいえ、優勝候補筆頭を除く2校との力の差はわずか。しかし、このたびのチームは勝ちたい気持ちが強く、第三、第四シードとあたった最初の2試合とも、第一セットを接戦でものにした後は、意外なくらいあっさりと次セットをものにし、早々に全道大会出場を確定させました。
優勝候補には完敗したものの、目標を達成し選手も親も大満足のようでした。思えば長男が全道大会に出場するのは、上の学年に連れて行ってもらったものを除けば、サッカーで一番最初の全道に繋がる大会だった小学校4年生以来。私が子供のスポーツに熱くなったのもこの時が最初でした。それから時を経て、違う競技かつ高校最後の大会で上のステージに進めるとは、子も親も何と幸せなことか。
力の差がある全道の舞台で勝ち星を上げることは極めて難しいとは思いますが、来月、小樽で行われる長男の試合は、しっかりと目に焼き付けてこようと思います。
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