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2018年4月 2日 (月)

基準年度

国内の多くの企業が3月決算としているなど、日本は4月からが新年度。観光業界も1年というと1~12月より、4~翌3月が基準となります。

Dsc_0050さて、昨年度の函館観光。北海道新幹線開業2年目ということで、開業効果の剥落が懸念されておりましたが、春から秋にかけてのいわゆる観光シーズンは想定していたよりも落ち込みは小さく済みました。数字的には入込は若干落ちましたが体感的にはほぼ横ばい。宿泊業界においては売上が前年を上回ったところも少なくありませんでした。

しかし、安心も束の間、オフシーズンとなる11月以降は落ち込みが目立ち始め、個人的な観測では、特に1月以降は想定以上の落ち込みとなり、通年では当初想定した落ち込み幅、予算通りの数字に落ち着きました。

最も昨年度の、特に函館観光のオフシーズンと言われる1~3月がある意味異常値だっただけで、開業前数年と比較すればまだまだ高い数字。落ち着いてきたという表現が正しいのかもしれません。北陸新幹線の金沢との比較で、2年目以降の下げ幅が大きいと言われますが、向こうは東京から2時間半、現駅に乗り入れるのに比べ、東京⇔函館は新幹線で現実的に4時間半以上。ビジネスでは特殊な場合を除いて飛行機が選択され、観光も開業にあやかったブームが去れば落ちて当然と覚悟すべきです。

ただ、新幹線は海外との航空路線とは異なり無くなることはありません。開業前に比較して、東北圏、北関東からの誘客やインバウンドの選択肢として大きなアドバンテージがあるのも事実です。先日、ある同業の先輩から函館の入込が落ちたっていうけど、道内他地域の同業者に言わせればうらやましい限りだという旨のことを言われましたが、正にその通りだと思います。

おそらく昨日から始まった新年度も、オフシーズンからの流れを次いで観光客の入込は前年比でマイナスの傾向が続くでしょう。開業効果の剥落がほとんど無かった昨年度上期の反動が今年に出るものと思います。ただ、予約の動向などから、オフシーズンほどは大きくはならないものと思います。これぞ開業効果ではない新幹線効果。間違いなくプラスに働いています。今年度のオフも昨年度よりもう少し落ちて普通だと思っています。そして、昨年度より少し落ちた2018年度の函館観光が基準年度となり、その後はこの数字を基準に良いか悪いか判断されるのではないかと想定しています。

もっともこれは観光客入込の話であり、我々宿泊業界個々の施設にとっては大変厳しい時代がやってくることを覚悟しなければなりません。大幅な供給増加です。これから約2年の間にも、わかっているだけで200~300室規模の宿泊施設が6棟建設されることが分かっています。1日あたりの定員が2500名増加すると仮定すると年間90万人分以上、供給数が増える訳です。新幹線が開業した年度でさえ、この数ののべ宿泊者数は伸びていません。

これから仮に順調にインバウンドが伸びたとしても、この数を補うのは容易ではありません。増して、昨年度下期は函館を訪れた外国人観光客の数は、間違いなく前年を下回っているのです。我々函館の宿泊業界は、いや金沢も含め大都市や有名観光地の宿泊業界は、大幅な供給増とともにリーマンショック以来の厳しい時代を迎えることになるのかもしれません。

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