地方球場の収容人員
何時のころからか、プロ野球でも正確な観客数を発表するようになりました。以前であれば、東京ドームなら5万人、甲子園なら6万人など、ほぼ満員の時はその球場の収容人員の上限が当たり前でしたが、実数を発表するようになるとその数値に到達することはありません。まあ、そんなものかという感じでした。
違和感を覚えたのは昨年の函館オーシャンスタジアムでのプロ野球。ほぼ満席に見えた実際の入場者数は1万1千人足らず。オーシャンスタジアムの収容人員は2万人のはずです。いくら何でもその半数あまりではないだろうと感じました。これは有料入場者数だけをカウントしているのか、もしくは収容人員を水増ししているのか、どちらかだろうと思いましたが、それ以上深く考えませんでした。
今年のプロ野球函館開催。今年は新幹線でアウェイからも来やすくなった東北楽天イーグルスが対戦相手ということもあって、前売り段階からチケットは完売。TVで見る球場も立錐の余地もない満席に映りました。ところが発表になった入場者数は今年も1万1千人足らず。これにはTVの解説者も違和感を唱えていました。私も、これは公表されている球場の収容人員が間違っている、いや水増しされた数字だと確信しました。
昨日、釧路で9年ぶりに行われたプロ野球公式戦。ニュースでは満員御礼が伝えられていましたが、その数11500人。調べてみると釧路市民球場の収容人員は18000となっています。これも明らかにおかしい。共通するのは函館も釧路も外野席が芝生であること。しかも両球場とも内野席より外野席の収容人員が多くなっています。面積は小さいのに。
函館オーシャンスタジアムで調べてみると、固定席がある内野の席数は8000余り。公表されている内野の収容人員は9000ですが、立ち見もカウントすれば情状酌量の余地はあります。一方、芝生とはいえ、どうみても内野席より面積の少ない外野席の収容人員が1万1千人。先日、この球場に集まった観客全員が入れる数です。どんな計算をしているのか。
おそらく水増しというより、共通する独特の計算方法があるのかもしれません。知っている人がいたら教えて下さい。しかし、いずれにせよ実際に入った数が定員ということであれば、球団が地方球場で行う主催試合を制限するのもわからなくもありません。札幌ドームであれば、空席が多くても2万人近い数字は確実なのですから。座席数、照明設備など野球場に限らず充実させてほしいものですが、函館のような地方都市ではどうにもならないものなのでしょうか。
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プロ野球はあくまで実数風発表になっただけで、今もなお水増しが行われていますよ
投稿: | 2017年7月29日 (土) 06時12分