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2017年3月

2017年3月29日 (水)

新幹線開業1年

Dsc_1255北海道新幹線が開業して丸一年が経過し、一昨日は様々なメディアでその効果が論評されていました。その評価は概ね、1.道南・函館を中心にそれなりの開業効果はあったが全道への波及効果は小さい、2.在来線時に比べ輸送人員は1.6倍となりJR北海道の当初想定を上回ったが、乗車率は然程高くはなく、北陸新幹線と比較すると物足りない、3.夏場の繁忙期に比べ観光オフシーズンの冬期の落ち込みが大きく早くも息切れの兆候が見られる、と、いったところでしょうか。

ここからは私の感想です。新幹線開業効果は予想を大きく上回りました。様々な席で開業効果を問われた時、私は隠すことなくこのように答えています。

「昨年、金沢の同業経営者に北陸新幹線の開業効果を聞いたところ、毎日盆暮れが続いている感じだと言われました。函館の場合、現駅に新幹線が乗り入れるわけではないので、そこまではいかないだろうと思っていましたが、特にゴールデンウィーク(GW)以降、GWが終わらずにずっと続いている感じで、10月まで稼働率は100%に近い状況が続きました。11月以降、オフシーズンになると確かに落ち着きましたが、比較的好調だった昨年と比較すると大幅な伸びは継続し、特に増加率で見るなら分母の小さい1月が1番です。開業1周する3月は、昨年、開業前も開業準備の利用や最後の在来線に乗る観光客で好調だったこともあり、マイナス予算を組んでいましたが、どうやら当月も前年を上回ってきそうです。」

確かにこのオフシーズン、湯の川地区の大型館などでは前年比で落ちているところもあると聞いていますが、これは新幹線開業効果が薄れたというより、中国の複数の都市との定期便が運休したことで、これに乗ってきていた団体客が無くなったことが大きいと思います。外国人観光客が減ったとも言われていますが、羽田や成田経由で新幹線を利用して、また台湾との間で結ばれたLCCでやってくるいわゆる外国人個人観光客はむしろ大幅に伸びていると思われ、特に函館駅周辺の比較的低価格帯の宿泊施設はその恩恵を被っているものと思われます。もちろんこれも新幹線開業効果と言えるでしょう。

今のところ、この先数か月の予約状況も悪くはなく、昨年がピークとしても、函館の観光業界”良い”と言える状況は今年も続くのではないかと見ています。流れが変わるとしたら2年後。何度も書いていますが宿泊客室の供給数が一気に増加します。現実的に開業効果が薄まった時に供給数が増え、オリンピック以上に景況感が悪化して、外国人観光客が減少する何らかの悪材料が発生したら・・・、今のうちから準備しておく必要があるかもしれません。

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2017年3月22日 (水)

使われるフットボールパーク

残念ながら準決勝で敗れてしまいましたが、野球はWBCで盛り上がり、甲子園では選抜も開催されています。ここ、函館でも順調に雪融けが進んだことから、先週末あたりから土の上で野球の練習をする姿が見られるようになってきました。

Dsc_022423月初めから今年の使用が開始された函館フットボールパークでは、週末には複数の道内強豪校のバスが止まり、遠征合宿を行っているのが見て取れます。道内では早い雪融けプラス人工芝で、小学生から社会人まで、北海道サッカー界において函館での春合宿&大会が定番となりつつあるようです。春休み期間中のフットボールパークはそのための使用で予約が満杯。特に4月2日には、例年札幌で行われていた天皇杯全日本サッカー大会の北海道代表決定戦が、ここフットボールパークで行われ、NHKによる中継も入るということですから、この競技場の”コンベンション効果”は想定以上です。

尚、現在フットボールパークの一部である旧日吉サッカー場のクレーコート1面を天然芝にする工事が行われており、これが完成すると函館フットボールパークは天然芝2面、人工芝2面となり、ここだけで一定規模の大会開催も可能となります。出来れば天然芝1面にスタンドを設置し、本格的球技場とすればこれまで札幌中心だった各年代の全道大会、あるいはもっと大きな大会を誘致することも可能かと思います。

最近、スポーツによる誘客が国家戦略のひとつとして取り上げられ、新聞紙上でも話題となることが多くなりました。函館フットボールパーク開業1年余りで目に見える経済効果が上がっている今、もうひとつ踏み込んだ投資を考えても良いのではないでしょうか。

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2017年3月16日 (木)

積雪ゼロ

本日日中、函館地方気象台が観測している函館の積雪がゼロとなりました。函館市内の積雪が無くなるのは昨年より1週間遅く、もしこのまま根雪終了となれば平年より3日遅いことになります。

Dsc_1202この冬、函館の雪は少なく、この分だと例年よりかなり早く根雪が無くなると思っていたら、先週にまとまった降雪があり、一時的に冬に逆戻り。しかし今週に入って暖かい日が続いたことから一気に雪融けが進みました。最も市内の道路はこのところずっと乾燥しており、同じ函館でも函館空港の観測所ではかなり前から積雪ゼロを記録するなど、体感的には既に根雪は消滅していました。

除雪により路肩に積まれていた雪の山も日に日に小さくなり(写真:本日昼の当ホテル前)、間もなく函館市街地からは雪は完全に消滅することでしょう。道南の長い冬も、ようやく終わりを告げようとしています。

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2017年3月14日 (火)

イカすニモカ

今や大都市圏では交通系ICカードは必須アイテム。私も東京や札幌への出張の際には、切符を購入することが無くなっただけでなく、コンビニなどでの買い物もほとんどSUICAで済ませています。

一方、地元函館においては大体が車移動のため、逆にSUICAは財布の奥。ほとんど使用することも無ければ、不便も感じていませんでした。北海道内の地方都市ではいずれもこんな感じではないのでしょうか。

しかし、これは観光客目線になると全く異なります。私も昨年、広島出張の際、空港への直通バスにSUICAが使えないことに軽い衝撃を受けました。函館は国内有数の観光都市。観光客にとって市内の移動に函館市電便利で安心。また、最近は外国人観光客が路線バスを利用する姿も多くなってきました。これらに交通系ICカードが使えないのは大きな問題で、観光業界では数年前から問題視されていました。

それがこのたび解決。市内では明日より「ICAS nimoca(イカすニモカ)カード」なるICカードの販売が開始され、今月25日から函館市電・市バスでも利用が可能になります。このカードは他の交通系ICカードとの相互利用も可能なため、SUICAやKITACAも市電・市バスで利用できます。

Icasnimocaところで”イカすニモカ”のネーミングには、違和感を覚えた方も多いと思いますが、イカの街と言われる函館には元々”イカすカード”という市電・市バスの乗車カードがあり、このたびのIC化に西鉄系のnimocaを導入したためこんな名前になったようです。nimocaは、熊本などの市電にも利用されていることから、技術的に導入しやすかったのでしょうか?推測です。

何はともあれ、ようやく函館でも当たり前に交通系ICカードが使えるようになります。尚、当ホテルでは既に交通系ICカードの利用が可能になっています。

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2017年3月10日 (金)

函館マラソン前泊300室追加

H1前泊の宿泊施設不足から定員に到達していなかった函館マラソン。実行委員会とスポンサーのJTBではその打開の為、再度市内全宿泊施設の当日の空き状況を調査し、一定数の客室を確保しました。その数約300室、500名分。当ホテルでも、キャンセルが出た客室など、わずかに残った空き部屋を、函館マラソンのためにすべて提供することにしました。

現在、函館マラソンノエントリー状況は、フル・ハーフ合わせて8000名の定員の内9割を超えてきました。今回の前泊客室追加により、遠方からの参加者が多いフルの伸び悩みが解消されれば、一気に定員到達するかもしれません。

エントリーを迷っている方、前泊の宿泊施設が見つからずエントリーを諦めていた方、本日正午から宿泊付のエントリーが再開されます。是非ともチャレンジして下さい。詳しくは大会HPで。

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2017年3月 6日 (月)

リニューアル完了

2月下旬より実施していた当ホテルのリニューアル工事がこのたび完了致しました。今回、目に見える形で実施したのはホテルロビーと客室階の廊下です。

ホテルロビーにはソファと応接セットを新規に購入。全面禁煙とすると同時に、喫煙ブースを設置し、分煙新法を前に完全分煙としました。また、喫煙ブースは以前から要望のあった客室階にも設置し、愛煙家へも配慮することとしました。

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また、古い、暗い等々クチコミを頂いていた客室階廊下につきましては、壁紙を淡いグリーンに一新。天井も全面改修し、照明はすべてLEDへと交換致しました(下写真左は改修前、右は改修後)。

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この他、電話交換機を最新のものに入れ替え、客室電話機を更新、時代に合わせ内線専用とする代わりに、ロビーにコイン式の電話機を1台設置しました。また、ボイラー設備を交換するなど、目に見えないながらもそこそこ大きな設備更新も実施しています。

築年数こそ経過していますが、お客様に快適にご滞在していただくため、ホテルニューオーテは変化し続けます。

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2017年3月 4日 (土)

函館マラソンエントリー延長

と、言うわけで、函館マラソンのエントリー期間の1ヶ月延長が決まりました。

H3_2不人気による募集期間延長ではなく、宿泊施設確保のための延長というのは前代未聞のことかと思います。一昨日現在、フル、ハーフとも定員の80%強のエントリーがありますが、ここから先の伸びが今一つで、最終日までに定員に達する可能性が低くなったため措置です(画像をクリックすると記事が読めます)。

その原因が、エントリーしても前日の宿が確保できないため。先日も記しましたが、同期間に学会が入っていることや、4ヶ月先の客室販売前の施設も少なくないため、遠方からのマラソン参加に不可欠な、前日の宿不足が顕著になっていました。我々業界としては、悪くない話ですが、大会にとって、いや函館にとっては由々しき問題です。

スポンサーでもあるJTBでは3月10日を目途に100室以上の客室を新たに用意して、大会参加者用に追加販売を実施する予定です。函館の宿泊キャパは約20000人。大きな学会が入っているとはいえ、4ヶ月前に推定5千名の遠方ランナーの客室が確保できないことはないはず。当ホテルでもキャンセルが発生次第、HP上で販売致します。迷っている方、諦めずにエントリーしてみて下さい。

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