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2016年9月20日 (火)

尾道

最近、年齢のせいか時間の経過が物凄く早く感じられます。まして、ほぼ毎週出張があると、月日どころか季節の経過もあっという間に進んでいく感じです。

その出張、先週は所属する全国組織の関係で広島県三原市というところへ行ってきました。私の出張は通常、東京、札幌そして近年増加傾向にある仙台で80%。これに青森、盛岡を加えると9割以上で、その他の地域は”経由”を抜かせば年2,3回ほど。広島、ましてその地方都市など余程のことがないと行くことはありません。

そんな訳で、折角行くのだから、以前から行ってみたかった三原市の隣町、観光地としても有名な尾道市に宿をとることにしました。と、いうのも函館から三原へは、打ち合わせ予定時間の13時30分にはどう頑張っても当日発で到着することができないため、前泊してプチ観光を楽しもうと企んだ訳です。

Dsc_07741高校生の頃でしょうか、映画「転校生」を見て以来、私の中で尾道市は行ってみたい街の上位にランクされていました。映画やドラマなどでロケ地として度々使われる尾道市ですが、調べてみると前記の「転校生」までは無名の一地方都市に過ぎなかったということを知りました。ところが、その観光素材は期待に違わず一級品。よく尾道市を紹介される時に使われる、市内を望む高台に至るまでの寺巡りが尾道観光の黄金ルート。その風景は自分にとって今まで見たことの無い景色でした。

山肌の急斜面に家が張り付き、道路は道幅1~2mほど。一見、私有地のようですが、立派な公道、かつ歩いて回る観光ルート。魅力的なのは、そこに生活の空気が感じられること。こんなところにと、思える場所に家が建ち、人が住んでいるのです。観光のために造られたものではない異空間。ベネチアと共通するものがあるのでしょう(行ったことはありませんが)。残念だったのは、短いながらも高台へ至るロープウェイの営業時間が17時過ぎで営業を終えてしまうこと。歩いて上ることも十分可能ではありますが、この景色であれば夜景も堪能できるのにもったいないと思いました。

Dsc_0788_3夕方のごく短時間ではありましたが、是非行ってみたかった「転校生」の一場面で使われた御袖天満宮の石段を汗だくで上ると、頭の片隅に残る映画と同じ景色を望むことができ感激。この他、翌日は出張RUNで尾道水道を挟んで瀬戸内海に浮かぶ向島へのJOGで、北海道とは全く異なる街並みを堪能し、これも有名な「尾道ラーメン」を真夏日の長蛇の列に並んでいただいてきました。

これ以外にもまだまだ観光素材があると思われるこの街。平日だったせいかもしれませんが、それほど観光客が多い印象はなく、外国人の数も明らかに我が函館よりは少なかったようです。一方、これは初めて知ったのですが、この尾道市、サイクリングの聖地として売り出しているようで、本格的サイクルウェアを纏ったアジア系観光客の団体が宿泊したホテルに滞在していました。マラソンもそうですが、サイクリングも国内外を問わずブーム化しています。観光客を呼び込む手段はあの手この手です。

普段行くことの無い観光地を巡るといろいろと勉強になります。尚、自転車で函館山を登る「第一回秋の函館山サイクライド」というイベントが来月初めに行われるそうです。

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