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2016年8月10日 (水)

激動~函館のホテル業界~

外国人観光客が増勢基調を続ける中、北海道新幹線が開業し、空前の活況を呈している函館の宿泊業界。その中でも正にピークを迎えている夏休みに、函館を代表する二つのホテルの運営権が売却されるという、衝撃のニュースが流れました。

Dsc_0665ひとつは、函館駅前にあるロワジールホテル函館。昨年、東京の不動産会社がホテルの土地・建物を買収したことから、業界内では噂が絶えませんでしたが、先日シェラトングループのホテルとして運営されることが発表されていました。その矢先、こちらも数年前に買収したばかりの所有会社が売却目的ではないかと囁かれていた函館国際ホテルの運営権を、米国の投資ファンドが買収するとの記事が昨日の夕刊に掲載されました。同じ噂があっても、こちらの方は唐突に受け止められています。

今やホテルの所有、経営、運営が同一である当ホテルのようなケースがむしろ稀。利益追求のため、それぞれの権利を分割し、売買することは、今の世の中では当たり前のことです。しかし、このタイミングで、函館の2大ホテルの運営権が売買されるのは、大きな転機と捉えざるを得ません。日本のバブルの絶頂期にも、宿泊業界ならずとも様々な権利の売買が活発に行われていました。得をするのは売った方か、買った方か。それとも両者か、いずれも失敗かなど、勘ぐっている場合ではありません。

足元絶好調の函館観光。ただ、これだけは言えます。今がピークと。観光客が伸びる余地はあります。しかし、当然、その分競争も過酷になっていくでしょう。自分のところだけを見れば、足元も、少し先も明るい現状ですが、海外が日本を見る目は確実に変化しています。大都市圏のホテルの稼働率は下落に転じ、ニュースになっている爆買の終焉だけではなく、円高と宿泊価格の高騰でアジア圏の旅行会社が日本を敬遠しはじめているとの声が聞かれ始めています。

函館のこの勢い、突発的な悪材料が無くても余命1年半。稼働率も、宿泊単価も上昇する左団扇的な勘違いは今だけで、これから本当の経営力が問われるようになると覚悟しています。

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コメント

>大都市圏のホテルの稼働率は下落に転じ

5月の延べ宿泊者数が下落したのは事実ですが、上記の書き方には誤認がありますね。
国内宿泊者が減ったためであり、外国人宿泊者数は増えています。
そして6月は全体でも微増です。

なぜこの統計で「海外が日本を見る目が変化」という文脈になるのか全く理解できません。

http://www.mlit.go.jp/common/001140037.pdf

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