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2016年5月17日 (火)

絶好調の中の懸念材料

北海道新幹線開業後、当地観光業界は予想に違わず活況が続いています。例年宿泊施設が満室となるGWはともかく、いつもなら一旦閑散期となるはずのGW明けも落ち着くことなく、ホテルの稼働を見ると8月かと思うほど。トップシーズンと同料金なら売り上げも8月並ですが、シティホテルなどとは違い、多少入込が増えても大幅な値上げはしない(出来ない?)当ホテルではそこそこの売上に甘んじています。

それでも”絶”がつく好調に間違いありません。問題はこれが未来永劫とは続かないこと。昨日の人気番組「しくじり先生」で東国原氏が言っていたように、ピンチは追い風の時にやってきます。足元、そして先々の予約も好調の中、どうも安閑としていられない業界関係者は私だけではないようです。

Dsc_0294新幹線開業年が少なくとも当面のピークとなるのは、私の頭の中にインップットされています。今年は特別と考え、その後、極端な落ち込みにさえならなければとある程度の覚悟は出来ています。・・・がそんな甘いものではないのが世の常。すでに各所で黄信号が灯っています。まず、ここ数年我々業界を救ってきた大中華圏を中心とした外国人観光客。未だ勢いこそ衰えてはいませんが、中国バブル崩壊の流れは徐々に個人消費に影を落とし、一頃の爆買の終息傾向は様々な数字となって表れています。

函館においても中国各地との直行便が休止や延期となるなど、従来とは明らかな変調が見られます。一部には枠が拡大される千歳を見越してとの見方もありますが、函館便の搭乗率が芳しくもない模様で、一抹も二抹も不安を覚えます。日本の1990年代、株や土地の価格が急落した後も暫く個人消費は息を続けました。バブルの中を。今の中国と重なって仕方ありません。

懸念材料は他にもあります。これも景気サイクルでしょう。特に我々の業界、様々なものが値上がりしています。人出不足に起因して、人件費はもちろん清掃の委託費や、修繕や改修にかかる工事費、ちょっとした備品に至るまで、数年前とは明らかに水準を変えています。ホテルの宿泊価格がよく話題に上りますが、これは稼働率の上昇のみに起因したものではないのです。

更に好調続く函館観光。建設費の上昇や人出不足から、新幹線開業にもかかわらず目立った宿泊施設新設の話はありませんでしたが、外国人観光客増加に新幹線の相乗効果、そして足元不足気味の客室数から、既に複数の建設計画が持ち上がっています。加えて、民泊に関する規制緩和。違法なものは論外として、これから緩和が進めば我々を含めた宿泊業界や不動産業界といったところ、しかも資金力のあるところが新たな供給主となることでしょう。

外国人観光客の増加も最初は様子見、爆買など急激に増えると警戒感を持ちながら打診的な投資を行い、これが当たりさらに2年も続けばトレンドと錯覚してそのトレンド以上の供給が行われるというバブルの歴史。身近に経験している分、日本人は半身ながら今は日本といえど資本は国内のみにあらずです。

おそらく余程の自然災害でもない限り、多少経済が不安定になっても今年や来年、もしかしたらもう1年くらい大丈夫であろうと期待を込めて思っています。しかし、その先、東京オリンピック前後、上った以上の急角度で落ち込むことが無い訳がないと思っています。足元絶好調なだけに、先々に対する不安が雷雲のように湧き上がるこのごろです。

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