気になる閉校中学校跡地利用
少子化の波にのまれ、函館では小中学校の統合が相次いでいます。来年度は五稜、大川、桐花の3中学校が五稜郭中学校として現桐花中学校に統合され、2年半後には凌雲、的場、光成中学校が建て替えられる的場中学校に統合されます。いずれも市内中心部にある中学校で、街の空洞化を象徴するような出来事です。
ところで、中学校が統合によって閉校される中学校跡地の有効利用を考えると暗い話ばかりではありません。いずれも街の中心部、グランドを含めると魅力的な場所に広大な空地ができるのです。もう既に利用方法が決まっている場所もあるようですが、一番気になるのは千代台運動公園隣接地に建つ、凌雲中学校の跡地利用です。
当然、未だ脆弱な函館のスポーツ施設として利用されることになるのでしょうが、果たしてどの競技のための施設となるのでしょうか。漠然と第2球場、もしくは少年用球場2面くらいとれないものかと考えたりしていましたが、一部にテニスコート増設を要請する動きがあるようです。
現在、千代台運動公園内にテニスコートはありますが、その数10面。全道大会クラスの大会を行うには最低16面は必要だと聞きます。ところが公式戦ができるようなテニスコートは函館市内全域をかき集めても20程。ちなみに札幌市内には200以上、旭川や帯広などで100近く。函館市内のテニスコートの数は苫小牧や網走、野幌運動公園のある江別市と比べても遠く及ばないのです。従って、年代別に数多くあるテニスの全道大会、、あるいは全国レベルの大会のほとんどは札幌近郊と旭川、帯広を中心に持ち回りで行われています(他競技でもそうだが)。
北海道第3の都市であるにも関わらず、函館は今までスポーツコンベンションという考え方が欠如していたため、この方面で多くのものを失ってきたことは過去にもこのブログ内で示しました。このたび、函館アリーナとフットボールパークが出来たことで、こんなに経済効果が表れていることに驚く観光関係者は少なくないはずです。本来、当地観光シーズンの終わりを告げるはずの10月中旬を過ぎても市内ホテルは活況です。理由は先週アリーナで卓球の全道大会、この3日ほどはフットボールパークで高校サッカーの全道予選、引き続き明日からラグビーの全道新人戦が開催されます。大会には選手だけでなく、親や関係者も帯同しています。
凌雲中学校跡地をテニスコートとして利用すると、あと最低8~10面に不足している駐車場も増設できるということです。多岐にわたる年齢層の全道レベルの大会を誘致できるだけでなく、錦織効果で人気も上昇中、コートの数が少なく休日などは、テニスコートの予約をとるのも難しくなっている市民テニス愛好家にも朗報です。さらには、繁華街五稜郭近くにある運動公園。平日でもプレーする主婦層や年配の方も少なくないと聞きます。中心街活性化も加わって一石三鳥。私は、凌雲中学校跡地のテニスコート整備に賛成します。
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私は、2011年に断念したプロサッカーチーム誘致に再度火をつけるべく、5000人規模の球技場をつくるべきだと思います。上手くいきJに上がれれば東北のチームが5チームもあるので北海道新幹線によりサポーターの東北遠征も円滑になりますし。東北から来る相手サポーターも函館駅から市電でアクセス最高ですし。
千代台陸上競技場でやらなくても球技場でやればいいので断る理由もないですし。
まぁ妄想です笑
投稿: | 2015年10月19日 (月) 23時51分