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2015年1月10日 (土)

青函圏

先月、長崎商工会議所青年部の一行が当地を訪れ、我々函館商工会議所青年部と話し合いの場を持ちました。夜景や観光について学びたいとのことでしたが、長崎は函館同様異国情緒溢れた観光都市。正直、夜景は勝っていると思いますが、歴史の重みについては足元にも及びません。加えて、類似性を上げるとお互い半島の端にある独立した都市圏の地方都市。他都市からの交通の便が良くないことが、宿泊率の高い観光地として優位性を保っているものと思ってました。

ところが、話を聞いてみると事情が違うようでした。長崎市は九州の中心都市福岡市からJRでも車でも2時間足らずの距離。ここが函館札幌間の3時間以上と決定的な違いを生んでいました。観光客の何割かは九州最大の繁華街中洲がある福岡を拠点とし、日帰り観光地として長崎を訪れるらしく、函館のように宿泊率は決して高くはないようです。そのため、夜景を売り出すことに力を入れ、宿泊率を高めようと当地を視察に来たとのことです。

これは函館にとっても他人事ではありません。このたび北海道新幹線札幌延伸が5年短縮されることが決まりました。まだ先のこととはいえ、新幹線が札幌まで延伸されると函館・札幌間はわずか1時間で結ばれることになります。新幹線延伸で函館を訪れる観光客は増えることはあっても減る可能性は極めて低いと思いますが、今の長崎同様、北海道最大の繁華街すすきのがある札幌を宿泊拠点に、日帰り観光地の対象となってしまう懸念は拭いきれません。

Seikanそのようなことを避けるために何をしなければならないか。今、函館の経済界や観光業界が取り組むべきなのは、函館までの新幹線延伸を機に、新幹線で1時間余りの距離となる青森、そして弘前や八戸を含む商圏人口百万を超える「青函圏」という新たな商圏をつくること。そしてお互いの良いところを生かしWIN&WINの関係を築きながらも、自らの街がこの商圏の中枢都市となることを目指さなくてはなりません。すなわち、札幌都市圏にも仙台都市圏にも吸収されない新たな商圏を構築すると同時に、百万都市圏の購買力をこの街に持ってくるのです。

これが今後、加速度的に人口減少に見舞われる一地方都市の生き残る道。実現に向けて動き始めたいと思っています。

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