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2014年11月

2014年11月29日 (土)

函館冬モード

Dsc_199511月下旬にしては暖かく、穏やかな週末となりましたが、今日から函館に冬の訪れを告げるクリスマスファンタジーが開幕します。この開幕に合わせ、はこだて冬フェスティバルのイルミネーションも点灯され、気温とは裏腹に函館は一気に冬モードです。つい先程、その点灯式が行われ、今年から駅前広場に新たに施されたLEDの装飾がきれいに灯りを点けました。

Dsc_1997当ホテルでもこのライトアップに少しでも協力しようと、エントランスにプチイルミネーションを設置しました。少し残念なのは、駅前広場同様今年から電飾が施されると聞いていた、当ホテル前を通る開港通りのイルミネーションが余りにも貧弱なこと。予算の関係もあるのでしょうが、立場上、来年に向けて物を申さねばなりません。

間もなく、海上のクリスマスツリーにも明るい電飾が灯ります。

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2014年11月28日 (金)

函館うまい店 ~贈ったら喜ばれる土産編~

先日、旅行雑誌の取材を受けました。当ホテルのことではなく、観光業者の立場から函館ならではのお土産を教えてほしいとのこと。取材の雑談の中で、道外に住む友人や知人に鮮度の良いイカを贈ると喜ばれること、私の場合目の前にある朝市の業者に頼むと送ってもらえるが店頭にはあまり並べていないこと、ものを見て送るなら自由市場が良いことなどを話すと、それでいこうということになりました。しかし、函館朝市の”住人”でもある当社の立場から、ライバルでもある自由市場の宣伝をすると角が立つかもと思い、変更してもらうことにしました。

さて、何にしようか悩みました。あまりメジャーなものでは他の方からの推薦もあるだろうし、かといってそれ以外で喜ばれるものとは。考えたあげく、既に取り上げられていることを承知で、函館人ならば知る人ぞ知る・・・と、いうか知らない人の方が少ないかもしれません。「アンジェリック・ヴォヤージュ」さんの「ショコラ・ヴォヤージュ」を選ばせて頂いたところ、幸いバッティングは無く採用されることになりました。

Dsc_1985店のNo.1人気というこのショコラ・ヴォヤージュ、生クリームをガナッシュで包んだいわゆる生トリュフというやつなのですが、口に入れると甘すぎず苦すぎず「何コレ美味い!」と、いう感じ。生チョコ好きでなくともお勧めの一品です。時期によっては行列ができ、品切れになることも珍しくないそうなので、地元のファンも多い銘菓だと思います。何分生ものなので、贈るにしても持ち帰るにしても保冷が必要で少々コストが嵩むのが難点といえば難点か。

お店は函館の観光スポット元町地区、中華会館の正面ですがごく小さな可愛らしい店舗です。観光でお越しの方はお土産も良いのですが、元町散策後に立ち寄って購入し、宿泊先でおやつにするのも良いかもしれません。12個入り1300円です。

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2014年11月25日 (火)

地方マラソン大会様々

紅葉シーズンの近畿地方の連休中日、加えて出場予定の福知山のみならず神戸マラソンも行われるとあって、前泊はどちらからも微妙に遠い兵庫県三田市。空路も発売初日に予約を試みたにも関わらず、出発が前日午後の羽田経由の強行日程となってしまった今年2度目のフルマラソン。23回の伝統を誇る福知山マラソンは、近隣大都市マラソンと日程が重なったにも関わらず定員の1万人が埋まっています。福知山市は京都北部、人口8万人足らずの地方都市です。

Dsc_1970早朝、各駅停車に揺られ多くのランナーとともに立ったまま1時間半、福知山駅に着くと複数台の大型バスがスタート会場までピストン輸送を行っていました。駅にも会場にも十分な数のボランティアがスムーズに案内を行っており、さすが20回を超える伝統の市民マラソン大会と関心しました。そのスタート会場となる運動公園は1万人を超えるランナーとその仲間で大混雑。目立ったのは多くの飲食ブースと物産展以外に、関西地区チェーンでスポンサーのひとつとなっているスポーツ店の物販コーナー。今まで見た中で一番大規模で、品揃えも豊富。スポーツメーカー全社のアウトレットの様相で、値段も間違いなくお得感あり。衝動買いの気持ちを抑えるのに10分ほどかかりました。

さて、本番。受付で受け取ったゼッケンに書かれたスタートポジションは10段階に分かれたうちの4番目。最近はほとんどすべての大会で上位5分の1には入り、陸連登録してからこれだけ後ろのスタートは初めてです。アウェーなのか、レベルが高いのか。後で思うと中々のレベルでした。同時開催の神戸に完走狙いやFUNランが流れ、2万人では少々前のスタートでもタイムロスを免れないことから、記録狙いの関西ランナーはこちらに来ているものと察します。

フルで数分の記録更新も大変になってきた私にとって、半数の1万人でもこの位置のスタートは大きなタイムロス。案の定、号砲からスタートラインまで1分20秒、1万人の大会にしては道幅が狭く、大混雑で1km地点通過に6分半超え。ここで想定より2分のロス。3時間20分切りの自己ベストに早くも暗雲です。この焦りがすべてでした。序盤の下り坂を縫うように走って次の1kmを4分30秒台に上げると、その後は順調にペース維持。最高気温予想が20℃で、暑さが気になっていたのですが、福知山は盆地特有の霧が発生してスタート時は15℃未満。幸か不幸か最適なマラソン環境でした。自身の体調も良く、体感以上のスピードが出て、気付けばラップは4分30秒を切っていました。

コースは事前に見た高低差以上に細かいアップダウンがあり、決して楽ではありません。登りでのタイムロスを避けるため敢えてペースを上げると次々と順位を上げていきます。このまま押し切ればかなりの記録が出ると思う一方、最後まで持つか疑問に感じながらも、もう後には引けません。20キロ付近で3度目の”対決”となった独走する川内優輝選手とすれ違い、気分も昂揚。ちなみに折り返しは24.5kmです。その折り返しを過ぎてもペースは落ちず、5kmから25kmの20kmのラップはおそらく自己ベスト。このままあと10km行ければすごいことに・・・と、思ったのもつかの間、それは突然やってきました。28km過ぎに、いつもなら三十数キロで来るあの魔物です。

Dsc_1973体の力が抜け、29kmへのラップが一気に5分オーバー。明らかなオーバーペースで、体験上もう戻すことはできません。35km付近では、5分半を超え、後は止まるのだけは避けようと。しかし、走り込みの成果か体感的に6分オーバーと思っても、それ以上ペースは落ちず、効果的な塩分補給で足が攣ることもありません。多くの女性ランナーや仮装ランナーに抜かれながらも、このペースを維持さえ出来ればサブ3.5は維持できるはず。最後のきつい登りは不思議と苦しくなく、失速した割に3時間29分少々と自分の実力的に恰好はつきました。思えば私を抜いていった多くのおばちゃん達やオカマ衣装のランナーは3時間20分前後でまとめているはず。レベル高いじゃん、と思いながらのゴールでした。

Dsc_1981ゴール後は無料で配布されていたおしること豚汁を頂いて、物産展で売っていたまつたけご飯を購入。この600円は絶対お得でした。残念だったのはその日の夜。目を付けていた有名なお店は、今思えば当然のごとく予約で一杯。マラソン後泊はそれほど多くなくても、小さな街の飲食店は圧倒的に需要過多。行列のできるラーメン屋で、京都独特Dsc_1978
のこってりラーメンを頂いた後は、ホテルで虚しくひとり飲み。関心したのは駅のキヨスク。特設コーナーを設け、ランナー相手に、ビールや土産物を大量に販売していました。これが昨年の大田原マラソンとの決定的違い。さすが関西人。

翌日は早朝から伊丹空港に向かい、このたびは余り観光はできなかったものの、決して観光地とはいえない福知山市は間違いなく潤っていました。来年の今頃は金沢か富山マラソンか。函館マラソン成功に向け、来年も視察RUNを試みます。

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2014年11月21日 (金)

土地土地の食べ物

昨日、出張先の盛岡で盛岡三大麺のひとつ、じゃじゃ麺なるものを初めて食してきました。盛岡でラーメンというと一般的なラーメンではなく、これも三大麺のひとつである冷麺になるようで、それほどこの独特の麺がこの土地に浸透しています。私的にはこの冷麺、どうも口に合わず積極的に食べようとは思わないのですが、初めて試みたじゃじゃ麺は「あり」かなという感想です。

Dsc_1955じゃじゃ麺は、米が主成分と思われる茹でた麺にキュウリやネギがトッピングされており、その上に盛り付けられた独特の味噌と、生姜やニンニクなどを豪快に混ぜて食べます。食べた後の皿に生卵を溶き、「チータンタン」と呼ばれるスープを混ぜて飲み干すのが通常の食べ方のようです。珍しさの方が先に立ち、味を吟味するどころではありませんでしたが、もしかしたら何度か食べているうちにクセになる類の料理かもしれません。

ところで、函館でラーメンといえば塩ラーメン。子供の頃はこれが全国共通と疑わず、醤油や味噌はむしろ派生的なものと思っていました。それが違うことを知ったのは大人になって、違う土地に住んでからです。最近、観光関連の事業で、小学校の教壇に立つことがあったのですが、意外なほど反応があったのは、他の町では塩ラーメンが無いラーメン屋さんがあると話した時です。それほど、函館には塩ラーメンがこの土地の食べ物として根付いています。

今でこそ、日本各地のラーメンがどこでも食べれるようになりましたが、その土地独自のものはその土地で食べるのが一番美味しいんだと思います。函館の塩ラーメンはその代表です。

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2014年11月17日 (月)

いざ福知山へ

昨日行われた横浜国際女子マラソン。市民マラソン大会盛隆の陰で、エリートランナーのみの大会は採算面から厳しく、廃止されるものが増えていることは以前にも書きましたが、この大会も今回で最後となります。その最後を飾る勝者となったのは、日本人の田中智美選手。アフリカ人選手にラスト勝負で競り勝った内容も見事だったのですが、それ以上に印象に残ったのが19歳で3位となった岩出玲亜選手。10代での女子マラソンの日本記録を更新し、その容姿言動からも久々にスター選手出現の予感を感じさせました。

20141111_210742さて、49歳となった中年ランナーの私はこの週末、京都福知山へ今年最後の遠征ランを敢行します。福知山といえば高校野球の強豪校福知山成美高校か、数年前の洪水くらいしか思い浮かばない京都北部の地方都市です。下調べしてみて、三日天下で有名な明智光秀のお膝元であったことを知りました。このおよそマラソンでもやってなければ訪れることはなかったと思うような人口10万人に満たない小さな町で、1万人規模の伝統あるフルマラソン大会が行われています。

三連休の中日で紅葉の季節ということもあるのでしょうが、大会前夜はご当地福知山はもちろん、周辺都市のホテルを取ることは出来ず、初日の宿泊先は兵庫県三田市。飛行機も発売直後に購入を試みたにも関わらず、最寄りの伊丹空港への直行便は予約できず、前日午後に羽田経由で、現地隣県入りすることになります。大会当日は福知山泊となりますが、帰りは翌日午前発の伊丹発直行便が取れたため、2泊3日ながら正味2日足らずの強行日程です。

それでも、ネットで美味そうな店を見つけ、走った後の行程を熟考中。何を目的で行くのか、これがオヤジのRUN旅です。函館でフルマラソンを開催した暁には、こんなオヤジがうじゃうじゃとやって来ることでしょう。経済効果が無い訳がありません。

もちろん自己ベストを目指しますが、函館マラソンへの視察も兼ねて、プチ一人旅を楽しんできたいと思います。

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2014年11月12日 (水)

冬のイルミネーション倍増

今年のはこだてクリスマスファンタジーは、例年より早い11月29日開幕。週末が11月下旬になる場合、通常の12月1日ではなく、このような措置がとられるケースがあります。従って今年の函館の冬本番も11月29日からです。

Dsc_1951例年、函館ではこの日に合わせ、観光スポットの西部地区を中心に夜間電飾が施され、冬の函館観光を脚色するのですが、今年はその電飾の数を倍増。函館駅前及び、駅からファンタジー会場に至る「開港通り」にも初めて設置し、函館観光の王道を照らすことになります(写真はイルミネーションの準備が整った函館駅前)。ちなみにこの「開港通り」は当ホテルの前を通る道路で、函館朝市からベイエリア、そしてロープウェイ山麓駅や教会群のある元町地区へと繋がります。

この道が「開港通り」と命名されたことで、真の観光ストリートとして進化する動きが早速出てきました。通りに面する当ホテルとしても、相乗効果を高めるべく何らかの行動をとらなくてはならないと思っています。

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2014年11月 8日 (土)

景気の話

今年の函館観光、一部に陰りが見えてるとはいえ、昨年の好材料剥落を考えると上出来と言って良いのではないでしょうか。当ホテル的には、春先の改装効果も出て、想定外の前年越え。体感的にはこの仕事について最も良かった年のように思えます(現実は異なるが)。

さて、株に個別リスクとマーケットリスクがあるように、当地の観光動向にも地域要因と国内外の景気に左右される部分があります。当地的には”ライバル”北陸新幹線開業年というマイナス要因を抱えながらも、函館アリーナの完成やそれに伴うGLAYライブ開催など、想定される落ち込みを小さくするような材料も散見され、天変地異など無ければ大幅な失速のないまま北海道新幹線開業を迎えれるのではないかと、希望的観測を持ちたいところです。

問題は国内の景気動向。先月末、賛否両論渦巻く黒田バズーカ2により、為替は大きく円安に振れ、株価指数は昨年来の高値を更新してきました。既に専門家ではないので、詳しく触れませんが、このバズーカはプチバブルと大きな反動を生むことになると懸念しています。このモルヒネ的金融緩和とも揶揄される金融政策の成否は別として、個人的に国内景気の先行きについてもやや悲観的な見方をしています。

Keiki2
Keiki
上の二つのグラフは景気動向指数の長期(26年間)と直近(6年間)のものです。指数はリーマンショック後の2009年をボトムに途中震災による調整を挟んで今年まで順調に回復基調をたどっています。これは体感的にも一致するところです。その前の景気回復期は、ITバブルが崩壊した2002年頃を底にリーマンショック前の2007年末までの約6年間。実感なき景気回復と呼ばれ、しかも戦後最長のものでした。この景気回復期間と、2009年をボトムと見た場合のこのたびの景気回復期間がほぼ一致しており、サイクル的にも景気後退期突入の時期が近づいるとの見方をとれなくもありません。しかも、このところの先行指数の低迷も気になるところです。

このたびの円安は、外国人観光客の誘導要因にはなるものの、せっかくの原油価格の下落を打消し、我々業界に限らず、特に地方中小企業にとってプラスに働くとは思えません。何度も経験しましたが、すべての歯車逆方向に動き出すことがそう遠くない時期に迫っているような気がします。その動きが、軽微であることを願いながら今年も年の瀬を迎えます。

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2014年11月 5日 (水)

函館マラソン大会実行委員会

連休最終日だった一昨日、私は札幌近郊の江別市で行われた「第1回野幌ベジタブルマラソン」に出場してきました。5kmから30kmまで複数の競技があり、エイド(俗に給水ポイント)で野菜が提供され、仮装OK,野菜をほうばりながらのんびり完走するもよしのユルいながらも、全国的に人気で広まりつつある大会です。

20141103_222940とはいえ、常に自分の限界に挑み続ける私は30kmを全力疾走。当初懸念された大荒れの天候にはなりませんでしたが、晴れたと思ったら強風が吹いて冷たい雨が舞う不安定な気象条件の中、5kmを6周走る周回コース。駅伝の予選会を勝手にイメージして一杯一杯となり、エイドに野菜が置いてあったことなど後で教えてもらって知りました。それでも、気温が低かったことも幸いして最低限の目標、フルマラソンの30km通過設定タイムの2時間18分台で完走できました。次の連休に行われる京都・福知山マラソンに向けて良いトレーニングです。

マラソンも疲れましたが、別の意味でもっと疲れたのは函館までの帰路。札幌⇔函館間の王道「中山峠」は行きと違って猛吹雪。山頂付近はしっかりと雪も積もり、事故車両や夏タイヤで身動き出来ない車にビビりながら、まだ慣れない雪道を長距離移動。夜遅く家路に着くころには首から足先まで全身筋肉痛となりました。比較的暖かい日が続くようですが、北海道は既に冬の入口。車での峠越えには十分気を付けましょう。

前置きが本題よりも長くなってしまいましたが、本日第3回の函館ハーフマラソン大会実行委員会が開催され、その中でこの会の名称を再来年のフルマラソンに備え、「函館マラソン大会実行委員会」に変更することが承認されました。さらに、来年のハーフマラソンはフルマラソン同時開催のプレ大会の位置づけで、6月最終週の日曜日、新コースで行うことも報告されました。

Dsc_1948たたき台を基に、準備部会で検討されたコース案の主な変更点は、①救護体制と定員増によるゴール後の混乱を避けるため、競技場内は周回せず最後の直線のみとすること、②これによる距離の減少分を当初宝来町のセイコーマート付近としていた第2折り返し地点を、青柳町電停手前とすること、③道路の舗装状況から競技場に向かう亀田川沿道を現状のハーフコースに準ずることなどです。

いよいよフルマラソン開催に向けた、本格的な準備が始まりました。

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2014年11月 1日 (土)

10年間変わらない数字

Keiba3「10年間変わらない数字がある」。昔、お気に入りのCMにこんなフレーズがありました。これは競馬で1番人気の馬が勝つ確率だそうです。これとは別に、ある競馬の本に、1番人気の馬の単勝を全レース同金額買い続けた時の年間収支(もちろんマイナス)も、毎年大体同じ額になることが書いてあったことを記憶しています。このケースについては、テラ銭(胴元の取り分)の率、すなわちルールが変わらなければ、未来永劫同じであろうことが分かる気がします。

本題は競馬の話ではありません。当ホテルにも10年間変わらない数字があります。一人のお客様が平均何泊するか。過去10年間、1.24泊もしくは1.25泊。四捨五入しているので、千分の一泊単位が微妙に上下している程度です。これは年間宿泊客数の多少(こちらは10%以上の範囲で上下)、外国人宿泊客の割合に関わらず、正に10年間変わらない数字です。

現実を知らない人が、宿泊するお客様の数の伸びは期待できなくとも、宿泊日数を伸ばせば良いのだという意見を言うのをよく耳にしますが、このデータからはそう簡単なことではないということが分かると思います。小手先の対応では百分の一泊を変動させることも容易ではないのです。ここを変えるとするなら、それこそルール、例えばシルバーウィークなるものを毎年作るようにしたり、国民がまとまった休日を取れる様な制度改革をしない限り、簡単なことではありません。

宿泊数を増やすには、宿泊日数を増やすより、泊まりに来るお客様を増やすことが肝心。これが10年間変わらない私の意見です。

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