« グルメサーカス開催中 | トップページ | 北海道新幹線開業まで1年半 »

2014年9月 8日 (月)

番狂わせ?

この週末、メディアを賑わせたのは全米オープンテニスでの錦織選手の大活躍。男子テニス4大大会で、戦後ベスト8に進出したのでさえ錦織本人を除けば松岡修造選手ただ一人だというのに、世界ランク1位のジョコビッチ選手を破っての決勝進出ですから、これはテニスの枠を超えて日本プロスポーツ界のビッグニュースです。

ベスト4進出も、ジョコビッチ撃破も衝撃でしたが、これが番狂わせかというとそうでもありません。大きな大会でベスト8を超える上位進出こそありませんでしたが、世界のトップ10と互角に渡り合えるようになり、実績を着実に積み上げてこその結果。試合前の記者会見でも「世界で勝てない相手はいない。」と言い切れるのは、正に勝者のメンタリティ。決勝も楽しみですが、残念ながら我が家のテレビで見ることはできません。

話題は錦織に独占されていますが、私の中では彼以上に魂を揺さぶられる日本人選手の戦いがありました。サッカー日本代表戦ではなく、この試合のためテレビ中継(録画)が深夜にまで及んだプロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチでの八重樫東選手です。チャンピオンの八重樫に対し、チャレンジャーは”ロマゴン”こと、ローマン・ゴンザレス。ボクシングファンなら知らない人はいない、この日までプロアマ129戦無敗、プロ通算39戦39勝33KOの生きる伝説です。今まで日本人のみならず、多くの世界チャンピオン達が余りの強さに対戦を拒んできたスーパーボクサーで、軽量級でなければ間違いなくアメリカの大会場を舞台にスター街道をのし上げっているはずです。

こんなスーパースターの試合を日本で見られるのはファンにとって幸福なこと。そしてそんな相手を挑戦者に選んだこと自体、どこかの3兄弟とは違うと称賛されていたのですが、試合は期待を超える壮絶なものでした。八重樫選手はロマゴン相手に何と打たれたら打ち返す戦いを挑みました。ボクシングマニアの私は、タイトル、ノンタイトル含め何度もロマゴンの試合の映像を見たことがあるのですが、こんな相手に打ち合ったら3ラウンド持たないというレベルの選手です。実際、パンチ力のみならず高い技術を持ち合わすロマゴン相手に打ち合いは劣勢。しかし、心折れることなく打ち返し、稀に好打をヒットして攻勢に転じるシーンに観衆は大歓声。私も気付けばテレビの前で立って応援していました。最後に力尽きましたが、観衆の拍手は鳴り止まず。日本人がKO負けした世界タイトルマッチでこんなシーンを見たのは初めてです。残念ながら番狂わせにはなりませんでしたが、年間最高試合間違いなしでしょう。

Dsc_1869さて、本題。この週末、スポーツでの最大のニュースはこの二つではなく次男の少年野球チーム。現在、行われている6年生最後の全市レベルの大会で、何とベスト4まで勝ち残りました。息子入団以来、大きな大会でベスト4まで残ったのは、先日優勝した1学年下の新人大会に次ぐもので、4年間で2度目、息子出場大会では初のことです。やはり優勝で得た自信というのは計り知れないもので、特にレギュラーの半数を占める5年生以下の子達には勝者のメンタリティが宿ってました。

2回戦で当たった近隣の強豪チーム。新人大会ではかろうじて抽選勝ちしたものの、息子の代では練習試合を含め1度も勝ったことのない相手です。親たちの多くはクジ運を嘆いていたようですが、子供達は違いました。特に5年生以下は上から目線。相手を強豪とは見ていなかったようです。試合は先制点こそ許したものの、ファインプレー続出でピンチを作らず、たまらず相手が小さなミスを重ね逆転勝ち。立場が完全に逆になった形です。これが番狂わせではなかった証拠に、準々決勝は貫禄のコールド勝ち。このチーム、春とは完全に別のチームになりました。こんなに強かったっけ。

道大会に繋がらないのが残念ですが、この先、万年優勝候補のチーム相手にもひょっとしたらと思うところです。楽しみが来週に繋がりました。息子は入団したころには想像すらしなかった、強豪少年団チームの選手として卒団することができそうです。

多くの人に読んで頂くため、参考になったらクリックして下さい。

↓↓↓

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村

« グルメサーカス開催中 | トップページ | 北海道新幹線開業まで1年半 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

函館のスポーツ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 番狂わせ?:

« グルメサーカス開催中 | トップページ | 北海道新幹線開業まで1年半 »