地方の逆襲?「bjリーグ」
bjリーグというプロのバスケットボールリーグをご存知でしょうか。プロのリーグといってもレバンガ北海道などが属するNBA(ナショナルバスケットボールリーグ)とは異なり、スポーツ紙などでも結果のみが小さく報道される程度で、全国区のものではありません。おそらく地元にチームが無い場所では、その存在すら知らない人の方が多いのではないでしょうか。私も存在こそ知ってはいましたが、野球でいう四国アイランドリーグのようなローカルリーグ、もしくはサッカーのJ3のような下部組織をイメージしていました。
昨日、そのbjリーグの代表の講演会に行ってきました。私のイメージは覆されました。
今から10年ほど前に設立されたリーグは現在21チーム。東西に分かれてリーグ戦を行っています。脱退の経緯から日本バスケットボール協会との関係が険悪だった時期もあったようですが、現在は正常化しNBLとの人的交流もあるとのこと。驚くべきは地方都市ほど人気が高く、試合会場に行列ができたり、収容人員を超える観客が集まることも珍しくないと言います。特に年に1度行われるオールスター戦は人気が高く、一昨年はさいたまアリーナが14000人を越える観客で満員になったほどです。
その秘訣は地域密着の様々な仕掛け。選手は全国的には無名でも地域ではスーパースターだといいます。チームは地域の誇りとなり、老若男女が勝敗に一喜一憂、バスケットボールが「観るスポーツから、語るスポーツへ」変貌するとのこと。今シーズンからお隣青森でも新チームがリーグ参戦。試合を重ねるごとに観客数も増え、プロバスケットボーラーを目指す子供が増えるなど、街のムードが明らかに変わってきているそうです。
特筆すべきは参加チームの7割が純黒字(ビッグオーナー等からの補填金が無くても黒字)とのこと。これは世界の様々なプロスポーツリーグでも大変珍しいことだそうです。もちろん、そのためにはここでは書ききれない、様々な工夫と努力あってのことですが。
このbjリーグ、新たに下部組織としてチャレンジリーグ設立の動きがあり、その北海道リーグの拠点のひとつとして函館も上がっていることが、このたび講演会が行われた主旨でもあるようです。チャレンジリーグとは言わず、すぐにでもチームを設立してbjリーグに参戦することは可能かと、思わず質問してしまいました。スポーツを通じての街の活性化は、私の理想とするところでもあります。未知の世界へ足を踏み入れることになるかもしれません。
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