投資のタイミング
近年稀に見る好調だった函館の観光業界は夏場の勢いを未だ継続し、株式市場も年初来の高値で年末を迎えることとなりました。何とも来年に期待が持てそうな年の瀬ですが、そんなに甘くはないであろうことは前にも記しました。
とはいえ、約2年後には当地に新幹線がやってきます。こちらもだまっていても千客万来など甘い考えは持っておらず、このチャンスをしっかりとものにするためには準備を怠ってはなりません。地域としても、業界としても、そして当社としても。そんな訳で、当ホテルでは新幹線開業後の集客を睨んで、3年振りに大規模な客室の改装を伴う設備投資を考えているのですが、そのタイミングを何時にするか頭を悩ませているところです(写真は建設中の”新函館駅”)。
3年振りといっても、当初から2段階で行うことを考えておりました。3年前の投資がうまくいっているので既に構想は固まっています。初めは消費税増税前、来年早々にも取り掛かろうと思っていましたが、多くの人達とともに増税前の”駆け込み投資”が正解かどうか。様々な資材が値上がりしていると同時に、業者も多忙で人手不足。むしろ増税後に様々な需要が落ちたところで設備投資を行った方が、意外と安くあがるのではと考えたりもしたりして。
一方で不安は金利動向。好景気でというより、ジャブジャブの金融緩和政策がいつまでも持つことは無い、すなわちどこかで国債相場がコントロールの範疇を超えてしまう可能性があると考えており、ならば少しでも早く固定金利で借入をした方が良いのかとも考えもあります。来年はどこかで久々にトリプル安という活字が新聞紙上に載るのではないかと思っている次第です。
環境が良くても悪くても経営者の不安は尽きません。そんなこんなで年を越します。来年は次の波動のための準備の1年です。
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