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2013年12月11日 (水)

どうなる来年?~函館観光の近未来~

7今年の函館観光業界は、近年稀に見る好調な1年でした。しかし、これはある程度予測できていたことで、昨年のちょうど今頃、このブログでも想定しておりました。函館市では新幹線開業前年の再来年、北陸新幹線開業の影響もあって一時的に落ち込むものの、北海道新幹線開業で一気に観光客入込数500万人台という比較的楽観的な見通しを立てているようですが、果たしてどうでしょう。

答えは相当な確率でNOだと思っています。まず、今年は好材料に恵まれ過ぎました。何度も記していますが、GLAYの凱旋ライブに函館競馬開催延長の特需を筆頭に、台湾線直行便の就航と高速道の大沼延伸は、JR北海道のトラブルのマイナスを埋めて余りあるものでした。来年はこのうち今年の夏場の盛況を支えたツートップが確実に消滅します。この分を埋めることは難しいことは、函館の観光業に携わるものなら容易に想像がつくことでしょう。

さらには来年4月の消費税増税。景況感に影響が出ないはずはありません。3%って大きいですよ。株式市場は私が考えていたよりも値持ち良く推移していますが、これは日米共に問題を先送りし、現状を取り繕う為の過度な金融緩和の賜物です。これ以上の円安は景気に逆効果も与えかねず、仮に投機資金が先物主導で指数を持ち上げても、そう遠くないうちに大きな反動が出ることでしょう。詳しく述べませんが内容が伴わない今の相場は限りなく赤に近い黄信号が点っています。

足元が良いと、すべてのことに楽観的になってしまいますが、市場の混乱や自然災害、世界情勢の変化など、何がきっかけで流れが変わるかわかりません。今はそのようなリスクに対する許容度が極端に低くなっているんだと思います。

来年度、観光客の入込数は場合によっては2桁の落込みになるかもしれないと思っています。落込みが軽微で済むとしたら、世の中大きな変化が起こらず、外国人観光客が今年以上に訪れてくれるケースですが、これについても函館を訪れる外国人観光客の75%が台湾人というのは明らかに異常です。ブームがピークに達しているとみて良いでしょう。何度も経験していますが、外国人観光客は水ものです。直行便就航で期待されていた韓国人観光客は、今や交流のある周辺国でもっとも少ない入込となっています。様々な地域で起きたことですが、アジア系外国人の極端な嗜好変化には常に注意を払わなければなりません。極度の依存は危険です。

こんな予想など外れてくれた方が良いのですが、厳しい来年度、もっと厳しい再来年が来ることを覚悟しつつ、その先に向けた投資をどのタイミングで行うか慎重に考えているところです。

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コメント

初めまして、hirottiです。兵庫県在住です。
いつも楽しく記事を拝見していますし、私の方も年に2回程度、毎年北海道へ旅行に行っています。(今年は行けませんでしたが)
実は、先日伊勢の方へいきものがかりのコンサートを観に行きました。昨年、沖縄へ一人旅へ行った時、飛行機内のオーディオ放送で新曲を聞いた事をきっかけに興味を持ち、宮城で見たコンサートに感激し、その後ファンクラブにも入会しました。
確かにコンサートそのものは素晴らしかったのですが、宿の手配や食事には大変苦労しました。神宮式年遷宮の関係もあり、かなり前から市内やその周辺にホテルの空室は無く、結局見つけたのは会場からかなり離れた津駅前のホテルでした。
さらに、コンサートが終わり、バスと電車を乗り継ぎホテルに戻り、名物を食べたく飲食店を探しましたが、開いているのはコンビニとチェーン店の居酒屋しか見当たらず・・・・。仕方なくチェーン店系のラーメン屋でチャーハンを食べましたが、これではコンサートの感動や余韻も半減どころか台無しです。まさか、県庁所在地の街でこのような事を経験するとは思わず、地方都市の駅前の衰退を感じました。
コンサート等、地方で大きなイベントをするのは素晴らしい事ですが、他のイベントとの絡みや遠方から来るファンの事も考えてほしいと感じました。

貴方は相変わらず論理の組み立て方がおかしい。観光庁の訪日外国人消費動向調査は確認されたのか?
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/syouhityousa.html

台湾人の動向として、一見さんは目立って多いわけではないが、リピート回数が他国と比べても安定して多いことが数字から見て取れる。回数を重ねても飽きるということがない。長期的対策を講じるべき重要顧客であるということだ。この傾向はどの年度でもそれほど大きく動いていない。

函館の上期の台湾人客は9.9万人とのことだが、定期便開設の効果を考えれば決して不自然な数字ではない。もちろん単純に持続できる数字ではないが、突然いなくなると考えるのはそれ以上に無理がある。
台湾人は満足傾向が強いことも数字に出ているのだから、きちんともてなして満足していただけば、高い確度でまた来てくれることは確実である。稼げるときに稼ぐ方法を考えるほうがより建設的であろう。少なくとも「Gray客のリピート」などという根拠のない楽観に期待するよりはましだ。

感覚で物を語っては危ないということをそろそろ肝に銘じて頂きたい。正しい分析ができなければ正しい目標設定もできないのだから。

こんにちは。

根拠の無いGLAY(名無しさん、Grayではありません。GLAYです)ファンのリピートより台湾客ですか…
先日函館に行った時、夜景を見に行ったら、台湾人の団体客の多さにビックリしました。ここは日本なのか?と疑る位に。静かに夜景を堪能したかったんですが、国民性の違いから、ちょっと相容れない部分もあり、静かに過ごす事は難しかったです。
GLAYファンも、ちゃんとリピートしてますよ。確実に増えてると思います。
先日私が函館に行った時も、空港や機内、街なかでも何人もGLAYファンを見かけました。小さい数字かもしれませんが、GLAYファンにとって函館は特別であり大切な場所です。みんなそれぞれのスタンスで函館に行って楽しんでいて、少しでも函館に貢献出来たら嬉しいという気持ちでいると思います。

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