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2013年11月15日 (金)

アフィリエイト広告の報酬は誰が払う?

”特需”要因とプチバブル的好景気の影響で、近年稀に見る好調が続く函館の宿泊業界ですが、一方で複数の諸制度の変更が、業界全体の暗雲として持ち上がっています。そのうちひとつが、大手ネット旅行エージェントによるアフィリエイト広告の報酬転嫁です。

Rakuten_2先日、「楽天トラベル」による説明会が当地であり、多くの管内施設の参加がありました。楽天トラベルは当業界において「じゃらんネット」と並ぶ2大ネットエージェントで、この2社によるネット予約のシェアは全体の7割を越えているものと思われます。誤解の無いように言えば、「楽天トラベル」は大変秀逸な予約サイトで、特に我々のような中小宿泊施設の集客手段には切り離すことが出来ないほど役立っており、大切なビジネスパートナーでもあります。

この度の説明会の最大の論点は、楽天”市場”のアフィリエイト広告がきっかけとなって自ホテルの予約に繋がった場合、その成功報酬とシステム経費1.3%を手数料に上乗せして支払ってほしいというものです。アフィリエイト広告とは、自社サイトへの誘導を促すためのバナー広告的なもので、ブログなどで記事とは全く関係のない(あるいは関係あってもブロガーとは関連性のない)バナー広告が貼り付けられていることがありますが、そのようなものをイメージして下さい。楽天などの有力媒体サイトでは、個人のブログなどに掲出枠をもらう代わりに、その広告を通じて商品の購入があった場合、数%の成功報酬を支払っています。

納得がいかないのは、自らの施設の広告でも、百歩譲って「楽天トラベル」の広告でもない、全く異なるジャンルの楽天市場誘導のアフィリエイトをクリックした人が、別の機会に自らの施設を予約しても、超過手数料(成功報酬)を支払わなければならないことです。例えば、ある人が洋服を扱うアフィリエイト広告をクリックし、閲覧のみで何も購入せず、1週間後に出張の予定が入って、楽天トラベル経由で当ホテルに予約を入れて宿泊した場合、アフィリエイトの成功報酬とシステム使用料1.3%を上乗せして支払わなければならないのです。

現在、このようなケースでアフィリエイト経由の予約とカウントされるのは全予約の20%相当ということです。計算上、月間100万円の楽天経由の売上げがある場合でも、上乗せ手数料は2000円程度ということで理解を求められましたが、急激に増殖中のアフィリエイト広告、自らも意図せぬままクリックしてしまうこともある昨今、この比率が増えることは間違いないでしょう。さらに、こんなことを業界が簡単に受入れてしまっては、他社や様々な分野のコストも負担せざるを得なくなる前例を作ることになり、さらには手数料の値上げなどにも極めて弱い立場となってしまいます。

楽天市場のアフィリエイト広告というのは、あくまで楽天市場の販売促進に当たるもので、それを希望しない商品提供者が報酬を支払うというのは筋が違うと思います。圧倒的なシェアを持ち、業界に対して優位な立場となったことでこのようなものを押し付けるのは、法的にも問題があると感じられ、当然意見もさせてもらいましたが、業界としても全国的な組織で毅然とした態度で拒否の姿勢をみせるものと思います。

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