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2013年10月19日 (土)

日本の市民マラソン事情

Marason42015年度のフルマラソン大会創設に向け、我々は”水面下”で粛々と作業を進めています。現在は最終的なコース案の詰めのため、細部にわたって調整を行っているところです。予想はしておりましたが、色々と障壁はあるもので、いざ大会創設が現実的になってくると「これからフルの大会が増加するのに本当にやっていけるのか」とか、「ハーフの国際化を目指した方がよいのではないか」など、多くはないものの心配や反論の声も聞こえてきます。正直、意外なところに既得権的なものがあったりして驚いたりもしています。でも、大丈夫です。

確かに近年、ランニングブームと相まって全国的にフルマラソンの大規模な大会は増えています。きっかけは東京マラソンの成功で、次いで大阪、神戸、京都などの大都市が計画され、熊本や奈良などの地方都市へも波及していきました。かなりの経済効果が見込めるのですから必然ともいえます。しかし、フルマラソン創設の動きはどういう訳か西日本中心。”平成の大合併”の時もそうでしたが、難題ではあってもメリットのあることに積極的に動くのは西日本の自治体です。気質の問題なのか、特に北海道東北は”函館圏を除いて”、新しいものへの取組みが鈍いと感じられます。

ちなみに過去10年間、北海道・東北において、一定規模のフルマラソン大会が創設されたのは福島県における2件だけ(記録会的なものやウルトラマラソン、リレーマラソンは除く)。このうち大規模大会は復興大会として成功しているいわきサンシャインマラソンのみで、現在計画されているのも函館だけです。定員1000名以上を基準として北海道・東北には9つのフルマラソン大会がありますが、都市型といえるのも北海道マラソンだけ。一方、ハーフの大会は一定規模に絞っても40ほどの大会があり、この10年以内に新設された大会も6つ(旭川、北見、帯広、山形、酒田、天童)あります。小規模大会も含めれば、ハーフマラソン大会の新設はこの何倍にも上るものと思います。競争が厳しくなるのはむしろハーフの方で、創設そのものが難しいフル、しかも都市型の大会は、こと北日本において圧倒的な競争力を持つはずです。

一方、マラソンブームの中、消え行く大会もあります。これは昨年限りで廃止となった「札幌国際ハーフマラソン」や「東京国際女子マラソン」といったエリート選手のみが争う大会で、経費や手間のわりに経済的な効果が見込めないとの理由です。事実、札幌国際ハーフマラソンの廃止理由には、「運営収支とハーフマラソンのスポーツコンテンツとしての将来性に問題がある」と主催者側から発表されています。市民マラソンブームもあって、トップランナーのみの大会が、廃止されたり市民マラソンに組み込まれたりしているのが現状ですが、この動きを日本陸上界のトップの一部が快く思っていない節があり、特に市民参加型フルマラソン大会の新設には難色を示しているようです。

底辺の拡大が陸上界の発展にも繋がるわけですから、何を言っているのという感じですが、いろんな事情があるようです。我々としては、そのような事情も汲み取り、ハーフ、フルの同時開催はもちろんのこと、ハーフにおいてはよりアップダウンの少ない高速コースにして、今以上にトップ選手がエントリーしやすいように、一方フルはより多くのランナーが楽しめるとともに極力経費を抑えるべく、開催時期とともにコースの微調整を行っているところです。

今後、開催が決定、もしくは計画されている主要なフルマラソンの大会は横浜、静岡、富山、黒部、金沢、姫路、岡山、北九州、福岡です。その中、北に”光一点”。競争力において函館が劣ることはありません。

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