地球温暖化の怪
先週と今週の月曜日、北海道新聞夕刊に大変興味深い記事が2回に渡って連載されていました。国連の調査機関が主張する地球温暖化に対して疑問を呈する研究者の声です。以前に1度このブログの中で、地球温暖化論に懐疑的な素人の私の考えを記したことがあります。気温変動というのはCO2に関係なく短・中・長期的な周期性があるもので、たまたまこの100年余り、さらには20年程、中・短期的な気温上昇サイクルにあったのではないかと。事実、縄文時代、遺跡群の多い函館近郊は今よりはるかに気温が高かったと言われているし、地球は氷河期と間氷期(温暖期)が繰り返されていることが知られています。
確かに産業革命後の19世紀後半から1990年代にかけて地球の気温は上昇傾向にあり、特に20世紀後半の上昇ピッチが早いことから、これは人為的活動によるCO2の増加が主要因であると結論づけたのが地球温暖化論の根本です。この説は、氷河融解などの衝撃的な映像でヒットした元副大統領アル・ゴア主演のドキュメンタリー映画「不都合な真実」によって世論の支持を得ることになりました。この現在では事実誤認や誇張が問題となっている映像をもとに、未だ地球が温暖化の過程にあるものと報道され、様々なプロジェクトが進んでいるのが我が国です。
連載記事の専門家のデータには説得力があります。地球温暖化が常識であるかのように政治家や多くの知識人によって語られ、メディアで報道されていきたこの十数年、実は地球の平均気温は横ばい、もしくは低下に転じているのが事実です。昨年、温暖化によって北極の氷が融けたため北極海の海洋開発進められている旨のニュースが流れましたが、その北極の氷が前年比60%も増えていることはあまり報じられていません。同様に南極の海氷の総量が観測史上最高になりつつあることも。
近年の異常気象が地球温暖化の影響であるがごとく未だ報道番組で報じられていますが、この連載記事の中では地球が寒冷化に向かう過程で起きていることだという仮説が分かりやすく書かれています。また、今回初めて知りましたが、この地球温暖化を提唱している国連の調査機関の幹部が「曖昧な部分は出来るだけ隠し、危険な話だけメディアに流させるのが肝心」と語ったのは有名な話だそうです。”危険”を”安全”に替えると、原発推進派が使いそうにも思えます。地球温暖化が世界的な原発推進派の陰謀説であるという極論も、笑い話には聞こえません。
前述の地球温暖化を否定する研究者の一人は、これからの地球は気温の振れ幅が大きくなり、すなわち暑い夏と寒い冬の出現が増加し、徐々に寒冷化に向かうとの予測を立てています。
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