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2012年12月14日 (金)

来年(2013)の話

55昨日、久々に近況の観光動向について新聞社の取材を受けました。このところ発表される観光関連の数字が対前年を上回り、函館観光業界の好調を伝える評価が多いのですが、実のところはどうなのか聞きたかったようです。

ひと月前にも書きましたが、実感として決して良いとは思ってません。当ホテルでは11月の入込は前年を大きく下回りました。もっともこれは昨年同月に特需的な要素があり、全体が下回る中大幅に増加した分母の要因によるものですが、それを加味しなくても比較的好調と感じたのは9月までで、特に10月下旬ころから、予約も含め急速に冷え込んできた様相でした。

全体が良いのは、前年11月が芳しくなかったのと、低価格の旅行商品が蔓延しているからではないでしょうか。あくまで私の予想ですが、アジア圏観光客の依存度が高かった大型館が、このところの外交問題で中国・韓国人観光客が激減したため、オフ期入りと同時に低価格で国内の集客を図ったのではと思っています。事実、旅行代理店の依存度が高くない身近な同業は当ホテルと似たような体感のようですし、好調の表現の割にはネットエージェントでの販売価格の低下が再燃しています。

ところで、実感ではやや陰りの見える函館観光、来年はいったいどうなるのでしょうか。昨年予想した今年の動向は概ね想定に近かったのですが、当たるも八卦、いや五卦くらいを前提に、私見を述べたいと思います。結論から言えば、今後全体的に一時的な陰りが見えることがあっても、来年は比較的堅調に推移するのではないかと見ています。

来年の函館の観光を取り巻く環境は決して悪くはありません。まず、函館最大の集客”コンベンション”、中央競馬が札幌競馬場改修のため今年の2倍、昨年までと比較しても1.5倍の開催期間となります。また、夏場にはおそらく来年の函館のトップニュースとなるであろうGLAY野外ライブが予定されており、この時市内は20年前のJC全国大会以来の活況を呈するのではないかと思われます。年後半においても、観光業界への直接的な効果はもっと調べてみなければ安易なことはいえませんが、2014年の消費税引き上げ前の駆け込み需要で一時的に景況感が良くなり、観光業界にもプラスに働くのではないかと考えています。

ただ、新幹線開業までの3年間で良いのは来年のみ。その後の2年間は相当な落込みを覚悟しています。2段階にわたる消費税引き上げに、”ライバル”北陸新幹線の開業、更には当地新幹線開業前の”行き控え”などが発生し、リーマンショック後に匹敵あるいはそれを下回る低迷期が訪れるのではないかと考えています。その時期を耐え忍ぶため、来年はしっかり溜め込み(出来れば良いが)、その先を考えた経営計画を立てなければならないと肝に銘じています。

こんなことを考えていても、またいつ天災が降りかかってくるかわかりません。この業界、常に一寸先は闇と思ってなければなりません。

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